Shingo’s endless journey

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なぜ野外教育なのか?

昨今、教育界に対する批判・教員の質の低下が当たり前のように叫ばれるようになりました。確かに様々なニュースを耳にします。
教員の不祥事、体罰、犯罪の低年齢化etc・・・
本当に由々しき問題です。
ただ、果たして本当に学校が第一戦犯なのでしょうか?
確かに、「現状に対応しきれていない」など、責任の一端は学校にあると思います。また、人間形成の基本は教育にあるのも確かでしょう。
しかし、本当の問題の発端は学校ではなく、家庭にあるのではないでしょうか。
今まで、5:5でガッチリ噛み合ってきた、教育の二本柱である学校と家庭。
そのうちの1本である家庭が5あるうちの2~3の機能しか果たさなくなり、残りの2~3を学校任せにしだし、元々5で回っていた学校が7~8の役割を負わなければならなくなったとしたらどうなるでしょう?
学校は元々体制的に5に対応する術しか持っていません。では家庭が放棄した2~3は何処にいくのでしょうか?
答えは・・・何処にも行かず宙ぶらりん、ほったらかしです。家庭は学校のせいにし、学校は対応しきれずてんてこ舞い。マスコミにも叩かれる。鬱憤の溜まった教員はどこかで憂さを晴らそうとするも、その発散方法は間違った方向に・・・そしてまたマスコミに叩かれる。「教員の質が低下してる」と。

これが今の日本の教育界の現状ではないでしょうか?
中には、現状をいち早く察知し改革に取り掛かっている学校や、自分の子供は自分で躾けると、しっかりと家庭で教育している家庭もあります。
しかし、学校に関しては、そういった事態に素早く対応できるのは大抵は私立であり、しかも何故か「学力の低下を何とかしなければ」となってしまいます。

それはそれで良いとは思いますが、本当は

「宙ぶらりんの2~3を補強する事で、本来の教育を取り戻す」

事が先決なのではないでしょうか。

そこで台頭してきたのが野外教育です。

野外教育は野外活動を媒介として、心の教育(思いやり・協調性・自主性etc)を目的とした教育活動です。

家庭に放棄された箇所に、見事なまでにマッチした(させた?)分野ではないでしょうか。

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