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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2018.12.16
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​ 定職に就いていないばかりか、ギャンブル狂でもある父と結婚した著者の母は、
 著者を産んでからは、父の実家のある大阪で、姑と共に暮らしていました。
 父に悩まされ、姑にも気を遣う環境で、母は次第に眠れない日が続くようになり、
 著者が4歳の時、27歳の母は幻聴に悩まされることになったのです。

 姑によって、著者と共に千葉の実家に帰されてしまった母は、
 そこでも奇異な行動が目立ったため、精神病院に入院します。
 そして、統合失調症(当時は精神分裂病)の診断を受けたのでした。
 入院後、1か月で退院するも、ある日、自殺企図で再入院、3か月を過ごします。


父の親戚の間では、離婚をすすめる声もあったようですが、
それに姑は同意せず、父の生活態度も改まることはありませんでした。
結果、母は8歳だった著者と共に、二人での生活を始めることにします。
(その後、父とは再び同居することになったようですが、その経緯は不明)

それ以降、母の病状は次第に悪化していきますが、父親は無関心を貫き、
まだ幼かった著者には、適切な対処が出来るはずもなく、皆が苦しむ悪循環に。
著者が16歳、高校生になった時には、父が事業に失敗し、遂に離婚。
そして、著者は高校卒業後に、デパートに就職したのでした。

その後、著者は漫画家へと転身し、
母は、精神病院に入院したり、おばと一緒に生活したりしたものの、
8カ月の措置入院、そして2年3カ月の医療保護入院をすることになりました。


この悪循環から抜け出すきっかけになったのは、
地域生活支援センターが近所にできたこと。
そこでのサポートが、母と著者を新たな世界へと導いて行くことに。
そして、その好転した状況を、さらに良い方向に向かわせたのは、著者の夫でした。

   ***


  「積極的に病気について学び」「治療に力を貸してあげる」のが
  早期回復に重要なのだとも感じています。(p.131)

本著で、一番心に残ったのがココ。
特に「積極的に病気について学び」が重要。
当事者にとっては「分かってもらえない」ことが、
何よりも辛いのですから。





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Last updated  2018.12.16 14:05:04
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