オリーブの子育て日記

オリーブの子育て日記

3日目 4日目



今日も肌寒いイスタンブル。えりふさんのお嬢さん達が小さい頃着ていた冬服を貸してくださいました。

今日は夫がKさんと探してくれたホテルに移動することになっていたのですが、朝出かけたまま、待てど暮らせど戻らない夫。


午後になりしばらくすると電話があり、どうやらKさんの会社のスタッフさんが迎えに来てくれることになったそうです。
「遊び足りない もっとここにいたい」という長女を車に押し込みホテルへ向かいました。


スルタンアフメットにあるKさんのオフィス近くのホテルにチェックイン。

こじんまりとしているけれど、清潔感溢れる可愛らしいホテルでした。



窓の外には電車が走り、乗り物大好きな長男はそれだけで大はしゃぎ。

いつまでも眺めています。

ホテルの窓から電車が


ラマダン真っ只中のトルコ。思うように外食ができないのが辛いところですが、スルタンアフメット辺りは屋台も出て賑わっていると聞いていたので、早速着替えてお出かけ。

店が開くのはイフタルの時間を過ぎてからということだったので、日没を待ちつつブラブラお散歩しました。
賑わっています


スルタンアフメット


お店は開店準備で忙しく、お祭り前のワクワク感でいっぱい。

長女が一番気になっていたのは、オレンジの形をしたジュース屋さん。

オレンジ

飾ってある果物を選ぶと、目の前でジュースにしてくれます。



それから水あめ屋さん。


水飴

開店前だったのに、水あめを作ってくれました。

細い棒に器用にクルクルと巻かれた飴は、水あめみたいに伸びるしカラフルで子供心をくすぐります。
クンピルという巨大ジャガイモのお料理があるのですが、この日もクンピル屋さんが出ていました。
ポテトサラダについた黒オリーブのおじさん顔が可愛くって、店員さんにお願いして一枚撮らせてもらいました。

クンピル屋さん


見えるかしら? 一番左端にいます(笑)

クンピル

そしてこれがクンピルです。
日没を待って、夫君に買ってきてもらいました。
巨大なジャガイモがホクホクで美味しいのです。



「あじゅっくとぅむ~!(お腹空いた~)」 憶えたてのトルコ語で長女が泣くので、仕方なく、ラマダン中でも食事ができる店を探します。

キョフテ屋さんが開いていたので、お食事。

キョフテ屋さんで


ビベル トゥルシュ(ピーマンのピクルス)と一緒に頂くキョフテは、病み付きになりそう。
食べ放題のパン エクメッキと一緒に2皿完食。サラダも美味しい☆



なんだかんだ言っても、私達も空腹だったのでパクパク食べてしまいました~。

日本にいる間は、「トルコにいる間は、今年こそ断食をするぞ!」 なんて思っていたのにこの有様。


イフタル(断食後のお食事)を家族と過ごす為か、家路を急ぐ人達が黙々と歩いています。

日が落ち、急に冷え込んできたので、ホテルに戻り就寝。



10月2日の日記


今日もいい天気です

本日も快晴。

Kさんの案内でギュルハネ(バラの公園?)へ出かけました。

トプカプ宮殿の裏側


イスタンブルに滞在するのはこれで6回目なのに、ギュルハネに来たのはこれが初めて。

トプカプ宮殿を右手に見ながら、奥のチャイハネへ向かいます。

ギュルハネ


見晴らしの良い場所に席を取り、チャイと子供達の為にトスト(エクメッキにスジュクとチーズを挟んで焼いたホットサンド 子供達のお気に入りなのです)を注文。

チャイ


本日断食中の夫くんと毎日断食中のKさんの前で、チャイを飲むのは気が引けたのだけれど、この場所でチャイを楽しみたいという欲求を押さえられませんでした。
チャイダンルク(チャイを沸かす為の2階建てのやかん)ごと出てくるチャイは、小さなチャイ用のコップで4杯くらいも入っていました。
お得ですよね。

新市街を望む


新市街やアジア側も見渡すことができる素晴らしい眺め。

夫くんに 「こんなキレイな場所、初めて来たよ。どうしてもっと早く連れてきてくれなかったの~」と言うと、「あれ? 初めてだった? ここも有名だからあなたは来たことあるとばかり思ってたよ」 と言われました。

しばらくすると隣のテーブルに数人の若いトルコ人男性のグループが座りました。
トルコ人はとても子供を可愛がります。
ここでも9ヶ月の次男は大もてで、皆に抱っこしてもらいキスの嵐。
違うテーブルに座っていた女子高生の団体さんにも代わる代わる抱っこしてもらい、たくさん写真を撮っていました。
「何て可愛いの! 食べちゃいたい」 

人見知りを全くしない次男は、それは嬉しそうに写真に収まっていました。

すずかけの葉

長女は景色よりも、落ち葉に夢中。

チュナルアーチ(スズカケノ木)の落ち葉を見つけ 「手のひらみたいね!」 「この葉っぱ お家にもあるね!」 と。 
良く気がついたね。自宅前にもすずかけの大木があるのです。

鈴のような小さな丸い実が、とっても可愛らしい木。

でもここの公園にあるのは、自宅にある木とは比べ物にならないくらい昔からイスタンブルの街を見ているのだろうな。


その後スルタンアフメット前でKさんと別れ、私達は散歩を続行。
とちの実に似た実を長男が見つけ 「どんぐり~」と集めていました。


とちの実

ピカピカ茶色く光る実は、何とも美味しそう。

夢中で拾う子供達に地元のお年寄りが 「それは苦いから食べられないよ。栗じゃないから」と声をかけています。

「ありがとうございます。おもちゃにしたいんですって。この子達は拾うのが楽しいみたいですよ」 と言うとそのおじさんは、ポケットから小さな飴を取り出し、子供達にプレゼントしてくれました。

子供と一緒にいるだけで、より一層親しみをこめて話しかけてくれる人の何と多いことでしょう!
子供達に感謝することの多い一日でした。



その後、スルタンアフメットのチャイハネでひと休み。

チャイでひと休み


ギョズレメを焼いています

ギョズレメというクレープのような食べ物を作っている風景を見かけました。

ざくろ

絞りたてのざくろジュースは、ちょっぴり渋みがあるけれど、甘くって美味しかった。

日本でも不妊に効果があるとの触れ込みで、最近トルコ産の有機ざくろジュースというのが我が家の近くのスーパーで購入できるのですが、やはり絞りたてに勝るものはありませんね。
鮮度は抜群。注文してから目の前で絞ってくれるジュースは美味しかったです。


スルタンアフメットで夫の友人M君と待ち合わせ。
仕事帰りのM君の車で、フェリーに乗り込みアジアサイドまで行きました。

イスタンブル

目的はクズクレシで見る夕日。

防波堤に設えられた椅子に座り日没を待ちます。
日没を待っています

30分ほどもすると、日が沈み何とも美しい夕日を見ることができました。
夕日

日没を楽しみ、お腹が空いてきた私達。今夜は何が食べられるのかな?


今日 夫が断食をしたのは、長旅で疲れた身体が癒えてきたのもありますが、Mくんと一緒にイフタルがしたかったからのようです。

Mくんがお気に入りのウスキュダルにあるレストラン ハジベイ に向かいました。

シシケバブ

夫のイスケンデルケバブ

今宵のイフタル

どれもこれも美味しい!


食後にはMくんの奥様が待つ自宅へご招待されました。

郊外にあるMくんの自宅は、それは豪華な造りだ。 

小さいながらも会社を経営するM君。奥さんとは7年ぶりの再会だけれど、美しさは変わらず。

あの頃は、まだ赤ちゃんだった愛娘ちゃんも成長し、我が家の長女と同じくらいの年頃。

奥さん手作りのオヤスカーフをお土産に頂きました。


Mくんの車でホテルに送ってもらいました。

夫くんは、Mくんと積もる話があるようで、ロビーで深夜まで語り合っていました。



今日は良く歩いたせいか、シャワーを済ませてベッドに横になると、子供達はすぐに眠りにつきました。

明日は飛行機で夫の実家があるカハラマンマラシュに向かいます。


5日目の日記へはこちらからどうぞ






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