私も米国のリードするやり方に違和感を感じている者の一人です。

環境問題についての記事に興味深いものを見つけたので、ブログに書いてみました。よろしかったら、覗いて見て下さい。⇒  http://plaza.rakuten.co.jp/ukiuki21/diary/200702170000/

(TBを残していきますので、よろしくお願いいたします)
(2007/02/17 11:42:25 AM)

ぼたんの花

ぼたんの花

2007/02/15
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テーマ: 戦争反対(1197)
カテゴリ: アメリカの嘘
”アメリカ政府は、個人では何もできない、状態は何も変わらないと思わせたがっているようです”


『グアンタナモ、僕達が見た真実』の映画監督マット・ホワイトクロス監督は、こう言っている。


この映画の監督のご両親は、アルゼンチン政府が投獄を隠していたが、世界からの励ましと運動によって開放されてた経験がある。
だから個人の力が集まれば、世の中が変わることができる、と信じてこの映画を作った。



事実、この映画の主人公の二人には、帰国後、日本、エジプト、フランス、世界中から手紙が届いたそうだ。


『私は、貴方を信じます。応援します。』と。




先月、この映画の主人公お二人のお話しを聞いてきた。



グアンタナモ、キューバの東部にある116キロ平方メートルの敷地。米国は100年前に締結されたとして、キューバ政府の返還の要求を拒否し、居座っている。


ここは、アメリカの法律も国際法にも適用されない、というより、しないことに米国が勝手に決めている。





この映画に出てくるお二人は、パキスタン系イギリス人。
結婚式にパキスタンに向かったが、隣国のアフガニスタンが気になり、ボランティアとして入国してしまう。


人間の盾としてイラクヘ入国した日本人は、同じ日本国民から世間知らずだのとバッシングを受けた。
しかし、この人間の盾になった人たちのほうが、よほど世界を知っていた。


バカの一つ覚えのように、米国信仰を捨てない日本政府や、”知識人”を気取っている一般の人たちより、ずっと世界を知っていて、アメリカの本質を熟知している人だった。


第二次大戦では、ナチスを支持し、今度は悪の枢軸のアメリカを支持する、、、なんとも日本政府はいつもセンスが無い。



が、このパキスタン系のイギリス人のワカモノ二人は、本当に世の中を知らない”正義感”を持っただけの優しい人たちであったと思う。


あの時のアフガンに、イスラームが入っていくことの危険性を感じないとは。。。


映画の中で”イギリスに住めば、アメリカ人に気をゆるす”と彼らは語っていた。



イギリスに住んでいるときは、ラップ音楽が好きで、あまり宗教に熱心ではない二人が

”グアンタナモで、人間性を失わせるような数々の拷問をされ、それでも気が狂わずにいたのは、何が支えになっていたのですか?”という質問に、”気が狂う人、自殺する人、を目の当たりにして、宗教に思いをはせ、コーランを読んだ。アラビア語を学び、他の人に英語を教えた。今の状況を忘れるよう努力した”


コンテナ一台に、300人を押し込め、アメリカ軍の基地につくまでには殆どが窒息死、コンテナ一台あたり20人くらいしか生き残らない。



こういうことを現在の米英軍がしており、米政府がこのグアンタナモ収容所の存続を認めている。

そういう国と日本は、日米同盟を結んでいる、という自覚が日本国民にあるのだろうか?


アル・ゴアさんの映画”不都合な真実”にも出てきたが、蛙は、熱湯に入れればびっくりして逃げる。

ところが、水から蛙を入れて煮ていけば、熱くなって危険だ、という感覚がない。







この映画に映し出されているグアンタナモの収容所より、実際はもっともっともっともっと酷いんですよ。


この映画をそこまでに仕上げなかったのは、憎しみの連鎖を断ち切るためもあったのか?と思うほどに現実のグアンタナモはもっと酷い。



先月、世界の人々がこのグアンタナモの収容所に抗議し、行動を起こしました。




アメリカ国民にも
”アメリカ政府は、個人では何もできない、状態は何も変わらないと思わせたがっているようです”



”沈黙が、裏切りであるときが来た”



この映画は、ビデオで観るのではなく映画館で観て欲しい。そしてプログラムを買って読んで欲しい。


グアンタナモ 4




グアンタナモ 2



グアンタナモ 3




グアンタナモ 1



グアンタナモで彼らを拷問した米兵をどう思うか?


という質問に”彼らは米政府に僕らが犯人だとマインドコントロールされているのだから・・”と言った。あれほど酷い状況を経験し、今、彼らはこう答える。




彼らは、二年以上、こういう状況に置かれ、今、こう答える。。。




そして未だにグアンタナモに収容されている人々を救い出すのが、自分達の使命だ、と言っている。





素晴らしい彼らの心の中に”本当の神の姿”を私は見る思いがした。





テロリストは誰?





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Last updated  2007/02/15 08:56:10 PM
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こんにちは  
pinktiger21  さん

書き込み&トラックバックをありがとうございます☆  
ぼたんの花  さん
pinktiger21さん


今、日記を読ませていただきました。

とても参考になりました。日本ももう少し農業に力を入れる必要がありますね。


パキスタン系イギリス人の青年お二人にイギリスに”帰国後、変わりましたか?”

という質問に”今までニュースなどにも殆ど興味が無かったけれど帰国後はそういうニュースに興味が出てき。そして全てを鵜呑みにせず、自分で情報を判断するようになった。そして宗教にも熱心ではなかったけれどお祈りなどをちゃんとするようになり、両親の言う事をよく聞くようになった”

と仰っていました。


正直のところ、私は9.11以前は、パキスタン系の人を見ると無意識に警戒するようなことがあり、逆に白系アメリカ人には、意識せずに好意を持って見るところがあるな、と反省しました。


このお二人のお話、そしてイラク人の女医さんのお話しを聴きにいくと会場には、アメリカ人と思われる人も数人来ています。

会場に来た全員が、彼、彼女たちの発言に対し、好意的に見ない人も当然きていますが、その白系アメリカ人の彼女達(発言するのは女性が多い)の態度は、アメリカはいつも正義である、というような信条が根底にあり、ちょっと見当違いの質問や発言がみられます。

それは米国で生まれ育ち教育を受ければ、ある程度仕方のないことだと思うのです。




(2007/02/17 01:04:27 PM)

続き  
ぼたんの花  さん
ところが、、、です。何故か日本人の中にも”アメリカはいつも正義である”という思いが根底にあり、見当違いな質問をする日本のワカモノ、そして年配者にも多くいることの驚いてしまうのです。


ここでのやり取りでも、そういう方はいますが、そういう方たちに限って、”日本は自虐的な歴史認識云々・・”と言って近隣国を罵倒するのです。


近隣国のことは置いても、その根源はイギリス&アメリカにある、という自覚があるのか?と呆れるばかりです。


9.11では約3000人が犠牲になりました。ところが米国人は半分にも満たなかった、ということには無視です。

そういう状況かで、米国民が例え煽られたとしても、アフガン侵攻を殆どの人が支持する、という国民性には”精神異常”を感じます。

そして人間にあるまじき行為、虐待、で二年以上もグアンタナモに収容された、このパキスタン系イギリス人の若い二人の発言の数々は、本当に”神”を感じました。


日本人は、事が起これば、このグアンタナモの収容所に”テロリスト”として投獄されることがあるのだ、という危険を感じました。


それは長崎&広島への原爆投下後、占領時代にした米国の日本国民へのした人体実験を見れば言わずもがな、というところでしょうね。

今、日本国民が米国人にでもなったような感覚でいることに、平和ボケというより”安保ボケ”しているという危険をとても感じます。
(2007/02/17 01:04:43 PM)

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