☆乙女心にずきん☆

5日目







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* ★5日目★




午前中はバルセロナ半日観光。
のんびり朝食なんて食べていたら遅刻しそうになり、慌てて集合場所に向かう。
さすが日本人は時間に正確だわね。5分遅れで到着したアタクシ達は一番最後のメンバーだったわ。
今日のガイドさんは「日本語がとても上手」と聞いていたスペイン人、ザビちゃん。
実際のところ結構聞き取りにくい日本語でいろいろと説明してくれる。

バルセロナはヨーロッパ一の港なんだとか。
今までに見たこともないほど大きな客船、大昔の万博のときに建てられた塔(コロンブス記念塔)があり、小高い山(モンジュイックの丘)を登るとバルセロナの市街地や地中海が一望できる。
途中には立派なオリンピックスタジアムやら、それよりもさらに大きいサッカースタジアム、オリンピックの時にマラソンの谷口選手が「コケちゃった」場所なんかも見られるのよ。

グエル公園、奇天烈なデザインのオブジェ、建物。色とりどりのタイル。
これらのタイルはリサイクルなんですってね。
アタクシ、エコとかリサイクルとかって、大好き。
昔、ガウディが中心となってお金持ちの別荘地を作るプロジェクトのもと、建造されたらしい。
この公園に入る前にザビちゃんは言った。
「残念なことにこういった観光地にはスリが多発しています。その多くは、観光客のような格好をしています。カメラを持って、地図やガイドブックを持って、近づいてきます。十分気をつけてください。」
そうなのね、今のスペインの主流は偽観光客スリなのね。首絞め強盗はもういないのかしら?

それにしてもここバルセロナは観光客が多い。
何処に行っても観光バスとガイドブックを持った人ばかり。ピカソ美術館はあまりの長蛇の列に根負けして諦めたもの。

ガウディ。

サグラダ・ファミリア。
ものすごい大きさだわ。おどろおどろしいような彫刻の数々にも感激。そしてその周りを取り囲む観光客の数もものすごい。
アタクシ達は団体専用入り口から入れるので(しかもそっちの方が入場料が割安)、すんなりと入場。
ここでザビちゃんとはお別れだ。
少しの時間だったけど、何だか名残惜しいわね。
グエル公園の車道と歩道の境界に置かれた丸いオブジェ、あれ、「たこ焼きに似てるでしょ?」って教えてあげればよかったな~
多分、日本人観光客にはウケるはず。

サグラダ・ファミリアの中は、ほとんど足場と建材だらけ。
あと20年ほどで完成するらしい。アタクシが生きているうちに完成した姿を見られるかもしれないってこと。
でも、現時点を見ると「本当に教会として機能する日が来るのだろうか?」と疑問に思ってしまう。だって、中身が全くできてないんだもの。

上までのぼるエレベーターや階段はやはりものすごい列が出来ていたので諦めて、カサ・ミラに向かった。
途中、ザビちゃんから教えてもらったレートがいいという「ヒトデ印の銀行」で両替をする。

人ごみでかなり体力を消耗していたので、たまたま近くにあった(ウィーン風でちょっと高級そうな)カフェに入った。
お上品で小ぶりなサンドパンと林檎のタルトを選んで、ゆっくり時間をかけて食べる。
アタクシ達の他にいた数人の客も現地のおじさまやおばさまで、とてもゆっくりくつろいでいる。
地下鉄を出たところでカサミラの方角が分からなくなっていたので、ウエイターさんに聞く。
「ここの角を左に曲がって、2本目を右に曲がったところの右側」にカサミラはあるらしい。付け加えて、ポケットから鍵の束を取り出し、
「カサミラの鍵がないと入れないよ」とスパニッシュジョーク(?)を飛ばしてくれた。

果たしてカサミラに着くと、ここでもまた行列が。30分待ちとある。しかも暑い。
並んでいる人はほとんどが若者。グエル公園はおじさん、おばさんが多かったのに。

カサミラ。外観はさることながら、中の住居部分の部屋が可愛らしくて、形がいびつで面白い。廊下が迷路のようになっているの。
でも、正直なところあまり覚えてないのよね~
あまりに疲れていて、アタマがボーっとしてたから。後で自分が撮った(若干ピントがぼけている)写真を見て、あぁそうだったかも。なんて思い出したのよ。

下のロビーまで降りて来ると、足がガクガクして歩けないくらい疲労がピークに達していたので、一旦ホテルに戻る。
この時のタクシーの運転手さん、無線マニアっぽくてね。
アタクシ達がスペイン語の分からない外人だから、運転中に無線通信しまくりなのよ。
会社と車とのやりとりじゃなくて、明らかに無線仲間っぽい感じ。
登場人物は運ちゃんとあわせて3人。そのうち1人は女の人で。
運転手のおじちゃん、無線を受けると
「タクシードライバー・・・○×■△☆」って、必ず始めにタクシードライバーって言う。コードネームみたいなヤツか?
で、最後に「ゴングレス!」で締める。
何?ゴングレスって。日本語で言う「ドウゾ?」っていう決まり文句なのか、それともやり取りしてる人の名前がゴングレスなのか?
無線仲間の女の人は途中「ハァ~!?」みたいなあきれたような声を出して、無線から消えていったわね。タクシードライバーふられちゃったのかしら。

そんな疑問を残しつつ、タクシーはホテルに到着しました。

少し休んだらお腹がすいてきたけど、西洋料理は食傷気味。
こうなったら中華だわっ!
中国語が通じるし、慣れ親しんだ味だし。お茶(ジャスミンティー)は飲めるし。おかわりもできちゃう(*`▽´*)
お店の人は全員中国人で、お客もほぼ中国人。
対応は中国的(ぶっきらぼう)で、ステキな内装とは程遠いけど、なぜかとてもくつろいだ気分。
「中華ってあっさりしてるよね~」などと言いながら、雪菜麺、餃子、青菜炒め、蒸し鶏肉などをぺろりと平らげました。

帰り、夜のバルセロナの街は「ここって上海?」と思うほど、上海の街に酷似していたの。
街路樹といい、街灯の色といい、夜でも人がうろうろしているところまで。
確かに上海が(昔、疎開地として色んな国が入ったため)西洋的な街っていうくらいだから、似ていて当たり前なんですけどね。











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