ウエスティ Benの部屋

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番外編 1. ヒエログリフの解読



エジプト古代王朝で使われていた象形文字ヒエログリフ。
神殿やピラミッドの中のレリーフに使われているが、この解読に貢献したのは有名なロゼッタ・ストーン。
ナポレオンがエジプト遠征をしたときにロゼッタと言う場所で発見し、その後イギリスに渡り現在は大英博物館にうやうやしく展示されている。
だから今回カイロの考古学博物館で見たのはコピーだった。
イギリスは返還する気はないようである。
かつて七つの海を支配した大英帝国、「大英」博物館といってもイギリス固有の物なんてほとんどなく、エジプト、メソポタミア、インド、果ては日本など世界中から略奪(言葉は悪いが)してきたものが展示されているのだ。

話が逸れたが、ヒエログリフ、これを解読できるようになるには相当の訓練が必要であるが、そこに描かれている王の名を判読するだけなら、実はそう難しくない。
というのは、王の名はカルトゥーシュと呼ばれる楕円形の枠の中に刻まれているからだ。

例えば下の写真はイシス神殿の列柱に描かれていたカルトゥーシュでクレオパトラと書かれている。
ヒエログリフの中のライオンや禿鷹の向いている方向でどのレリーフに対応しているかわかる。

カルトゥーシュ

これに約6,000文字あるヒエログリフの中でも頻繁に使われる24文字の基本アルファベットを対応させて自分の名前を書くこともできる。

マイネーム カルトゥーシュ
私の名前をヒエログリフで刻んだカルトゥーシュのペンダント。
スカラベのついた「命の鍵」(Key of Life)と併せて。素敵なエジプトの思い出。

ネフェルタリ

裏には「The most beautiful」の王妃ネフェルタリの名前が。
人は自分に無いものを求める?






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