被災地から愛を込めて世界へ キセキの心の復興プロジェクト 未来予想図実行委員会

被災地から愛を込めて世界へ キセキの心の復興プロジェクト 未来予想図実行委員会

運動とストレス



研究を行った米メリーランド大学公衆衛生学部助教授のJ. Carson Smith氏は、「運動が気分を向上させることはよく知られているが、感情への影響や、日常のストレスに耐えるうえでもよい効果があることはあまり知られていない。運動すれば不安が軽減するだけでなく、情動的な出来事に直面した際も、不安が抑えられた状態を維持できる」と述べている。

今回の研究では、健康な大学生に、30分間の安静と、30分間中等度の強度のサイクリングをさせ、不安レベルに及ぼす効果を調べた。不安レベルは、運動/安静の30分前、および15分後に測定された。また、感情の研究に用いられるデータベース「国際情動写真システム(IAPS)」の90枚の刺激的な写真を20分間見せた後でも測定された。被験者は全員、安静と運動の両方のテストを受けた。

その結果、運動および安静の両方が被験者の不安を和らげたが、IAPSの写真を見た後では、運動をした被験者の不安レベルは低く維持されていた。

Smith氏は、「今回用いた(IAPSからの)一連の写真は、赤ん坊、家族、仔犬、食欲をそそるもの、皿、カップ、家具、街の景色のほか、暴力、身の毛がよだつような不快なものまで含まれている。日常で経験する可能性のある、幅広い情動的イベントを刺激するようデザインされた」と、述べている。

研究結果は「Medicine and Science in Sports and Exercise」オンライン版に掲載された。この知見は、日々のストレスや不安の管理に役立つことを示していると、Smith氏らは述べている。なおこの研究では、運動とストレスおよび不安のレベル低下との関連が示されたが、因果関係は証明されていない。(HealthDay News 9月18日)

http://consumer.healthday.com/Article.asp?AID=668688
Copyright © 2012 HealthDay. All rights reserved.



© Rakuten Group, Inc.
X

Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: