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2011.03.28
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カテゴリ: 地震
3/21に雨が降って、福島の隣の茨城県では空間放射線量率が2,000Gy/hを超え、しばらく高い値になっていました。

雨が降ったので放射能測定値(空間放射線量率)が上昇中。雨には注意?

その後大きな爆発事故もなく天気がつづいたせいか、値が下がってきています。

3/21の21時には約1,150nGy/hだったのが、一週間後の3/28の21時には約650nGy/hと半減しています。

道府県 最大値
北海道 33nGy/h
青森県 27nGy/h
宮城県 調整中
福島県 調整中
茨城県 644nGy/h
神奈川県 125nGy/h
新潟県 40nGy/h
石川県 54nGy/h
福井県・京都府 77nGy/h
静岡県 86nGy/h
大阪府 58nGy/h
岡山県・鳥取県 36nGy/h
島根県 46nGy/h
愛媛県 24nGy/h
佐賀県・長崎県 33nGy/h
鹿児島県 43nGy/h



一番値の高い茨城県の空間放射線量率の2週間のグラフは次のようになっています。

茨城-20110321-0328.jpg

3/22以降、ゆっくりですが徐々に値が低下しています。

次に値の高い神奈川県は3/21が159nGy/hだったのに対して、3/28は125nGy/hと値が小さくなっていはいるのですが、茨城県と比べると低下の割合が少ないようです。

2週間のグラフは次のようになっています。

神奈川-20110321-0328.jpg

絶対値は茨城県のほうが多いのですが、なぜか時間がたってもあまり減ってくれません。







それ以来、東京都では水道水の放射能測定結果を毎日発表しています。

水道水の放射能に関するQ&A・測定結果

今日発表された3/28採水結果では、ひさしぶりに3浄水場で放射能が検出されませんでした。

測定が行われているのは

・金町浄水場
・朝霞浄水場
・小作浄水場

の3箇所です。

放射性ヨウ素(ヨウ素131)、放射性セシウム(セシウム134)、放射性セシウム(セシウム137)の値を測定しています。

(1)金町浄水場(江戸川) 単位:Bq/kg
日付 (ヨウ素131) (セシウム134) (セシウム137)
3 月28 日 不検出 不検出 不検出
3 月27 日 不検出 不検出 不検出
3 月26 日 34 不検出 不検出
3 月25 日 51 不検出 不検出
3 月24 日 79 不検出 不検出
3 月23 日 190 不検出 不検出
3 月22 日 210 不検出 不検出


(2)朝霞浄水場(荒川)
日付 (ヨウ素131) (セシウム134) (セシウム137)
3 月28 日 不検出 不検出 不検出
3 月27 日 27 不検出 不検出
3 月26 日 48 不検出 不検出
3 月25 日 76 不検出 不検出
3 月24 日 48 不検出 不検出
3 月23 日 不検出 不検出 不検出
3 月22 日 不検出 不検出 不検出


(3)小作浄水場 (多摩川)
日付 (ヨウ素131) (セシウム134) (セシウム137)
3 月28 日 不検出 不検出 不検出
3 月27 日 不検出 不検出 不検出
3 月26 日 不検出 不検出 不検出
3 月25 日 不検出 不検出 不検出
3 月24 日 不検出 不検出 不検出
3 月23 日 不検出 不検出 不検出
3 月22 日 32 不検出 不検出





ヨウ素131が3浄水場で検出されていたのですが、210Bq/kgも検出されていた金町浄水場を含めて全ての浄水場で20 Bq/kg以下になりました。

放射性ヨウ素(ヨウ素131)に関しては次のような規制値・指標値が決められています。

(1) 食品衛生法に基づく暫定規制値(乳幼児の飲用)=100Bq/Kg
(2) 原子力安全委員会が定めた飲食物の摂取制限に関する指標値=300Bq/Kg

3/22に金町浄水場の測定値が210と (1)の値を超えたことから、水道水が飲用に適さないとして、大騒ぎになってしまいました。



とりあえず一安心です。


ちなみにベクレル(Bq)とは放射性物質が放射線を出す能力をあらわす単位です。
1秒間に放射性物質が壊れる数になります。

これに対して原子力発電所周辺での測定値として使われているシーベルト(Sv)は放射線によって人体に与えられるエネルギー量をあらわす単位です。
放射線によって物質1Kgにつき1Jのエネルギーを与える量を1Gyと表し、これが人体に与える影響を係数をかけて求めたものがシーベルトとなります。




水道水から放射能が検出されていらい、ミネラルウォーター等が入手できないことが続いていました。

そのせいか、「放射性物質対応」とされる逆浸透膜式浄水器の引き合いが結構あったようです。

楽天市場で「逆浸透膜式浄水器」を検索






放射性物質のウラン・セシウム・放射性ヨウ素をはじめダイオキシンやトリハロメタン、バクテリアウィルスなどほとんどを除去…

というように宣伝しています。

上の商品ページを見ると結構くわしく説明しています。


一日に250リットルと、普通の家庭で使うにはちょっと大きすぎる気もしますが、10万円程度で購入できるということで、ちょっとお金に余裕のある人ならつい欲しくなってしまうような商品です。

さすがに購入者の感想がまだ一件もないのですが、どこかの自治体で購入してはいないでしょうか?





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最終更新日  2011.03.29 03:03:39
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