★ばりばり通信★バリBAGUSらいふ

★ばりばり通信★バリBAGUSらいふ

2002.8.31 バリの免許事情


は、バリでは、車も乗るし、バイクも乗る。最近は、カオスなデンパサールの市場までも一人でいけるようになった。これはとても大きな進歩。でもね、帰ってくると、ぐたーっとするくらい疲れる。かなり緊張して運転してるのがわかる。バリの道路は、無謀な死に急ぐドライバーであふれている。死にたいとしか思えない運転。

だいたいインドネシアでは、免許は取るものではなく、買うものといわれている。私の免許は、観光客用の免許で1ヶ月更新。日本では、車の免許をとると原付には乗れるが、私の乗ってるバイクは110CCなので、別に免許を取らなければならないはずで、私にはその免許はない。こちらでそのバイクに乗ることにして、警察に行き、免許を取得しようとしたとき、原則としては、自国の免許を持っていることというのがあるが、自国の免許を見せろなどとは、ひとことも言われなかった。用紙に名前や生年月日などの必要事項を記入させられ、写真をとられ、10万ルピアくらい払っただろうか、30分以内にバリ島内有効の免許が発行されたのである。いとも簡単。車の免許も同様。笑えたのが、写真を取る際のこと。壁には、確かに「きちっとした服装で」みたいなことが書かれていたが、その時私はタンクトップを着ていた。このタンクトップがいけなかったらしく、写真撮影の際、警察官に手渡されたアロハシャツを着て写真をとるはめになった。きちっとした服装っていうのは、アロハシャツでいいのか?
??要は露出度の問題だったのだろう。素直にアロハシャツを着て写真を取られた私。国によって、きちんとの感覚も違うのだーと実感した出来事であった。

初回は確か10万ルピアで、次回の更新からは8万ルピアと、友達から聞いていたのに、2回目も警察官は10万ルピアを要求してきた。一緒に行った男友達の妻ということで、値切らせて8万ルピアに。なんだー、値切れるんだーと、いい気になり、3回目は車の免許とあわせて15万ルピアにしろと言ったら、OKだった。ほんとはいくらなんだ???と頭の中の?は膨らむ一方だったが、その次に行ったときに、さらに安くしろーといっても、それ以上は無理だった。だめもとで、いく度に、安くしろーと言ってみるが、それ以上は安くしてくれない。まあ、こんなところなんだろうと納得する。

それが先日、更新に行くと、1枚の免許が10万ルピアだというじゃないか!なぜだー!!とでかい態度で挑むと、コンピューターを導入した、というのがその理由だった。そう、その前までは、昔のかちゃかちゃタイプライターで書かれた免許証だったんだよね。タイプライターを使っていることでも、もうイメージが湧くかもしれないが、免許を更新にいくところの警察は、そりゃもう、タイムスリップしたようなくらい古いんだ。そうだ、あれは、「24の瞳」の中に出てくる学校を思わせるなー。うむうむ。デジカメで取りたかったが、なんだか不謹慎な気がして取らなかった。今度行くとき挑戦してみようか?

学校みたいだっていったのには、もうひとつ理由がある。先日行ったとき、いつもの警察官たちがジャージ姿だったり、Tシャツ姿だったりしたので、なんで今日は制服を着てないの?とたずねると、スポーツデーだから、という答えが返ってきた。なんだか学校みたいな警察。日本もこうなんだっけ???

こうして毎月免許を取りに行かないと、例のおねだり系の警察に捕まったりしたとき、また面倒だから、必ずこの更新は忘れない。毎月行ってかれこれ1年のお付き合いになるというのに、ここの警察官は全然フレンドリーじゃないんだよね。ここでは街の中の物売りたちが言う、「ともだちプライス」というのは通用しないようだ。そりゃそうか。


© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: