ぼたんの花

ぼたんの花

2007/07/21
XML
今回のマスコミの報道は少し変です。
世界の原子力発電関係者の注目の的であり、危険を注視しているのに日本のマスコミはおとなしい。

お肉屋さんや牛乳屋さんなら「社長出せ!」となり倒産となる。

東京電力は、「ご説明申し上げたい」と評論家たちに総力をあげて電話をかけまくっている。ぬるいコメントをしている評論家がいたら、東京電力からゴルフに誘われているとみる。

今回の報道には、巨大な嘘をついている。

◎原発での火事は想定外と言っているが、想定外か?
二年前、平成17年8月30日に浜岡原発で廃棄物処理装置第二建屋の近くで
火事があった。それについ最近まで、原発への北朝鮮のミサイル、テロなどの攻撃があるので、テロ対策をするといっていた。この攻撃で第一に考えなくてはいけないのは、「火災」である。その火災がなぜ想定外なのか?
消火活動が、大変重要である。

◎松岡大臣が首を吊ってからの20分間の謎、今回は、12分の謎がある。

◎石油などのコンビナートで、変圧器が燃えた場合、自動消火装置が作動するはずである。絶縁体の油が燃えた場合、油を廃物のほうにドレンから流しだしようになっている。そして自動消火器から泡が出て消す。
その後、「自分達消火隊」が泡消火器で消す。

東京電力のコメントは、「油なので水をかけたら危ないと様子を見ていた」と
言っている。油の火災には、どんな消火器がいるのかも知らないのか?

実際は、放射能漏れがあって近づけなかったのではないか?

◎二号機の職員が、窓から見ていたら三号機に煙があがっていた、と東京電力は言っているが、警報ブザーが鳴ったら遠隔装置でも消火装置の作動はできるはず。

◎本来なら、原子力安全委員会が、柏崎原発の停止命令をだすべきなのに出さない。柏崎市長が、消防法に基づいて停止命令を出した。
原発を誘致することによって地元に大量のお金が流れているので、市長が停止命令を出すことは無いと思っていたのか?

◎テレビでも中継されるほどに火事が起きていることはわかっていたはず。
地元の消防署員は、原発からの依頼がなければ、動けないのか?
要請がなければ、立ち入れない治外法権のような状態ではなかったのか?
例えば、ミートホープに地元の農政事務所がたちいれなかったように力関係があって入れなかったのだろう。
例えば、放射能漏れ事故を起こした関西電力の社長が、その後も、経済連合会の会長に就いていることでわかる。


原発帝国、資源とインフラにはマスコミも、役所も手を入れられない。
入れたら大変なことになる。


◎東京電力は、想定外で、海の中の断層はわからなかった、と言っているが、日本の原発は全部、海の側。それなら全部の原発の危険度がわからないのか?

◎資源エネルギー省のHPで、日本は世界有数の地震国で、例え大きな地震が
きても、地震対策は十分にしてある、といっているが、二年前から原発の耐震基準を見直し、一斉に耐震強化工事を始めたのは何故か?

◎テレビ朝日は、刈羽原発に電話がつながりました、と言い、「原発のサトウ
さん」とテロップを流して、「放射能漏れはありません」と電話で言った。
サトウさんという人の肩書きも確認せず、尚、その後に放射能漏れがあったと報道されている。これは不要な報道である。

◎燃えた変圧器は、数万ボルトの電気を数千ボルトに落とす変圧器であり、構内のさまざまなところに使用していた、というが

オペレーションセンターの電気や、制御棒の上げ下げの電気の系統とは一緒なのか別なのか?

◎例えばクリスマスツリーの下の部分の土などを固めても、枝葉の部分はカチンカチンとあたって、飾りは下に落ちる、そういうことでいくら原発の建物を頑丈にしたところで、末端部分のパイプなどは枝葉の部分であり、危険である。


◎私のような地質学をやっているものにとっては、日本での原発は博打であり、日本には原発を建てて安全なところは1つもない。安定した地盤のヨーロッパとは根本的に違う。
日本でどうしても原発をするというのなら、免震構造で考えていかなければ
いけない


◎安部首相が早々に地元入りをしたが、本来、首相は有事の際を考えて官邸で待機すべきであり、そうでなくとも人手不足の地元に首相が行ったら、首相の警備にどれだけの人員が不足になるのか?あまりにも選挙のことばかり考えてのパフォーマンスであり、危機管理ができていない。




以上、トムさんが貼ってくださったラジオ番組ストリームで放送された内容をまとめてみました。

とてもわかりやすく説明してくださり、勇気あるカツヤママサヒコさんの発言ですが、原発には各省の部門がかかわって当然ながら政府による査察も定期的に行われているはずですが、その点の指摘はなかったようです。

が、原発は国策ですよ。これはあの風見鶏の中曽根さんが言い出したことですが、当然、米国絡みだと思います。

もっと危険で重要なことが、昨日の日本経済新聞に載っています。

それは、「原発安全対策で日米協力」の大見出しです。
こんどの事故は、相当な被害が出ていると想像できます。

米調査団を検討 の見出し。

これは、お断りすべきです!!!




これは広島、長崎での被害を日本独自での治療も調査もさせなかったことを思い出すべきです。IAEAは、チェルノブイリでの事故に関しても主導権を握り、世界に過小に報告しています。





「死ぬべき被爆者は全部死んだ」1945年9月6日にファーレル准将が
東京の帝国ホテルで連合国海外特派員に向けて発表した。

このとき広島と長崎では、毎日、100人を越すヒバクシャが苦しみ悶えながら死んでいき、また何万というヒバクシャが、救護所で原爆症の苦しみにあえいでいた。



米国は、60年後の今日でもこれと同じようなことをしようとしているのですよ。
60年代に入ってからは日本政府も米国政府と一緒に国連に「被ばくで苦しんでいる人は一人もいない」と報告しているのです。

この時から日本政府は、米国との共犯者になり、未だに放射線の害についてIAEA、WHOと一緒になって「唯一の被爆国」が世界に向けて嘘をつき続けているのです。その体質が今でも健在?なのが厚生労働省、薬害、誤りをなかなか認めない体質なのです。


とにかく明日のサンデープロジェクトは必見です。
東京電力がスポンサーとなってしまったテレビ朝日のサンデープロジェクト、
そのなかでどういうコメントをするのか?
なまぬるいコメントをする評論家は?録画すべきでしょう。たぶん選挙の話題でこの件は、流してしまうでしょうが







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2007/07/21 11:22:52 AM
コメント(3) | コメントを書く
[報道、メディアについて] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: