HUNTER

HUNTER

眼鏡男子



初めて見かけたのは放課後の校庭のグラウンドだった。
彼は走っていた。
どうやら陸上部らしい。
毎日見かけるうちに私は彼に恋をしてしまった・・・

私は、毎日のように彼が何年何組なのかを探し続けた。
なんと彼は隣のクラスだった。

隣のクラスとは交流が全然ない為、彼に近づけずにいた。
いつも心の中で彼に話しかけている自分がいた。


ある日のことだった。
休みのある日、私は部活があるため学校に行くと陸上部がいた。
そこには彼の姿はなかった。
部員の人に聞いてみると彼は近くの公園に走りに行っているらしい。
お昼ごろには戻ってくるのではないかと言われ、私は彼への伝言を伝えてもらうことにした。
伝言の内容は「1時に職員室前に来て下さい。」


約束の1時まで約10分前、私は友達について来てもらい職員室前に行った。
どうやら彼は、まだ来ていないようだった。
私はドキドキしていた。
だんだん時間が近付いてきている。
しばらくして、クラスメートが来た。

「あれ、○○何やっているの??」
「ちょっと用事があって。」

私がそういうとその人は去って行った。
その後すぐに彼が来た。
私は恥ずかしくなって物陰に逃げてしまった。


© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: