足音


足音を聞きました

誰だろう と思い

立ち止まりました

振り返れば
もの悲しい道が続くばかり


空を・・・
そっと仰ぎました

そこには無数の星達が
じっと
私を見つめていました

あぁ・・・
あの足音は
アナタだったんですね

同じ空を見て
同じ地を踏み
同じ星に見守られている

アナタの足音だったんですね

距離はどれくらい離れているのかわからない
顔も見えないところにいるアナタの足音が

空を通じて・・・
地を通じて・・・
星を通じて・・・

私のもとへ伝わってきました
すると
暗い道も
悲しい道も
怖くなくなりました

アナタと一緒に歩いている気持ちになったから・・・・



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