日経新聞、今年最初の私の履歴書は指揮者の小沢征爾さんで、
既に世界レベルで活躍されている説明するまでも無いマエストロです。
二日は休刊日なので三日からがご自身を振り返り世界進出のくだりが楽しめます。
3年前から、ご自身にとってかなり厳しい闘病生活が続いていまして、
何度かTVで見る限りでは痛々しいまでに激痩せしておられて、
長時間にわたる指揮が命を削るような重労働になっていました。
指揮者はコンサートでタクトを振るのは披露に過ぎませんで、
通常のコンサートは1週間前程度から演奏者と曲の演出を練り、
表現したい手法や技巧の説明やすり合わせについやします。
練習では座って行なうにしても繰り返し完成を目指す作業は困難を極め、量や数字で表す事ができない感覚の作業であり美意識の表現能力を問われます。
私も小沢さん指揮の作品を10枚程度持っていますが、
いずれも、世界レベルに相応しいものであり、
演奏のサイトウキネンオーケストラも聴き応え十分で安心できます。
年の瀬に第九を聴いて、年明けはバッハのマタイ受難曲と決めていますので、
CD3枚組みの長時間の録音ですが、仏教徒と言えども楽しめます。
聖書のマタイの福音書のハイライト部分を歌い上げる訳でして、
一番仕事の多い説明を引き受ける語りは福音書記者と言いまして、
英語では「エヴァンゲリスタ」と呼ばれます。
もう一回録音されるか否か分かりませんが、
指揮者小沢征爾とサイトウキネンの手練、表現を古楽器を意欲的に使い、
イエスが捕らえられ地上での命を終える出来事を美しく演奏しています。
【送料無料選択可!】【試聴できます!】
J.S.バッハ/マタイ受難曲 / 小澤征爾 (指揮)/サイトウ・キネン・オーケストラ
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