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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2012.04.30
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カテゴリ: 文芸
『告白』 は、原作を読み、 映画 も見た。
 原作はとても良い作品で、映画も原作を損ねることのない秀作だった。
 『境遇』は、TVで ドラマ の後半部を少しだけ見た。
 しかし、原作はまだ読んでいない。

 そして、本著。
 女性二人の友情を描くという設定は、『境遇』に似ているのかも。

 こういう感じ、私は大の苦手である。

   ***

同じ高校に通う二人の少女、敦子と由紀は、昔からの親友ということになっている。
しかし実際には、それぞれに思うところがあり、結構微妙なバランスの上に成り立つ関係。
そして、二年生になってからは、転校生・紫織も加えた三人組で行動することが多かった。
その紫織が、ある日二人に、友人の自殺について語り始める。

死について語る紫織の表情に、羨望の眼差しを向ける敦子と由紀。
そして、二人はそれぞれに、実際の死に接し、死について悟りたいという欲望を高めていく。
そんなことから、敦子は特別養護老人ホーム『ブルーシャトー』へ、
由紀は読み聞かせボランティア『小鳩会』へと、足を向けることになる。

死に接する機会を求め、夏休みを別々の場所で過ごすことになった二人の少女。

最終的に、登場人物が色んな形で繋がっていく構成も面白い。
本作も、とてもよく出来た作品だった。

ただ、読後に残るものは、『告白』同様、あまりいいもんじゃない。
本著巻末の「解説」を書かれた星真一さんによると
ありきたりのハッピーエンドで終わらせないのが、湊さんの凄いところなんだそうだが、





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Last updated  2012.04.30 10:49:40
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