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2010年03月03日

　　　　　　　　　　上杉謙信に続いて購入してしまった
　　　　　　　　　　サントリーＢＯＳＳの
　　　　　　　　　　「戦国武将“ゼンマイで走る暴れ馬”シリーズ」

　　「一に計略　二に布陣　三に情報の見極め　

　　　これらがそろえば勝利をおさめることが出来ましょう」

名参謀の誉れ高き、かの【山本勘助】が

武田信玄に提唱した戦略です。

　　　武田信玄と山本勘助の“能書き記事”は⇒ こちら

試験の傾向や過去問を分析して

ターゲットを絞って勉強するなんぞは

邪道！言語道断！

そんな行為は勉学にあらず！

と、勝手に息巻いておりました。

　※今から思えば、受験に即した勉強に

　　付いていけてなかっただけですねぇ。

　　何かと、理屈を付けては目の前の事を拒否して

　　何とか自分を正当化するだけで、

　　行き着くところは、自分にとっても

　　・・・なんだか昔の「社会党」みたいな・・・

あれから３０年、

身も心もすっかり大人になった（なりすぎ？）私は、

山本勘助の進言も素直に聞く事ができ、

「勉学とは何ぞや！」

「点を取るには何をすればよいか」

を最優先課題としております。

三国志の「諸葛孔明」とも並び称されるほどの軍師ですが、

決して順風満帆だったわけでもなく、

武田家に召抱えられるまでは

当時の“主流派”ではない！

という不合理な理由で実力が認められず

９年間（一説には７年間）鬱々とした日を送ったとされています。

そんな勘助だからこそ、

「合戦とは何ぞや！」

などという悠長な事を考えずに

「勝つためには何をすべきか？」

をストレートに追求したのだと思います。

　　　　仕官せんと欲して駿河国に入り、牢人家老庵原忠胤の屋敷に寄宿し、
　　　　重臣朝比奈信置を通して仕官を願った。
　　　　だが、今川義元は勘助の異形を嫌い召抱えようとはしなかった。
　　　　勘助は色黒で容貌醜く、隻眼、身に無数の傷があり、足が不自由で、
　　　　指もそろっていなかった。今川の家中は小者一人も連れぬ貧しい牢人で、
　　　　城を持ったこともなく、兵を率いたこともない勘助が兵法を極めたなぞ
　　　　大言壮語の法螺であると謗った。
　　　　兵法で２、３度手柄を立てたことがあったが、勘助が当時流行の新当流
　　　　（塚原卜伝が創設）ではなく京流であることをもって認めようとはしなかった。
　　　　勘助は仕官が叶わず牢人の身のまま９年にわたり駿河に留まり
　　　　鬱々とした日々を過ごした。

これを読むと、結果論かもしれませんが、

今川義元が織田信長に討ち取られ

武田信玄が、後に「天下統一の第一候補」になった事も

何となく納得できます。

鬱々とした９年間の勘助は、

それでも諦めずに日々己の才覚を磨き

知識や情報を集め、「いざ！」という時に備えて

耐えていたのだと思います。

天才と言われる「諸葛孔明」もそｙですが、

その影には、常人の何倍もの読書量があり、

常人の半分以下の睡眠しか取らず

常人の数倍の行動力を発揮し、

更には、常人には考えも及ばぬほどの

「忠義の心」と「国（主）を思い憂う心」を備えています。

そして、何よりも名参謀・名軍師は、

「諦める」事を知りません。

諦める暇が有ったら、

「打開策が有るとすれば何か？」

という気持ちが真っ先に働きます。

それらの「名軍師・名参謀の資質」

を培ってきたものは、

日々の修練であり、日々の読書（知識の収集）であり、

日々の反省であり、日々たゆまぬ「前進」への執着だと思います。

彼らは、決して「頭が良い」だけではないのです。

勘助の提唱する

　●計略

　●布陣

　●情報

も、当時の技術や環境に鑑みると

決して簡単に構築できる理論ではありません。

ありきたりの「兵法」は、たいていの城には

「兵法オタク」のような人が何人もいたでしょうし、

教科書通りの「計略」「布陣」は

何の効果もなかったと想像できます。

毎日毎日、愚直に情報を集め、

毎日毎日、布陣を敷く訓練を繰り返し、

毎日毎日、軍議を重ね、

そうして時を待った事でしょう。

歴史上の「奇跡」にも近い出来事の数々は、

詳しく見ていくと、ほとんどが決して「奇跡」でもなく

そこに至るまでの日々の積み重ねがあることが窺い知れます。

「毎日の素振りの積み重ねの延長が３０００本安打」

とは、かのイチロー選手の言葉ですが、

すべての偉業は、ひとつひとつの愚直な行動の積み重ね。

さてさて、

人様の計略や布陣に能書きを垂れるのも

これぐらいにして・・・

私が、今有る「計略」「布陣」「情報」

を最大限に発揮して、

大願を成就させるには・・・

　　　すぐに勉強始めんかい！

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