2007年07月23日
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テーマ: 洋楽(3563)
カテゴリ: 音楽生活


インターポールのアルバムは、一度聴けば「良い!」のはわかるのだが、何がどう良いのかはすぐにはわからなくて、そこから繰り返し何度も聴いているうちにじわじわと色々な発見があり、結果的に「すごく良い」「すごく好き」に変わっていくのが不思議である。あいかわらず日本での人気はパッとしないが。

今度のアルバムも、シングルカットされた代表曲「Heinrich Maneuver」なんかはとてもキャッチーでわかりやすく、確かにダントツでカッコイイのだが、それ以外の曲は正直なところ、「?」という印象のものが多かった。はっきり言って最初は「はずれか?」とも思ったのだが、しかし何度か聴いているうちに、徐々にアルバム全体としてレベルが高いことを感じる。少なくとも、2ndアルバム『Antics』よりも、こちらの方が好きだ。
⇒「Heinrich Maneuver」のPVをみる
※なんか退屈なビデオやなぁと思っていたら、最後のオチをみて、実は結構凝った作り(背景の時間軸が逆)だったことがわかる。詩の内容はシニカルで女々しくてモリッシーみたい。

アルバム全体での好みで言うと、今のところはこんな感じかな(以下、曲順)。
1. Pioneer To the Falls・・・よくまぁこんな暗い曲をオープニングに。
2. No I In Threesome・・・いわゆるインターポール節全開。
4. The Heinrich Maneuver・・・ソリッドなギターリフとリズム隊がしびれる。
8. Rest My Chemistry・・・もろ、ピクシーズ(笑)
11. The Lighthouse・・・ラストのこの曲、相当やばい。
⇒『Our Love to Admire』を試聴してみる

それにしてもあらためて思うのは、インターポールはバンドとしてのアンサンブルがホント絶妙である。それぞれのパートがストイックに(好き勝手に?)自分の演じる役割に徹していて、具体的に言うとボーカルを含む各楽器パートが明らかに別々のメロディーラインを奏でているので、それぞれのパートだけを取り出して聴くと単調なんだけど、全部を重ねたときに見事にひとつの完成された曲の形になっている。

しかし、あまり計算づくでやっているとは思えないので、メンバーの構成として極めて運の良いバンドなんだろう。

今回は、ジャケットもすごくいいね(笑)





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最終更新日  2007年07月24日 15時47分55秒
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