ぼたんの花

ぼたんの花

2005/05/21
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テーマ: 戦争反対(1197)
カテゴリ: 原発と劣化ウラン
転送・転載、歓迎。重複受信される方、ご容赦ください]

皆様

 すにお知らせしておりますように、今年のICBUW(=International Coalition to
Ban Uranium Weapons=ウラン兵器禁止を求める国際連合) の年次総会は、6月23ー
24日、ブリュッセルで開かれます。
 今回は、[劣化]ウラン兵器問題に強い関心をもつヨーロッパ議会議員の協力も得
て、ヨーロッパ議会内会議室で開かれることとなりました。(プログラムはメールの
一番最後に貼付しました。)

 参加申し込みが、一応、6月1日となっておりますので、参加を希望される方は、

み用紙、メール送付先、英文プログラムなどは、「NO DU ヒロシマ・プロジェクト」
ホームページにアップされていますので、ご参照ください。)

 なお、今回のゲスト・スピーカーの一人、ベイバーストック博士は、WHO(世界保
健機構)のヨーロッパ地域・上席放射線アドバイザーを2001ー03年の間つとめ
ていますが、博士たちがまとめた「イラクでの劣化ウランによるガン発症の怖れに関
する科学的研究」がWHOによって「差し止められた」ということが、昨年2月、ニュー
スとして伝わってきました。

ご存じのように、アメリカとイギリスの政府や軍部は、劣化ウランの危険性をはっ
きりと認識していながらも、公式的には、劣化ウラン弾は安全だと言い立ててきてい
ますが、こうした主張の「科学的」根拠とされてきたのは、WHO(国際保健機構)な
どによる調査結果です。しかし、べーバーストック博士たちの報告書をめぐる問題は、

です。
 ご参考までに、二月二二日付『サンデー・ヘラルド』(スコットランド)の記事抄
訳を引いておきます。(原文は、 www.sundayherald.com/40096 を参照。訳文は、吉
田正弘:「アメリカの戦争拡大と日本の有事法制に反対する署名事務局」)

 「イラクでの劣化ウランによるガン発症の怖れに関する科学的研究を、WHOは

―放射線専門家たちは未公開報告の中において、湾岸戦争中に連合国によって使われ
た劣化ウラン兵器は長期にわたり健康障害を引き起こす危険ありと警告―
                 環境問題編集者 ロブ・エドワード     

 米英の劣化ウラン兵器によってイラクの一般市民の健康が長期的に危険にさらされ
るだろうと警告する専門家の報告書が秘密にされていた。

 優れた三人の放射線科学者によって行われたその研究は、放射能と化学毒性を持つ
劣化ウランを含むチリを吸いこむと、子供も大人もガンにかかる可能性があると警告
した。しかしその報告書は、主筆のケイス・ベイバーストック博士を上席放射線アド
バイザーとして雇用しているWHOによって、公表を妨害された。WHOは否定して
いるが、博士は意図的に差し止められたと断言する。

 ベイバーストック博士の研究は、今は『サンデー・ヘラルド』紙の手元に渡ってい
るが、イラクの乾燥した気候では劣化ウランの微粒子は風で撒き散らされ、市民によっ
てこの先何年にも渡って吸引されることを指摘している。体内に入れば、その放射線
と毒性が悪性腫瘍の成長の引き金を引く可能性を警告している。」

                  嘉指信雄(かざし・のぶお)
                 「NO DU ヒロシマ・プロジェクト」代表







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Last updated  2005/05/21 03:12:36 PM
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