ぼたんの花

ぼたんの花

2005/06/10
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テーマ: 戦争反対(1197)
カテゴリ: 原発と劣化ウラン
[転送・転載、歓迎。重複受信される方、ご容赦ください]


       2005年6月10日


 ICBUW第二回年次総会が6月23ー24日、ブリュッセルで開かれます。
 すでにお知らせしましたように、 今回は、[劣化]ウラン兵器問題に強い関心を
もつヨーロッパ議会議員の協力も得て、ヨーロッパ議会内会議室で開かれることとな
りました。そのため、セキュリティ上の理由から、参加者リストをヨーロッパ議会に
対して事前に提出する必要があり、その締切は6月10日になっているとのことです。

 したがいまして、参加を希望される方は、至急、会議コーディネータのRia
Verjauwさん (rverjauw@tiscali.be) までご連絡ください。



           草々  嘉指信雄


*** 
 ICUW 第二回年次総会プログラム
   「ウラン兵器禁止のために」
       (プログラム詳細は、多少変更になる可能性があります)


2005年6月23日(於:ブリュッセル・ヨーロッパ議会)
 開会式
 10時 歓迎
    ・ヘンク・ヴァン・デア・クール(オランダ事務局)
     嘉指信雄(NO DU ヒロシマ・プロジェクト)
    ・ビデオ紹介(Unknown Terror of Depleted Uranium

    ・各国からの活動報告
 13時 ウラン兵器禁止についてアピール行動(欧州議会建物内)
 15時 パネル・ディスカッション
     ・アルーアリ・ジャワッド・カヒム博士
        (イラク・バスラ教育病院がんセンター長)

     (フィンランド・クオピオ大学環境科学部講師:元WHO放射線管理部長)
     ・マンフレート・モーア教授(国際法)
     ・欧州議会議員
 午後6時終了


2004年6月24日(於:ブリュッセル・ヨーロッパ議会)
  午前10時 ワークショップ
       「武器・ウラン兵器に投資する銀行をめぐるキャンペーン」について
     ・ネットワーク・フランダース
  午前11時 ワークショップ
       「ウラン兵器の違法性について-議論と手段」
     ・マンフレート・モーア教授(国際法)
     ・アヴリル・マクドナルド(国際法)など
  午前12時 ワークショップ
       「劣化ウラン被害者との連帯のために:疫学的観点から」
     ・井下俊(JIM-Net)、振津かつみ(CARE)、グレーテル・マンローなど
  午後 3時 作業チーム別セッション 「報告、新メンバーの参加」
  午後 6時 欧州議会での閉会イベント

***

 今回のゲスト・スピーカーの一人、ベイバーストック博士は、WHO(世界保健機構)
のヨーロッパ地域・上席放射線アドバイザーを2001ー03年の間つとめています
が、博士たちがまとめた「イラクでの劣化ウランによるガン発症の怖れに関する科学
的研究」がWHOによって「差し止められた」ということが、昨年2月、ニュースとし
て伝わってきました。

ご存じのように、アメリカとイギリスの政府や軍部は、劣化ウランの危険性をはっ
きりと認識していながらも、公式的には、劣化ウラン弾は安全だと言い立ててきてい
ますが、こうした主張の「科学的」根拠とされてきたのは、WHO(国際保健機構)な
どによる調査結果です。しかし、べーバーストック博士たちの報告書をめぐる問題は、
WHOによる調査結果の「科学性・中立性」に関し改めて重大な疑念を投げかけるもの
です。
 ご参考までに、二月二二日付『サンデー・ヘラルド』(スコットランド)の記事抄
訳を引いておきます。(原文は、 http://www.sundayherald.com/40096を参照。訳文は、吉
田正弘:「アメリカの戦争拡大と日本の有事法制に反対する署名事務局」)

 「イラクでの劣化ウランによるガン発症の怖れに関する科学的研究を、WHOは
“差し止めていた”
―放射線専門家たちは未公開報告の中において、湾岸戦争中に連合国によって使われ
た劣化ウラン兵器は長期にわたり健康障害を引き起こす危険ありと警告―
                 環境問題編集者 ロブ・エドワード     

 米英の劣化ウラン兵器によってイラクの一般市民の健康が長期的に危険にさらされ
るだろうと警告する専門家の報告書が秘密にされていた。

 優れた三人の放射線科学者によって行われたその研究は、放射能と化学毒性を持つ
劣化ウランを含むチリを吸いこむと、子供も大人もガンにかかる可能性があると警告
した。しかしその報告書は、主筆のケイス・ベイバーストック博士を上席放射線アド
バイザーとして雇用しているWHOによって、公表を妨害された。WHOは否定して
いるが、博士は意図的に差し止められたと断言する。

 ベイバーストック博士の研究は、今は『サンデー・ヘラルド』紙の手元に渡ってい
るが、イラクの乾燥した気候では劣化ウランの微粒子は風で撒き散らされ、市民によっ
てこの先何年にも渡って吸引されることを指摘している。体内に入れば、その放射線
と毒性が悪性腫瘍の成長の引き金を引く可能性を警告している。」







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Last updated  2005/06/10 07:37:24 PM
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