★ばりばり通信★バリBAGUSらいふ

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2002.6.30 人情長屋



人情長屋の朝は早い。(というか早すぎ!)どこかの部屋から目覚まし時計の音が聞こえる。時計を見るとまだ5時じゃないか!!次にラジオががんがんかけられる。なんともいえないインドネシアの音楽が長屋中に響きわかる。おいおい、誰も文句いわないのかよーと思いながら、なんとか再び眠りにつこうとする。うとうとしかけると、子供をあやすお父さんの歌声。ジュージュー、おっと、お母さんが料理をはじめたよー。なんと朝から、なんか油で揚げてるよ、と、こんな風に、生活がまるみえ、というか、まる聞こえなのであるよ。時期によっては、真夜中といってもいい早朝に、誰かがシャワーを浴びる音が聞こえ、そのあとにイスラム教のお祈りの声が加わり、日曜日には、近くの教会から賛美歌が聞こえる。私は寝たいんだ。起きなくてはならない時間まであと、3時間はある。なんとしても眠らなければ・・・・おいおい、誰かがバイク、のエンジンをかけ始めたよーと思ったら、今度は子供が泣き始めたー!!!もうだめだ、眠れない。こんな調子で、長屋の朝が始まる。これでもかーという、この音の洪水に、私は耐えながら朝を迎える。ここに来てから、おーっよく寝たーってさわやかに起きることがなくなってしまった。今はなくなったが、住みはじめた頃、住人とその友達とが、夜中の12時をまわっても、ギターを弾きながら歌っているってこともよくあった。(歌声喫茶ならず、歌声長屋か??)最初は、この睡眠妨害の音に怒りっぱなしだったが、周りの人がたいして文句を言ってる様子がないところをみると、インドネシアでは、これはこれでいいのか?と納得させられてしまう。
人がまだ寝ているかもしれない、とかいう気遣いはないのか?それとも朝寝坊の私がいけないのか?と反省モードにすらなってしまう。私がシャワーを浴びて出かける時間に外に出ると、そこには、朝に洗ったのであろう洗濯物のアーチが・・・。朝の涼しいうちに出来ることを済ませて、暑い時間に昼寝をする、それがここの主婦の生活スタイルのようである。まあ、このへんはどこも一緒かもね。それにしても、みんなマイペースすぎないか??やはり??マークがいっぱいな私なのである。



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