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宅配便が届いた。 最近、何も発注していないはずだが…… あぁ、ひょっとすると、あれかな? 注文したのは、いつだったっけ…… まぁ、こんな感じで、 何か月も前に、発注はしたものの、 その後、お約束の発売延期になっていた 『ピアノの森(21)』が、やっと手元に届いた。まず、ビクトリアとデイビッドは捕まった。でも、ゴシップ関連、これで一件落着なのか?森の端については、このままでは終わりそうもないけれど。それと、マリアの秘密が、佐賀にバレてしまった。読んでいて、一番戸惑いを憶えたのがレフ。こんなキャラだったっけ?そして、本巻最後は、パンと阿字野のご対面。パンの阿字野への思いの強さが、これ程のものだったとは。次巻からは、いよいよショパン・コンクール、ファイナル最終日がスタート。でも、次の発売日、いつのことやら。
2012.08.25
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このお話は、豆知識の宝庫。 旅先のトラブルで、絢奈が繰り出す解決策の引き出しの多さには驚かされる。 もちろん、彼女が解決するのは、ツアー客の無理難題だけでなく、 国政に絡むものも含まれ、そこでエリート官僚の彼氏とも接点が生まれる。 本巻の肝は、CAと添乗員という異なる立場でありながら、 同じ事件の解決に向けて、共に行動することによって、 これまで埋まらなかった、エリートの姉と落ちこぼれの妹との溝が、 次第に埋まっていくという過程にある。カジノでの必勝パターンの下りには、かなりの強引さも感じるが、それ以前に、絢奈が添乗員として大活躍できるということ自体が、大いに強引な設定なのだから、笑って許すことにしてしまいましょう。とにかく、愉しんで読めれば、それで良しのシリーズです。
2012.08.19
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今巻はシャーロック・ホームズ未発表原稿にまつわるお話し。 そして、これに絡むのが『愛ちゃんの夢物語』。 この古書を自分のもとに届けた少年を救うため、莉子は自分の店を閉め、 オークションハウスのスペシャリストとなって活躍する。 私は『ビブリア古書堂の事件手帖3』を読んだすぐ後に、本巻を読んだ。 少年が、問題となる書籍をこっそり持ち出す下りなど、共通する部分が見られ、 何だかとても不思議な感覚に捕らわれることになった。 でも、松岡さん、少しだけ三上さんのこれまでの作品を意識していたかも。それにしても、いつものことながら、本巻も大変読みやすく、スピード感もタップリ。謎に迫っていく過程も、実に理路整然としており、文句なし。そこで活躍するキャラクターたちも、一人一人輝いている。そして、最後の最後、大どんでん返しも、実にお見事でした!!
2012.08.19
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今、私がその発行を最も心待ちにしてるのが、 鎌倉の片隅にある古書店を舞台とする、このシリーズ。 栞子や五浦を始めとする登場人物たちは、誰もが好感を持てる人たちだし、 お話し全体に漂う、ほんわかとしたムードも大好き。 それでいながら、ミステリー性を合わせ持ち、 その謎を解くキーワードには、必ず書籍が据えられるという、 本好きには、もうたまらない設定。 そこで大活躍する栞子は、新たな形のニューヒロイン。今巻のお話しの一つで登場する「古書交換会」は、とても興味深いもので、こういう流通形態もあったのかと、新たな発見に感動。また、今巻で最も印象に残ったのは、宮沢賢治の『春と修羅』を巡るお話しで、このシリーズにしては、人間模様をかなりドロドロと描きあげている。そして、栞子が探し求めていた『クラクラ日記』だが、実はとても身近なところに存在したことが、最後の最後に明らかとなる。栞子の母を巡る謎が、また一歩、解明に向けて動き始めた。次巻の発行が、今から楽しみである。
2012.08.19
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ラノベを読んだ後に、この作品を読むと、 その質の違いに、大いに感心させられる。 さすがに東野作品、売れ続けているだけのことはある。 まぁ、比べること自体が失礼、と言う声も聞こえてきそうだが。 今回、特に感心させられたのは作品冒頭部分。 読者が、本当にスムーズにお話しの中に入り込んでいけるように書かれている。 そしてその後も、文庫本で493ページと、かなりボリュームのある作品だが、 何時ものことながら平易な文章で、一気に読み進めることが出来た。映画化するにはもってこいの、エンターテイメントに徹した娯楽作品。DNA捜査システムを行うコンピュータと、それに関わる多重人格の主任解析員。スピード感を持たせつつ、ミステリー的要素も盛り込んで、読む者を、最後まで飽きさせることが決してない。
2012.08.19
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「たった1つ」と言いながら、「1つ」じゃない 等々の突っ込みを入れられながらも、かなり売れた著作。 実際手にしてみると、肩の力を抜いて読むことの出来るもので、 しかも、「これは」と思ったところに挟む付箋の数も、かなりの数になった。 「マイナス・エネルギーの持ち主からとにかく離れる」(p.38) 「笑顔がプラスのエネルギーを増やす」(p.46) 「時間を味方にして、良いタイミングを待つ」(p.130) 「怒りやイラだちは言葉にしない」(p.200)などが、その一例。 *** 3年前の自分は、どんなことに苦しんでいたでしょうか? 今考えると、その悩みは、なんだか小さなことに見えませんか? もっとさかのぼって、20年前の自分はどうだったでしょう? 「あの頃の自分は友だちとケンカしただけで、一晩眠れないほど悩んだけれど、 今思えば、たいしたことではなかったな。 昔に比べると、自分は色々な経験をして、成長してきたなあ」 というような気分になるのではないでしょうか? 今、抱えている悩みも、それと同じで、数年後の自分から見たら、 小さな問題になっているかもしれません。(p.65)確かに、その時々は、目の前のことにいっぱいいっぱいで、「もう、どうにもならない……」と、パニクってしまいがちだけれど、振り返ってみれば、こんな風に思えることが、ほとんどのような気もする。 一日の大部分をストレスの多い職場ですごし、 家には寝に返るだけというような暮らしをしていては、 心はいつまでも休まりません。(p.86)ここで、著者は「意識的に一人の時間をつくるようにしましょう」「心がリラックスできる場所ですごす時間を増やしましょう」と提言しているのだが、私の場合は、自分の家が最もリラックスできる場所なので、とてもお手軽。 不安は見えないから、怖いのです。 不安の正体をハッキリさせることで、心を落ち着かせることができます。(p.129)これは、全くその通り。正体のハッキリしないものに、恐れおののいているケースというのはとても多い。そして、その全容さえ分かってしまえば、大したことはないと気付くことが出来る。きちんと、問題に対して正対することが、いかに大事かと言うこと。でも、心が弱っている時には、これが結構難しいのですが……。
2012.08.19
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前巻発行から、随分時間を経ての今巻発行である。 それは、「あとがき」にもあるように、作者入院が主たる原因と推測される。 アニメがあっさり打ちきりとなり、「もう、人気に陰りか?」とも思ったが、 そういうところまでは、まだ至っていないようだ。 ただ、今巻を読み進めると、「何だかなぁ……」と感じたのは事実。 「友達つくりゲーム」など、44ページも費やして何を描きたかったのか? いや恐らく、作者には、ここで描きたいことなど何もなかったのだ。 そう、単に隣人部における日常を描写して見せただけ。そもそも、このお話は、一人の男子高校生が、何人もの女子たちに囲まれて日々暮らすという、何とも羨ましいハーレム状態を描いたものである(それで「友達がいない」と言い放つのだが)。男にとって、こんなに心地よい状況というものは、そうそう訪れるものではない。何が何でも、維持したいと考えるのは、当然である(どんな理由を付けてでも)。ただし、この状況を維持するのは、そう簡単なことではない。唯一の男という存在に対し、複数の女たちは、それぞれに色んな形の感情を発生させる。そして、彼を巡って女たちは、日々様々な駆け引きを繰り広げることになっていく。そんな微妙なバランスの上に成り立っている男と女の、そして女同士の均衡した人間関係。隣人部は、小鷹だけでなく、全てのメンバーにとって何物にも代え難い存在になってき始めた。「プロローグの終わり/羽瀬川小鷹が主人公になるとき」は、そんな隣人部を、自らが中心となって何とか維持しようと、小鷹が決意する下りを描いたお話し。そして、作者の持つ、高校生の男女関係に対する思いや価値観を表現する部分でもある。そんな物語の根幹を成すような部分であるはずなのに、読んでいて「何だかなぁ……」と感じてしまった。先日、『涼宮ハルヒ』シリーズを読んで以来、どうしてもそれと比較してしまう自分がいる。非日常を核に描くお話しと、日常のみを描いたお話しを、同列で扱うことは出来ないと思いつつ。
2012.08.05
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パンクハザード島、そこは活火山の熱気が充満するところ。 しかし、大きな湖を挟んで反対側には、氷の山がそびえ立つ。 この島の周囲は、毒ガスで満たされており、 誰も足を踏み込むことが出来ない所と思われていた。 4年前、Dr.ベガバンクは、この島で化学兵器実験を行い、失敗をした。 そして2年前、赤犬と青雉は、ここで世紀の大決闘を繰り広げた。 そんな場所に乗り込んできたのが、麦わら海賊団。 そして、さらにスモーカー中将率いるG-5。ところが、島に来てみると、息子を助けにやって来たと言う、生首だけのサムライや、何者かによって浚われてきたと思われる、大きな子どもたちが多数いた。子どもたちを救い出そうとするナミ、サンジ、チョッパー、フランキー。そして、それを妨害しようとする一団。その一団を率いていたのが、ガスガスの実の能力者・シーザー・クラウン。彼は、元政府の科学者で、ベガバンクと常に対立していた、科学班Np.2だった男。そして、今もこの島で、危険な研究を続けていたのだった。そんな男に関わっていたのが、王下七武海の一人になっていたトラファルガー・ロー。だが、彼がこの島にいる本当の狙いは、何か別の所にあるらしい。その目的を果たすべく、再会したルフィーに、ローは同盟を提案するのだった。
2012.08.04
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