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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2020.11.21
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​ 同調圧力に従いやすく、不安が高く、社会的排除を起こしやすい。
 そんな日本人の特質を脳科学の視点から論じた一冊。
 著者は脳科学者の中野信子さん。
 その出版ペースは目を見張るもので、メディアへの露出も半端ない売れっ子さん。

   ***

  ”カミカゼ遺伝子”は脳内に現代も息づいているか
  日本人はなぜ「醜くても勝つ」より「美しく負ける」を好むのか
  日本人は富裕層になれても大富豪にはなれない?


目次で、第1章の見出しを見ているだけでも、興味深い内容のオンパレード。
この後に続く第2章以降も同様で、カスタマーレビューの評価も上々。
大いに期待しながら読み始めたのですが、
読了した時点で、私が付箋を貼ったのは、次のたった1か所だけでした。

  そして実は、日本人の脳にあるセロトニントランスポーターの量は、
  世界でも一番少ない部類に入ります
  (量を決める遺伝子にバリエーションがあり、
   量を少なく産出するSS型という遺伝子型を持つ人の割合が日本人に多いため)。
  ようするに、世界でも、最も実直で真面目で自己犠牲をいとわない人々ではありますが、
  いったん怒らせると何をするかわからなくなるということです。
  この性質が、第二次世界大戦で恐れられた

  その遺伝子はまだ脈々と私たちの中に受け継がれていると言えます。(p.21)

「なるほど」と思わされる記述であり、
この後の記述についても、やはり「なるほど」と思わされるものが続きました。
でも、付箋を貼るまでには至らなかったんですね……
なぜか?


「なるほど」とは思わされるのですが、そこから先の深掘りへとは展開してくれない。
それ故、心の奥底までグッとくるには至らず、
付箋を貼るという行為が喚起されなかった……という感じでしょうか。

どうしてこんなことになったのかなと、今一度ページを捲り直してみると、
目次に続くページに、次のような記述があったことに気付きました。

  本著はWebメディア「現代ビジネス」で、
  2018年4月から約半年間にわたって連載した
  「日本人の脳に迫る」に加筆修正したものです。

紙媒体以外にも、こんな風に執筆活動をされていたんですね。
本当に驚異的なペースで、圧倒されてしまいます。





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Last updated  2020.11.21 18:26:56
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