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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2018.12.15
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カテゴリ: 文芸
​  壬氏の正体は、まだ明らかになりませんでした。
 しかし、1巻を読み進めている時点では予想もしていなかった、
 主人公・猫猫の出自の方が、先に分かってしまいました。
 なるほど、壬氏が入れ込むのも、無理はないか……。

 今巻登場する重要人物その1は、
 四十路過ぎの変人で、無精髯に片眼鏡という軍部の高官・羅漢(ラカン)。
 碁と将棋と噂話に興味があって、最近何かと壬氏に突っかかってきます。
 その理由は、壬氏が緑青館という娼館に縁がある猫猫を下女にしたから。


猫猫が、養父の羅門(ルォメン)から頼まれ、薬を届けている
緑青館の離れに住む四十路近い、鼻のない女。
昔は、蝶よ花よと謳われた存在でしたが、不幸にも梅毒を移されてしまった妓女。

この二人の男女を巡るお話は、本巻の中で決着がつき、
先述した通り、猫猫の出自も明らかになるのです。

しかし、問題は、猫猫の養父で薬の師・羅門(ルォメン)の方。
留学で得た知識を駆使し、まだ少女だった皇太后(現帝の母)の出産を成功させた元医官です。
その十年後、皇太后はもう一人、前帝の子を産むことになったのですが、
その頃、東宮(前帝の息子、現帝)にも、妃との間に子が生まれようとしていました。

羅門は、当時妃だった皇太后の方に付きっ切りになってしまったため、
出産の重なった現帝の妃・阿多(アードゥオ)妃は、ないがしろにされてしまいました。

そして、子の方も、幼くして原因不明の死を遂げてしまうのです(猫猫が死因を解明)。

阿多妃は、現帝の乳母の娘に当たることから、現帝とは幼友達で、
最初の相手として指南役となったのですが、その後、妃になりました。
皇太后が産んだ赤子と阿多妃が産んだ赤子は、叔父と甥の関係に当たります。
ところが、この二人の赤子が、出産時に取り替えられてしまったらしいのです。


当時医官だった羅門は、出産時の処置も合わせ、
度重なる失態により、肉刑として片膝の骨を抜かれ、後宮を追放されてしまった……
ということになっていますが、まだ何かある?

そして、壬氏は阿多妃に似ており、現帝とは直接言葉を交わす関係。
幼くして原因不明の死を遂げたのは、先帝の実の子(現帝の弟)で、
阿多妃の産んだ子(現帝の子)は、弟帝として帝の側で仕えている。
こういうことで、よろしいのでしょうか?





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Last updated  2018.12.22 11:00:01
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