ぼたんの花

ぼたんの花

2007/10/15
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テーマ: 戦争反対(1197)
カテゴリ: 沖縄
大田知事が三期を目指して知事選に出馬すると表明した1998年11月15日東京の日本政府は大田の追い落としをはかる準備を始めた。自由民主党は、昔ながらの金権政治ですでに地盤を固めていた。1996年11月、当時の内閣総理大臣橋本龍太郎と、内閣官房長官梶山静六は、アメリカにパイプを持つ、元外交官の岡本行夫に、沖縄問題の私的諮問機関を作らせた。機関は、アメリカ軍事基地のある沖縄の町や村を地盤とする政治家の支持を取り付けるため、最高1000億円の振興策支援を提言した。この工作の表の顔は、慶応大学の島田春雄教授を座長とする『沖縄軍事基地所在市町村に関する懇談会』で、島田は『中央政府が公表を控えたい沖縄に関する政策を実現するには不可欠の人物』と言われていた。


沖縄で根強い人気のある大田を負かすために、東京はまず対抗馬になりうる候補者を見つけ、更に有権者がその候補者のもとに付きたくなるような条件を作り出す必要があった。1998年7月、人気の薄かった橋本龍太郎に代わって首相の座についた小渕恵三は、前任者よりもはるかに抜け目のないところを早速発揮した。外相経験のある小渕は、ワシントンとの円滑な関係作りに大田がいかに障害になっているか、よく承知していた。また彼は多くの本土の人たちと違って、古くから沖縄には個人的な思い入れがあった。

学生だった1960年代には沖縄に旅行し、復帰運動にも参加したこともあるし、革新知事の屋良朝苗にも会っていた。1979年にはじめて入閣したときのポストも、沖縄開発庁長官だった。





『帝国アメリカと日本 武力依存の構造』 チャルマーズ・ジョンソン著
集英社新書 660円+税 より引用




大田氏の対抗馬である稲嶺恵三さんは、基地に反対する大田知事とは別な選挙戦をとる。非現実的で夢想肌の知事が平和に凝り固まって沖縄の経済を低迷させた、と批判し、それに呼応して政府は、1998年から大田知事との接触を拒み続け、沖縄に対する“通常の補助金”まで打ち切った。

そして、沖縄の失業率が悪化、全国平均の二倍、9.2パーセントの失業率となる。すると稲嶺氏は、その9.2パーセントという数字を前面に出し、選挙ポスターに『9.2パーセント』と書き、沖縄じゅうに貼り出した。稲嶺氏は、海兵普天間飛行場を名護沖の施設に移転することとし、政府のご機嫌をとる。

結局、52.1%対46.9% で大田氏は稲嶺氏に破れた。票は、仕事のある年長者は大田氏、仕事にあぶれた若い層が稲嶺氏、という結果になった。

稲嶺氏に流れた内閣官房長官からの一億円を超える選挙資金は、外務省機密費から出たといわれている。この頃、外務省の機密費の使途が、マスコミをにぎわせたが、あの頃、機密費問題でテレビなどの報道によく流れたのは、沖縄県知事候補へ流用された選挙資金ではなく、ノンキャリアの外務省役人が、愛人だ、競馬の馬主だ、外務官僚のワイン代だ、ということばかりでした。


その後、沖縄サミットのとき、既に小渕さんは急逝され、総理となったのは今もなお自民党を牛耳っている森総理。その沖縄サミットに政府がかけた費用はなんと810臆円!

そう考えると、森元総理があの頃、どういう役目をはたしていたかがわかり、今も小泉総理をはじめとして、安倍総理にまで影響を及ぼし、今回の福田総理擁立にまで関わっている。日本テレビの30階で、森元総理、日テレの氏家氏や、読売新聞のナベツネさんがいかに関わっているか、たかが一民放の社長と新聞社の役員、国民に選挙で選ばれたわけでもなんでもない人たち、支持率がとても低かった森善朗元首相がこの日本政府を牛耳って、本当の愛国心のある自民党員は、離党するか、蚊帳の外。


   1998年バーミンガムサミットは11臆円、1999年ケルン・サミットは7億円。

   2000年沖縄サミットは、810億円。森善郎首相は、警備のために必要な額、と。



『これまで君たちは、数え切れないほどの戦争を防止してきた』
沖縄県民のヒューマンチェーンに驚いた米兵たち、そのとき沖縄の米兵たちにこう、クリントン大統領は、語りかけた。
なぜなら、嘉手納基地を沖縄の人々が、17キロに及ぶ人間の鎖をつなぎ、参加者は2万7000人。



さて、チャルマーズ・ジョンソンさんもこの本の中で書かれていますが、スクール・オブ・ジ・アメリカズという存在があります。これはさすがに米国議会でも問題にしましたが、名前を変えて未だに存在しています。この学校?害未だにあるということは、アメリカは多くの戦争を防止してきたのではなく、多くの争いごとの火種をまいてきたという事実です。



今日、夜八時から日本テレビで、『世界まる見え!テレビ特捜部』で、9.11の謎という番組を放送するそうです。この9.11の事件についてあの日本テレビが、大手民放では、はじめて取り扱うということなので、私も驚きました。
2チャンネルでは、9.11の件について書き込みが増えてきているそうです。あの2チャンネルでさえ、今頃ですか?という感はしますが。(私は2チャンネルを見たことがありませんが)


が、こういう時によくあるのが、大きくなってきた批判を別方向へ煽り、誘導させる、という手もよく使われることです。CIAのスパイであったと暴露されたあの正力松太郎、その後を受け継いでいる氏家氏とナベツネさんが牛耳る日本テレビと読売新聞。その人たちが“名誉挽回のため”に率先してこれを報道するのか?それとも“愛国心に目覚めて”、多くの日本国民に知らせようとするのか?それは番組を見てから私も判断したいと思います。


六年たった今、この9.11は政府の仕業、または政府が絡んでいる、アメリカ国民の80パーセントは、こう思っている、というのに大手マスコミは、どこも放送しませんでした。去年、私が行った集会にもテレビ朝日が取材にきていたのに、未だに放送しません。



 1.ペンタゴンにあいた穴が小さすぎる説明
 2.ツインタワーのコンクリートが何故、粉末状になったのか。
 3.ツインタワー崩壊の前に何度もあった爆発音の解説
 4.飛行機もぶつかっていない、また、他のビルとも距離が離れていた
  第7ビルがなぜツインタワーと同じ状態で崩壊したのかの説明
 5.飛行機は、一機なのか、二機なのか?



この五つの点をどう説明しているかで、この番組の意図を確かめようと私は思っています。
なぜなら、9.11と湾岸戦争のことは、今国会でもよく引き合いに出されます。
もちろん米政府に従った解釈で、特措法の延長がもっともらしく語られています。
アメリカでは、911に対する米政府の説明がすべて本当だと思っている人は、国民の20%しかいない状態だ。





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Last updated  2007/10/15 05:27:12 PM
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