Atelier Casablanca -ダンスドレスの部屋-

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2008.07.02
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スタンダードでの男性の重要性は言うまでもないですが、ここ10年来、ラテンでもリーダーである男性が優秀なダンサーである場合に成績が伸びているカップルが多いような気がします。

マリア・ツァプタシヴィリ はロシアの才能あるラテンダンサーで、200度ぐらい開脚する美しくて強い脚のラインや柔軟な背中が作り出すダンスは大変素晴らしいです。
彼女は数年前までロシアのトップダンサーであるデニス・クズネツォフと組んでロシアのチャンピオンとなり、世界選手権でもファイナルに入賞していた実力派です。

こちら で2004年の 世界選手権で踊られた素晴らしいサンバのソロ をご覧いただくことができます。(彼らの後に、現在プロとして活躍中のストッケブロー、マウリツィオ、フランコ、カツェフマンが続き、最後に既に引退したコングスダールが続きます)

また、2006年のヨーロッパ選手権のときの ルンバ ジャイブ の映像もリンクしました。


このマリアですが、その後デニスとカップルを解消し、現在はウラジーミル・カルポフというダンサーと組んでいますが、明らかに格が違いすぎるのです・・・。
ジャイブ ルンバ の映像をご覧いただくとご理解いただけると思います。ルンバでは彼女がほぼ一人で踊っていてカルポフは立ているだけ・・・
ダンサーの宝庫であるロシアなのに、世界ファイナリストであるマリアになぜもっと素晴らしいリーダーがいないのかは謎です。
彼らは先日私が住む街で開催されたIDSFインターナショナルオープンにも出場していましたが、いろいろな人が「パートナーがかわいそう過ぎる!」とコメントしていました。(準決勝で敗退)


現在のラテンダンスにおける男性の重要性はマイケル・ウェンティンクが確立したと言われていますが、やはりジャッジは男性の踊りを中心に見ていることが多いようですね。
確かに2004年に世界チャンピオンになったフランコとO.ニキフォロヴァの踊りを見ていると、フランコはファイナリストの中で一番素晴らしいですが、当時のニキフォロヴァはスピードもしなやかさも今ひとつ。ファイナルの女性陣の中では技術的にはもっとも未熟で、ただただ美人でスタイルが良いだけ・・・という印象を受けます。

いろいろなラテンカップルの練習風景を見ていると、女性が上手なことが多いのになぜか男性が女性の踊りに文句ばかり言っている姿が見られますが、女性にけちをつけるならまず自分のベーシックを磨いたほうが良いのでは・・・と思ってしまいます。

↓実力派ダンサーマリア。赤のトゥインクル素材のスカートのドレスも素敵ですね!長身の彼女に良く似合います。





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Last updated  2008.07.02 05:14:10
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