楽天広場を飛び出す5つの理由
理由1 アクセスが少ない
皆さんの楽天広場のホームページへのアクセス数はどれくらいでしょうか?1日100あれば良いほう。中には1000くらい集めるサイトがあるかも知れませんが、僕の楽天外のホームページは合計で1日数万の単位。もちろん世の中には個人で運営しているもっとすごいサイトがうじゃうじゃあります。でも楽天広場へのアクセスはそれほど伸びようがありません。
それもそのはず。実は楽天広場には外部からの訪問者があまりないのです。ですからアフィリエイトの場合だと、楽天広場のメンバーを主な対象として物を売るしかないのです。これでは最初から潜在的な購読者数は限られていますし、どちらかと言えば衝動買いしてもらえる、日用品やお菓子、食材など、単価の低いものを中心に並べるしかありません。
外部からの訪問者が少ない理由は、楽天広場ではきちんとしたSEO対策をしたページが作りにくいこともありますが、検索エンジンの問題です。現在WEBを探して訪問する人の8割は検索エンジン経由と言われています。
では代表的検索エンジンのGoogleの特長を見てみましょう。Googleでは検索結果に同じドメインのページは二つまでしか表示してもらえません。例えば「チーズケーキ」で検索をかけた人がいたとしましょう。
http://plaza.rakuten.co.jpからはじまるサイトにたとえ千ページのチーズケーキ販売コーナーがあったとしても、Googleの検索結果にはたった2ページしか表示されないのです。つまり、楽天広場のユーザーは、楽天広場の中で勝ち抜いて上位2位に入り、さらに外部のショップと競争する、ということになります。
このような状態ですから、「アフィリエイトでちょっとお小遣い」程度ならともかく、それ以上を目指すのは楽天広場ではほとんど無理。「もう少しまとまった収入を!」と考える人は楽天市場から外に出なくてはいけません。
理由2 楽天以外の広告が出せない
これは楽天広場に限らず多くの無料サービスに共通していますが、自社で提供する広告以外は掲載できない、というものです。楽天広場では以前はTrafficGateという広告代理店経由の広告は掲載が許されていましたが、これも今後は掲載が不可になります。
こうなると楽天アフィリエイトを通した、楽天関係の広告を掲載する以外に手段はなくなりますし、それはほとんどの人にとって、楽天広場でのアフィリエイトでは現金報酬を受け取る手段が閉ざされることを意味します。
また世の中にはアマゾンを始め、人気の高い企業のアフィリエイトや、クレジットカードなど、報酬の高いアフィリエイトも存在します。でも楽天広場では、そうした魅力的な広告を掲載することが認められていないのです。
理由3 ページレイアウトが自由にできない
楽天広場は「気楽に始められる」サービスです。最近テンプレートが増やされ、自由度が高くなったとは言え、表示されるものや順序を100%自分でコントロールすることはできません。
ということは、検索エンジン対策などにも影響を及ぼします。自分のサイトで作るホームページなら、ページのタイトルやキーワードを自由に設定できますが、楽天広場ではそのような調整はできないのです。
アフィリエイトには見た目のページの出来具合以上に、検索エンジン対策ができるかどうかの方が重要である場合が多いのです。
理由4 集客が独特
楽天広場にいる人は、楽天広場内で簡単に日記リンクなどができてしまいますから、楽天広場の外からリンクしてもらったりとかの努力が不足がちです。「ランダム」なんていうほかでは滅多にお目にかかれない機能も付いていますし、「自分から他の人のページを訪問して足跡を残す」という手段が自分のページへの有効な集客方法とされています。
これでは自動巡回ソフトのようなインチキが現れるはずですし、例えそうしたところでトータルの訪問者は限られます。
またこの手は楽天広場の外部では使えません。ページを開いただけで、自分のページを相手に残せる、という手段は外部ではありませんから。
理由5 Javascriptなどが使えない
別にJavascriptがどうしても必要、というわけではないですが、例えばアクセスの解析をしたい、と思うとこれは致命的になります。多くのアクセス解析ソフトはJavascriptを使って起動される仕組みになっているからです。
もちろんさらに凝ったCGI、PHP、SSIを使ったページ、IFRAMEを使って他のページを読み込んだり、あるいはフォームを置いたりもできません。
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