2002年10月09日
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【娘の眠気】

スースー・ゼーゼー・ゴホンゴホン・・・と
次女の咳(せき)が二階の部屋から聞えてくる.
気になり二階に上がっていくと,次女だけが,妻,長女,
長男の川の流れから決壊(けっかい)したかのように,
一人子供部屋で寝ていた.(何時もは川の字に寝ている.)
私が側に行くと「ゴホンゴホン・・・パパぁー」と
寝ぼけてロレツの回らぬ言葉で話しかけてきた.
私は,次女の背中をトントントンと優しく叩いては,擦(さす)
って,添い寝(そいね)をした.
咳がいっとき治まったので,部屋を出ようとする私に次女は,
「パパ行かないで~」
そんな娘の寝顔を見詰めていると・・・
障碍児を感じさせない天使のように純粋(じゅんすい)で,いと
おしい思いが熱く込み上げてきて・・・主に,とっても,
とても感謝したくなった. エーメン

次女は,私の胸に顔をうずめて又,ゴホンと咳をした.
そして「パパ大好き」と・・・
何時もの憎(にく)まれ口を叩く次女からは,ほど遠い神妙
(しんみょう)な愛らしい次女が布団の中でモゾモゾと咳を
していた.
娘の寝息が小さな嚊(いびき)に変わる時,私の意識も遠のいていく・・・
朦朧(もうろう)とする意識の中で・・・
主を愛し,妻と睦(むつ)みあい,これからも・・・
この子を,子供達を愛していこうと,心に思った・・・エーメン





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最終更新日  2002年10月11日 01時46分15秒
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