ぼたんの花

ぼたんの花

2007/08/05
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戦争反対のテーマの日記に以前紹介された
『戦場から妻への絵手紙』前田三千雄追悼画文集。

古き昔の日本の情景、戦地から妻への想いが一枚の葉書に
託されている。

日々の戦いのことは、一つも書かれていない
景色やお花の絵と一緒に数行の文がある。


とてもシンプルな表現

そして たった数行の文に溢れ出る 想い

やっぱり涙が滲んでしまう

妻の手元に届いた728枚の絵手紙


ちょっとした素敵な絵と 数行の文
こんな手紙を728枚も夫から届いたら・・・



飾りのない言葉を数行並べるだけで
こんなにも心が伝わる・・・



で、昔の手紙の束を出してみた。


年賀状に添えた 数行の言葉 ん~ 無味乾燥


昔、貰ったラブレター(?)  ん~ 濃すぎる




そんな中に母方の叔父の便箋四枚と(ちょっと重い)

父の親友、栗田さんのおじさんからの2枚の葉書を見つけた。




栗田さんのおじさんからの葉書二枚


『こんどは最上級生になって いばってますか。

ちっとも音沙汰がないので案じています。

うちの輝夫君はお嫁さんをもらって 東京へ移ってしまったので

うちはおばさんと二人限り、遊びにきなさい。

皆さんに宜しく  5/16 』

(私が小学6年生の頃貰った葉書)




『今年から勉強がすきになるよう祈ります

先日 お父さん 手袋を忘れていきました

会社に持ってきてあります。土曜日にでもとりにきませんか』

(中学一年生の頃貰った葉書、会社の地図と電話番号が書いてある)





なんともシンプル、数行でとても思いが伝わる葉書。



昔の日本人は、少ない言葉、飾らない言葉で

相手に 端的に想いを伝える術を知っていたように思う。











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Last updated  2007/08/05 09:32:02 PM
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