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2010.12.19

数分の説明をする案内テープを繰り返し再生している人から、カセットテープがすぐにだめになって困っているといわれたので、そのテープからCDを作成してみることにしました。

手順は次のようになります
(1) カセットテープをパソコンに取り込む
(2) 必要ならノイズ除去、レベル調整
(3) 音楽CDへ書き込み

まずはパソコンに取り込まないと作業ができないので、パソコンに取り込むところから作業は開始します。
いざカセットテープを再生しようとして、最近カセットテープなんて使っていないことに気がつきました。

古いラジカセとひっぱりだしてきて再生しようとすると…

再生ボタンを押してもカセットが動きません。

やはりテープは回転系が寿命でだめになってしまうようです。

内部にゴムをつかっているものは５～10年でまずだめになってしまいます。

そこで比較的新しい MDミニコンポにカセットがついていることを思い出し、カセットをいれて再生してみたところ、なんとか再生できるようです。

ところが巻き戻しボタンを押してみても、巻き戻しできません。

回転トルクが足りないのか、なんなのか。

手巻きをする元気はなかったので、テープを裏返して最後まで再生することで、テープを巻きもどします。

次にパソコンにつないで録音です。
簡単に録音しようとした場合、ノートパソコンのマイク端子にミニコンポのヘッドフォン出力をつないで録音することになるのですが、さすがにノートパソコンのマイク端子は結構ノイズっぽくなってしまいます。
そこでUSBオーディオ機器を持っていたことを思い出しました。

デスクトップPC用に購入して使用していたCREATIVE社のSOUND BLASTER DIGITAL MUSIC SXです。

いきなりつないで見ますが、やはり専用ドライバがないと使えないようです。

CREATIVE社のホームページのサポートページにいってみると…

ダウンロード
>Sound Blaster
>PC-外付け
>Digital Music SX

OSとしてWindows 7 64-bitを選ぶと、

1. Creative Sound Blaster オーディオドライバ 1.01.0099 (35.52 MB) 26 Feb 10

が見つかりました。

ちゃんとサポートしてくれているようです。

こういう点で有名メーカーの製品は助かります。

下手に中国メーカーの製品を買ってしまうと、少したつとホームページがなくなったり、サポートページに過去の製品がなかったりします。

ドライバをダウンロードしてインストールします。

無事インストールが完了し、再起動するとデバイスマネージャ画面に
・Sound Blaster Digital Music SX
が表示されました。

次にこの間購入した SoundIt! Basic を起動します。

起動してみると、アップデートの案内が表示されたので、さっそく更新します。

リリースされた直後のせいか、こまめにアップデートがリリースされているようです。

入力を選択して、カセットを再生しながら、再生音量をゲージが振り切らない程度に調節します。

ファイル＞新規作成で「16bit 44100Hz STEREO」フォーマットを選択します。

画面下の録音ボタンを押してから、カセットを再生開始します。

カセット一本分まるごと録音が完了しました。

レベルを最適化するために、
編集＞全てを選択
加工＞ノーマライズ
を実行します。

最大レベルを0dBとして実行開始です。

数分（？）かかってノーマライズが完了しました。

次に録音された音源を再生して確認します。

どうやらカセットテープに何回も繰り返し録音したようで、同じ内容を繰り返しているのですが、場所によってノイズの入り具合が違います。

ひととおり聴いて、よさそうな部分を切り出します。

Sound itにはノイズリダクション系のメニューもあるのですが、それほどノイズも感じられず、操作が面倒そうなので、レベル調整だけですませることにします。

編集したものはファイルに保存します。

次にCDへの書き込みです。

初めはどこにCD書き込みのメニューがあるのかわからなかったのですが、ヘルプを探していてようやくわかりました。

ツール＞プレイリスト

でプレイリスト画面を開くと「CD作成」ボタンがありました。

プレイリスト画面なので、トラックリストの追加ボタンを押して、先ほど作成した１曲分を選択します。
これをCDに入る約60分間分繰り返して登録します。

そして「CD作成ボタン」を押します。

書き込み速度を最速／高速／中速／低速から選択し、

□　曲間なしで書き込む
□　書き込み後にディスクを自動的に取り出す

のチェックボックスを設定後、開始します。

CD-Rで高速書き込みが可能なので、数分後に作業が完了しました。

最後にできあがったCDの確認です。
できあがったCD-Rをミニコンポで聴いてみます。

うまくいったようです。

できあがった今度CDを渡すことにします。

さすがに音楽の編集は映像とは異なり、エフェクトにこらなければノートPCで結構快適に行えます。

Sound it! Basicは楽天市場では7,220円～で販売されているようです。