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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2010.03.20
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カテゴリ: 文芸

 これまでのバチスタ・シリーズとは一味違った作品に仕上がっている。
 それは、ミステリー作品としての謎解き部分がほとんどなく、
 目指すべき結末に向かって、物語がよどみなく展開していくから。

 そこで扱われているのは、まさに 『死因不明社会』 の世界。
 海堂さんの熱い思いが、バチスタ・シリーズの中で見事に再現されている。
 Ai導入に対する様々な機関や組織の姿勢がどのようなものなのか、
 個性的なキャラクター達の言動によって、読む者にしっかりと伝わってくる。


さらには行政機関や医療機関等の内情にも触れることを避けて通れなかったため、
一読しただけでは、ちょっと理解しづらい部分も本著には見られた。
ただし、その辺はあまり完全理解に拘り過ぎず、文学作品として楽しめば良いと思う。

本著については、昨年末に既に文庫版が発売されている。
そちらの方では、本著で触れられていないエピソードも加筆されているようで、
お話しとしてのグレードがアップしているらしい。
機会があれば、文庫版もぜひ読んでみたいと思っている。





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Last updated  2010.03.20 12:12:01
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