風の吹く場所~明日は明日の風が吹く~

プロローグ

プロローグ




それは誰もが持ちえるもの

泣き…笑い…怒り…喜び…悲しみ…

生きるために必ずしも必要とはしない

しかし、生きる力となりえるもの

心には大いなる力が秘められている





─かつて…その力を自由に操る事の出来る者がいた─

─ある時彼の者は慢心から時を操る力を得ようとし、闇に身を堕とした─

─闇に堕ちた彼の者が近づいたのは、時を操る事の出来る剣を持つ英雄─

─それに危機を抱いた精霊の王は、ある精霊に愛されし者を使わす─

─その後…彼の者も精霊に愛されし者も行方は知れない─

─ただ残された傷心の英雄は世界を裂き、精霊の王は封じられるのみ─


…こんな伝承が世界再生伝説の裏側の伝承として残っている

しかし、それを知るはエルフの血を引く内の僅かな者だけである





─紡がれる心の歌─

─華やかな歴史に残る伝説の裏側─

─人には知られぬ出来事が紡ぐ物語がある─

─何時までも流れる風の様に─



そんな…流れの一つ

一吹きの風のように

紡がれる物語



blast of wind



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