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『三つの財団(Tre Stiftelser)』
の高齢者住宅は、外観がみんなそれぞれ違っています。...何せホラ、01月23日にも書いたように、 18・19世紀頃
から歴史のある財団だから。...って、今、改めて気づいたけど、
江戸時代
じゃん!
外観は作られた時代を反映しています。
内部は、いろいろできるわけで、
とりわけ 色彩
に
この財団の職員とかは注目しています。
ひとつの 色が
、利用者の方々に、
どのように解釈されるか
、ということで、
中でも、 認知症の視点
を 重視
しているとのことです。
なんでかっていうと、認知症の方はその 症状
として、
いちばん 環境を理解しにくい
わけですし、 視界や視野も狭まってしまう
からです。
たとえば、新築のグループホームでは、 基調は落ち着いた色
で、
壁紙も 模様がゴチャゴチャしていないもの
を選んだそうです。
また 床とドアの 境界
をハッキリ
つけて、 ドアの色は くっきり
、
「これがドアだ」って分かるようにしています。
共有スペースの 家具は古いものと新しいものをミックス
、
素材や色、 イスの高さ
にも気をつけて、
利用者さんが くつろげる工夫
を重ねているそうです。
照明
についても同様ですが、
説明をしてくださった あん-ぶりっどさん
は
「もっと明るい光が必要だけれども、
今はまだ十分ではないことがわかっている」
とおっしゃいます。
明るさについては、スタッフさんと利用者さんの間で摩擦が生じる
ことも話してくださいました。
スタッフさんはやや暗いのを好む
のですが、 利用者さんは明るくする
のだそうです。
好みとかそれ以前
に、
利用者さんは明るくしないと、よく見えないのだけれども
、
認知症の症状のせいで、 「なぜ明るくするのか」 説明できない
わけです
。
これ、ほんと、知らなかったのですが、
ただ明るいんじゃダメ
で、
蛍光灯のような 白っぽい光、目にまぶしい光
、そういう光だと
転倒事故が増える
ということもお話ししてくださいました。
こういう、細かいけど大切なことって、
やっぱりあるんだなあ。
枝葉末節(しようまっせつ)っていう言葉があるけど、
で、この言葉って「取るに足らない」って意味で使われてるけどさ、
日常とか生活
ってのは、
枝葉末節・取るに足らないことの積み重ね
なんだよなあ
だから 「取るに足らないこと」って
実は大切だよなあ
とか、
人間のおとうさん
は感じ入ったのでした。
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