ぼたんの花

ぼたんの花

2007/03/22
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テーマ: 戦争反対(1197)
カテゴリ: 劣化ウランと原爆
原爆症認定を却下されたヒバクシャの方が訴訟を起こし、今回もまた国の認定基準には問題がある
という判定がくだされました。


というより今まで、こういう訴訟に何回も国の認定基準には問題があるという判決が出されています。


この認定基準は、占領軍であったアメリカと日本政府の調査の元で判断された”閾値”のことです。



放射線には閾値など無い、という当たり前のことが、

ABCCと占領されていた日本政府の誤った統計で

”科学的に”というとても”非科学的”な言葉でヒバクシャの方の訴えを無視してきました。

この”科学的に証明”されるのには、何十年とかかるのです。

政府の言う”科学的”とは、政府の面子であり、企業の面子であり、御用学者の面子であり





ヒバクシャの方が、なぜ今頃裁判と言う形で訴えているのか?

私たちはもう一度、60年前のことに直視すべきです。


この占領軍であったアメリカと日本政府の誤った統計がいまでも世界の放射線の安全基準となっているのです。






発症への影響度を示すとされる「原因確率」を算出。

爆心地2キロ以遠では放射線量がほぼゼロと推計されるため、

「遠距離被爆」や被爆地に後日入った「入市被爆」の場合はほとんど認定されない。

判決は、基準が「残留放射線」の影響を十分考慮していない不備を指摘。

下痢などの急性症状や病歴から、爆心地から4.1キロでの被爆者や5日後の入市者も

原爆症と認定した。一方で4.2キロや13日後の原告については訴えを退けた。



http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/m20070322k0000e040033000c.html





普通に考えてあの原爆が、爆心地から2キロ地点までしか影響が無い、なんて考えられますか?

60年たった今でも政府はそんなバカらしい判定基準でヒバクシャたちの苦しみを無視してきたのです。



ヒバクシャの方々は、60年近く経った今、なぜ立ち上がったのか?

それは、この広島、長崎の被害を日本政府は世界に向けて訴えてこなかった。

そのために原子力発電は安全だ、核兵器は必要だ、と謝った判断を世界の人々はしてきたのです。


最近は、世界各国もこの放射能の安全基準がおかしいのではないか?と気が付いてきました。


劣化ウランの害もその広島、長崎の安全基準地が元になっているのです。









ベルギー、劣化ウラン弾禁止へ
――地雷、クラスター爆弾に続いて世界初――

[転送・転載歓迎。重複受信される方、ご容赦ください]

2007年3月18日

皆さま


で、「劣化ウラン弾禁止法案」が、全会一致で可決されました。
 これは、通常兵器システムの範疇に入れられている劣化ウラン
弾、および劣化ウランを用いた装甲の、ベルギーの領土内におけ
る製造、使用、貯蔵、売買、入手、供給、移送を、「予防原則」
に基づき禁止するものです。
 間もなく、この委員会の決定は国会審議にかけられ、上院でも
議論されますが、今回の決定が全会一致であったため、今後の審
議は、単に形式的手続きにすぎないとのこと。ベルギーは、対人
地雷、クラスター爆弾に続いて、劣化ウラン弾に関しても、世界
に先駆けて禁止する国となることが確実となったのです。言うま
でもありませんが、ベルギーのこの決定は、文字通り画期的なも
のであり、劣化ウラン兵器の国際的禁止に向けた第一歩が大きく
踏み出されたことを意味します。

***
「ベルギー国防委員会」での駆け引き
 なお、「全会一致」とは言え、投票を避けて欠席した議員もお
り、最終段階では、可決が危ぶまれる局面もあったようです。今
回の法律は、「劣化ウランおよび工業生産された他のいかなるウ
ランにせよ、それらが用いられた砲弾や装甲を全面的に禁止す
る」ものですが、核兵器は対象外であることを明確にするた
め、”weapons“(兵器)という言葉は削除さ
れ、”ammunitions”(砲弾)という言葉が用いられること
になったとこと。{ベルギー北部のクライネ・ブローゲルにあ
るNATO軍の米空軍基地には核兵器が配備されています。ち
なみに、ベルギー上院は2006年4月に、下院は2005年
7月に、核軍縮と核不拡散を求める決議を採択し、ヨーロッパに配
備されたアメリカの核兵器の撤去を要求しています。}
 また、こうした禁止をベルギー政府が国外でも促進するには時
間を要するし、他の国々もベルギーにならって後に続くかどうか
知りたいと、オランダ語圏の自由民主党が主張したため、この法
律が「ベルギー制定法令書」に記載されても実際の発効は2年後
となることが付記されました。つまり、ベルギーが国際社会で孤
立することが危惧されたのです。[ベルギーのICBUWメン
バーによりますと、「2年後に発効」という条件も、投票直前の
各党間での政治的駆け引きの結果のようです。投票前日の6日に
なって、オランダ語圏の自由民主党が、「閣僚委員会と王室裁決
を経て法案を発効させるべき」との修正案―このプロセスを踏む
と法案発効には実に10年!はかかるーを出してきて、実質的に
この法律を「無効化」してしまおうとしたため、妥協案として
「2年後に発効」との一文が入れられることになった。自由民主
党は、審議の中でも、他のNATO諸国との共同歩調を維持し
たいとの意向を強く示してきていたとのこと。]

* **
ICBUWベルギーの取り組み
 今回の法案可決は、ベルギーの「ストップ・ウラン兵器!」連
合が、国会議員とともに、昨年来取組んできた運動の大きな成果
です。とりわけ「地球の友」(Friends of Earth)のメン
バーであるリア・ヴェルヤオさん(ICBUW広島大会にも参加した
ICBUW評議員)とヴィレム・ファン・デン・パンフイセンの懸命の
取り組みは、この成功に大きく貢献しました。
 昨年11月に開かれた公聴会では、ヴェルヤオさんたちの推薦を受
けたキース・ベイヴァーストック博士(ICBUW広島大会にも
参加されたWHOの元放射線部門専門官)などが劣化ウランの
危険性について訴えました。しかしその後、法案に反対する側が
巻き返しを図り、証言者としてNATOやEUの安全保障
委員会の代表が証人として招かれ、「ウラン兵器の危険性につい
ては実証されていない」「ベルギーがウラン兵器を禁止すれば、
国際的軍事協力の観点から問題が生じる」などの反論を展開、委
員たちの間に「判断しかねる」といった雰囲気が拡がり、最後の
審議となった今年2月14日の委員会が終わった時点では、
ヴェルヤオさんも、「法案の可決はかなり困難」との印象をもっ
たようです。
 「ヘルプ!委員会のメンバーにメールで訴えて!」――そんな
内容のメールがヴェルヤオさんから流されました。それに応え
て、キャンペーンを支えてくれている科学者や専門家
(ICBUW広島大会にも参加したバーテル博士や、イタリアの
ガッティ博士とモンタナリー博士など)や他の国のICBUWメ
ンバーからも、次々と外務大臣や国防委員会の主要メンバーへ要
請メールが送られました。日本からも、振津が科学的観点からの
アピール文を送るとともに、ICBUW広島大会で採択された
「ヒロシマ・アピール」が送られました。
 投票があった3月7日の朝、私たちは、前日のジュネーブ国連
本部内での「劣化ウラン・セミナー」に続いてロビー活動をする
ため相談をしていました。リアさんの携帯電話が鳴り、「委員会
が始まってすぐに投票がされ、全会一致で法案が可決された」と
の連絡がベルギーの仲間から入りました。かなり「悲観的」に
なっていたヴェルヤオさんは、嬉しさのあまり涙を流しながら、
一緒にいた私たちに投票結果を伝えてくれました。このニュースは、
ICBUWのメンバーだけでなく、ウラン兵器禁止を求めてきている全
ての人々を勇気づけるものとなりました。

***
クラスター爆弾禁止条約を目指す「オスロ宣言」
 クラスター爆弾に関しても、新条約作りが有志国によって進め
られることが、2月23日に採択された「オスロ宣言」
によって確定しました。伝えられているところによりますと、最
初は、かなりの国が、「動きがあまりに速すぎる」と躊躇してい
たものの、「一気に条約作りを開始しよう」という大勢がはっき
りするや、それまで躊躇していた国々も、条約制定プロセスの外
に置かれること、「歴史の間違ったサイドに取り残されること」
(地雷禁止キャンペーンにも最初から関わったデイヴィッド・ア
トウッドさんの言葉)を恐れて、一挙に賛成する側に回ったとの
こと。[オスロ会議の参加49カ国中、「オスロ宣言」を支持しな
かったのは、日本、ポーランド、ルーマニアの三カ国のみ。米
国、中国、ロシア、イスラエル、インドなどは会議そのものに不
参加。オスロ会議については、毎日新聞のシリーズ記事がとても
参考になります。 http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/
stopcluster/]

 ICBUWとしては、地雷禁止に続いて、クラスター爆弾の禁
止条約作りが始まった勢いも活かしつつ、引き続き各国政府への
働きかけを強めると同時に、ベルギーでの成果をさらに欧州や他
の地域にも拡げ、国際的禁止に向けた具体的な動きにつなげてゆ
きたいと考えています。一層のご支援を何卒宜しくお願いいたします。
 なお、今回のベルギーの法令文は、ベルギーのメンバーがオラ
ンダ語から英語への翻訳作業を進めてくれていますので、英語版
を入手次第、皆さんにもご紹介したいと思います。


嘉指信雄(ICBUW評議員、アジア・太平洋地域
コーディネーター)
振津かつみ(ICBUW評議員、科学チーム)

ICBUW=International Coalition to Ban Uranium Weapons
ウラン兵器禁止を求める国際連合
http://www.icbuw.org


ICBUW国際キャンペーンの詳細は。「NO DU ヒロシマ・プロ
ジェクト」ホームページをご参照ください。
http://www.nodu-hiroshima.org/

ICBUW国際キャンペーンへの支援をお願いいたします!
カンパ振込先:郵便振替口座名 「ICBUW・国際キャンペーン」
口座番号 < 01310-0-83069 > 


ベルギー「ストップ・ウラン兵器!」連合は、以下のNGOに
よる共同キャンペーンです。
Association M・dicale pour la Pr・vention de la Guerre
Nucl・aire - Groupe Li・geois pour l’Economie
Distributive - CSOTAN - Pax Christi Leuven - Bond Beter Leefmilieu -
Vakbondsmensen In Verzet tegen Oorlog - Oxfam-Solidariteit - Artsen
voor Vrede - Netwerk-Vlaanderen - Mouvement Chr・tien pour la
Paix - International Action for Liberation - Stop United States of
Aggression - Jeugdbond voor Natuur en Milieu - Links Ecologisch Forum
- Forum voor Vredesactie - ACV-Brussel - Friends of the Earth
Vlaanderen en Brussel - Greenpeace - Vlaams Overleg Duurzame
Ontwikkeling - Pax Christi Vlaanderen - Co・rdination Nationale
d’Action pour la Paix et la D・mocratie - Vrede - SOS
Irak - Verbond VOS - Mouvement Ouvrier Chr・tien Li・ge-
Huy-Waremme

Press contact: Willem Van den Panhuysen
willem@motherearth.org
gsm: 0473 71 75 18 Tel.: 09 256 01 45
Belgian Coalition: 'Stop Uranium weapons!':
http://www.motherearth.org/du








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Last updated  2007/03/22 01:04:16 PM
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