2002年08月16日
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【 湘南 夏 (NO.1/4)】



昔,よく聞いた曲に「かぐや姫」の「湘南 夏」と言う
曲があった.
たしか・・・「♪♪湘南を帰る人達の肌が,西日に染まり,
日焼けのあとが温かくワイシャツに触れている.何故(なぜ),
海を見たいのだろう,もう若くもないのに~ 海に沈む
夕日を見とどけて・・・ただそれだけのこと♪♪」
そんな詩の歌だったように覚えている.
私が当時,この曲を何故聴くように為ったかを思い出して
懐(なつ)かしく,振り返ってしまった.
私は学生で,東京の学生寮に住み,体育祭実行委員会に所属
していた.
体育祭も終わり,ある日のこと・・・
この曲が大好きな先輩が,私の部屋に突然に「湘南の
海に夕日でも見に行かない・・・」と訪(おとず)れた.
外はまだ冷たい風の残る六月のことだった.
一時,躊躇(ちゅうちょ)した私だったが,先輩の熱意に負けて
着いて行った.

私と先輩は,鎌倉に出て,江ノ電に乗り換えて湘南(江ノ島)へと
行った.
湘南と言うよりも江ノ島と言った方が正確かもしれない.
着いた時には,もう夕暮れも迫(せま)り,夕日が眩しく,静かに
キラキラと照らしていた.
セピアカラーの波音を聞いていると,心は平安に満たされた.
フッと海から目線を逸(そ)らして,横の浜辺を見ると・・・
そこには,これから組むかと思える
海の家の材料と思われる丸太が,沢山積んで在った.
又,幾本(いくほん)かの丸太は,山から崩れたかのように,
周りに散乱(さんらん)して横たわっている.
ズーと目をやると,その一本の丸太に女性が腰掛けて,
何かを書いている.
寂しそうに遠くに海を見詰めて・・・
{その頃の私は,まだ主の「愛」を知らない.}
私は静かに隣に座った.
一言だけ「ここいい・・・」と呟くように,ことわって.
それから暫(しば)らく二人で海を眺(なが)めていた.
数分の時が,言葉が無く,永い時の流れのように感じる.
後ろから誰かが見ていれば,アベックに見えたのかも
しれない.

⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒ 続く ⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒





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最終更新日  2002年08月20日 01時34分50秒
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