コスモス娘のメモ帳

コスモス娘のメモ帳

結果


即日開票ならぬ、翌日には結果が出る。
これって採点大変なんだろうな~。
結果は見事に不合格だった。
私的にはなんとなく予想していたから、
特にショックでもなかったし、正直ホッとした。
これで受験勉強の日々から解放される!
あんな満員電車に揺られて学校に通う必要もない!!
結果がどうこうよりも、勉強しなくて良いのが単純に嬉しかった。

親はかなり落胆して、
「あんたは、頑張りが足りない・・・」とか言っていたが、
目標も目的もなく頑張れと言われても私も困る。
そんなに私立(国立)の中学校に行って欲しいのならば、
もう少し子供のレベルや意見を尊重するべきだ。
嫌なものをハッキリ嫌と言えない私も悪いのかも知れないが、
そんな事を言う子はうちの子じゃない!と言う態度で迫られて、
「嫌だ!」と言えるほどの根性を私は持ち合わせていない。
その根性があったら親の期待通り勉強を出来ただろう。

親はその後二次募集のある学校を調べ始めた。
私はやっと終わったと思っていたのに、
再び勉強をすることを求められてかなりブルーだった。
家に帰ったら勉強をしなければならないので、
学校でウダウダすることも多かった。
そうすると「帰りが遅い!!」と怒られるんだけど・・・。

そして、なんだかよく分からないまま三度目の受験に行った。
正直当日まで何という名前の学校を受けるのか知らなかった。
連れて行かれて、校門に書かれた校名を見て初めて知った。
校風も何もあったもんじゃない。
私の気持ちは完全に切れていたと思う。
試験の内容も、面接の内容も何も覚えていない。
どこにあって、どんな学校だったかも覚えていない。
ど~でもいい。ホントにど~でもよかった。
結果は言うまでもない。
結局私は普通に公立の中学校に進むことになった。

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