2003年12月20日
XML
カテゴリ: 家庭生活
この土日は仕事もなく、完全休養だ。
「ラボ・パーティ」 という英語教室のお芝居(英語劇)の発表会があり、娘もヒヨコ(!ヒヨコかよ)の役で出演するというので、午前中から会場のホールに出かける。

行ってみると300人収容という結構キレイで立派なホールである。娘の所属するパーティ(地域ごとのグループ)は午前中3番目の出番で、出し物は「そらいろのたね」といって、原作はなかがわりえこ作・おおむらゆりこ絵という、名作「ぐりとぐら」の作者コンビの作品である。子供たちの英語と日本語が交錯する不可思議な舞台を見ながらなんとなくストーリーを追っていると、物語のストーリー自体も結構シュールな物語だ。
ユージという主人公の男の子が、自分の模型飛行機を、キツネの持っていた「そらいろのたね」と交換し、その種をまくと、植物ではなく「そらいろの家」が生えてくる、という展開から始まる物語。やがて家はどんどん成長してデカくなり、森中の動物や町中の子供たちが家に集まってきて・・・というお話。

娘が生まれてからこれまで、改めて子供向けの絵本を何冊も読んできたが、はっきり言って絵本の世界は極めて自由で、シュールで、不条理な世界でステキだなぁと思った。ストーリー展開に、根拠も背景もなにもいらないし。
でもまぁどうせオトナになるにつれていつしか「世間のジョーシキ」に縛られて、自由な発想や自由な生き方を選択することが困難になっていくことを考えると、なんのバイアスもない幼少期にどれだけ不条理でシュールでデタラメな物語を読んで空想の世界を広げておくかということは、その後のそのヒトの人生の「自由度」を規定する非常に大切な要素だとワタシは思いますよ。


で、肝心の娘の舞台はどうだったかと言うとですな、一応、本番中に取り乱したり勝手にステージを降りたりということはなかったものの、ストーリーの進行に一切関係なく、突如パンクバンドの如くタテノリで激しく飛び跳ねるかと思えば、急に意味なく満面の笑顔で客席に何度も手を振って舞台を大股で歩いたりと、なにがヒヨコの役なのかよくわからないまま終了したのであった。まぁ大物の片鱗アリということで、将来に期待しようか・・・。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2005年08月25日 17時47分02秒
コメント(4) | コメントを書く
[家庭生活] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

キーワードサーチ

▼キーワード検索

コメント新着

郡山ハルジ @ 出たな真打 どんとが死んで中島らもが死んで、ちょっ…
放浪の達人 @ Re:ヒッピーに捧ぐ(05/03) 心斎橋さんが生きてたことにビックリしま…
トイモイ @ ぼくが ひそかに、むすめに絵を教えたのがばれた…
郡山ハルジ @ Re:ドクター・パッチを知ってるかい(02/04) 親に隠れてドクタートイモイのブログを見…
心斎橋ワタル @ Re[1]:恐るべき老人たち(02/03) ナッチ(*^-^)さん >インドから続きを何…

カレンダー


© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: