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友人Yです。今日はいつもの会話形式ブログをお休みして、お伝えしたい事があります。昨夜、バリ島ウブド在住のヒーラーTさんが、突然のバイク事故でお亡くなりになりました。Tさんはこのバリ島で何年もヒーラーとして生きてこられた方です。バリ人にも日本人にも 分け隔てなくヒーリングを施され、みんなに愛されていた方でした。Tさんのご冥福をお祈りいたします。 ブラン・バトゥ一同
2009.05.10
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いきなり関係ない話ですが、昨日バリ島ギャニアール地区に10月openしたという、サファリパークに行って来ました。 バリならではの自然をそのまま生かした部分が多く、なかなか面白かったですよ!ちなみにこのゾウは作り物です。よくできています。 パーク内は専用のサファリカーに乗って動物たちを見る事ができ、何をするにもかなりのんびり中途半端な香り漂うバリなのに、よくここまで!と感動するほどちゃんと整備されていました。 ホワイトタイガー、ライオン、ゾウ・・・。 檻に入れられて・・・というような かわいそうな状況ではなく、結構のんびり、みんな楽しそうに暮らしてるように見えました。 説明なんかはみーんなインドネシア語と英語なので、ちょっと分からないところもあるんだけど、それよりみんな動物を見るのが忙しくて・・・(笑)。 そこで働いている親切そうな日本人の女性が声をかけてきてくださって、とても嬉しかったです。 「今はまだ解説も全部インドネシア語と英語なので、日本語のものが用意できていなくて・・・。」 とおっしゃってたので、もしかしたら日本語のパンフなんかも将来できるのかな? そうなったら・・・ぜひ行ってみて下さいね。来年にはマリンパークもできるそうです。 日本にはこういうテーマパーク多いし、アフリカやとぉーい国に行かなくても、日本の子供達はすぐそばで色んな動物を見る機会があるけど、バリはそうではなかったんですよね。 パーク内にはローカルのスクールで遠足に来た子も多くて、みんな目を輝かせていました。 動物を見つけて、大声を出して喜ぶ子供達。この目の輝きって世界共通なんですね。 ゲームの画面に登場するものは、生き物ではない。 本当に生きているものを真近で見た時の子供達の顔は、まさに「生きている」という顔でした。 このトラたちは、写真上に写っている丸太を転がしてすごく楽しそうに遊んでいました。 それに疲れると、 「ああ~いい湯やでぇ。」 「ほんまや。ストライプもよう洗っとかなあかん。」 という状態に(笑)。↓ サファリカーの窓ガラスをつついて中を覗くダチョウ。 しばらく離れませんでした。見られてるのは人間、という感じです(笑)。それではまた!
2007.12.08
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バリショーの搬入時にsisiバッグをGETした私がその足で向かったのは、銀ねこちゃんのブース 「babi de boo」 。かわいい子供服のお店でね、気になってたんです♪ というより搬入に入ったその時に、まだスタッフさんもいらっしゃらないブースを先に覗いて 目星をつけておいたのですが・・・(笑)。 で、おお!!コレかんわいぃ~!とGETしたのがこちら。 このお子様用Tシャツ、手書きのプリントなんですけど、何とも言えないノスタルジーが、私の中でセミの鳴き声とともに甦る・・・! この色といい、きんぎょの形といい、水輪をあらわしたうずまきも何とまぁかわいいことか・・・! 私の頭に浮かんだのは、「日本の夏・・・キンチョーの夏」 でした(笑)。 何より手書きですから、他で売ってない!っていうのがいいしね♪ コレ、息子に見せたら 「すぐ着る!!」 と言ったんだけど、もったいないからまだ私が眺めてる状態(笑)。 これを書いた方は普段はタトゥーアーティストなんですって。タトゥーといえば激しいorファンキーなイメージがあるけど、こんなカワイイの書いてくれちゃうなんて、やっぱりバリって感じするわ。 しかも!このbabi de booのブースでは、先着(だったのかな?)で手作りクッキーもらえたのね! これが!!すーっごく美味しかった! もうもう、搬入で疲れた体にぐぐっときちゃいましたよ。ハイ。 ありがとう、銀ねこちゃん♪ Tシャツ、大切にするねー!ではまた。
2007.07.20
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今日はバリショーでGETしたものをご紹介。 実は横浜会場ではあまりの忙しさに他のブースを見る事は全く出来ず、向こうの方で何をやってるのか・・・何の拍手が湧き起こってるのかまったく見られない状態でした(涙)。そしてそのまま横浜は終わってしまい、何もGETできなかった私・・・(泣笑)。 で、何とかしてお買い物をしなきりば!と大阪会場では開場時間前に会場内をウロつくことを決意!! 必死で搬入をしている友人Yを尻目に、私はINORIブースの周りで搬入されてるブースさんをジロジロ・・・。気に入ったものがあれば仕事の前にツバをつけておかなきりば!!と思ってたら何と!! 私がお手伝いしてるINORIブースの真ん前は、あの憧れのsisiバッグさんではありますまいか!! こ、これは今すぐ見ておかなきりば!! 皆さんも御存知のように、sisiバッグといえばバリ島ウブドのバティック柄手作りバッグの有名ブランド。そのかわいい柄ったら・・・その種類の多さったら・・・その使いやすそうな軽さったら・・・♪ 私のバリの家はウブドからかなり離れているので、このsisiバッグさんのお店にはなかなか・・・というか、1回も行った事がなかったんです。 以前から広告を見たり、うちの受講生さんが持ってるのをヨダレを垂らして見てたのですが、まさに今私の前にsisiバッグ降臨!!ナーイス神様!! そんなわけで、INORIのブースから歩いて5歩のsisiバッグへGO!GOというか、 「あの時の先生は 『歩いた』 という感じではなく、瞬間移動だった。」 これは後日出た友人Yの証言です。 で、早速いろーんな柄のバッグを物色。どれもどれもステキ~!かる~い!何よりバリ感と日本感がうまく混ざり合ってるバッグの持つその空気が何とも言えない。アジア系ファッションにも、そしてユカタにも合ってしまいそう。 結局悩みぬいて、私が手にしたのはコチラ♪ デザインされてるのは日本人の方なのですが(初めてお会いしました)とーっても話しやすいカジュアルな方で、謙虚な方でした。 こんなにかわいいもの作れたら、もし私だったら自慢しまくるわ~。 「おーほほほ!ご覧あそばして!!」 みたいな感じで(笑)。 大阪バリショー中もsisiバッグさんの周りには女の子がいっぱい!「わぁ~かわいい~!あ、これにしよぉ~。」 という声が聞こえてくると、私朝一番にGETしたくせに気になって仕方がない(笑)。 『あ~あれもあれも売れちゃう~。』 なんてね。物欲の鬼です。ハイ。 sisiバッグさんは日本の奈良にもお店があるそうです。奈良かぁ~。このバッグたち、奈良の空気にまったりと合いそうだなぁ。 何かを一生懸命作る、デザインするという事が、私も大好き。そしてそういうものを買うのもね。 心を込めて作られたものがじゃんじゃん売れていくのは、例え自分のお店のことじゃなくても、見ていてなんと気持ちの良いことか♪ そしてそんな作品を真っ先に手に入れた私は、INORIのブースの真ん前にsisiバッグさんを持ってきてくれたバリショーの神に改めて感謝するのでした(笑)。ではまた。
2007.07.18
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さて、バリショーのおかげでたくさんの受講生さんに再会できたり、またメールのみでやり取りしていた人とも対面できたりして、それはそれは幸せな時間でした! ただ横浜バリショーでは、もうもうそれは忙しく、(ふと見たらオーラフォトに人が並んでた・・・)朝9時から夕方6時までずーっとオーラフォトのカウンセリングをしていた状態でしたので、せっかく会いに来てくださった方々にゆっくり御挨拶もできなくて、本当~~にごめんなさい! 遠巻きに 「せんせぇ~い・・・。」 と手を振ってくださってるの見えてたんですが お相手できなかったり・・・。ああ~~本当~にすみませんでした!! コメントにいただいたように、INORIのブースは大盛況で、私もオーラを撮りながら背中で自分がデザインした陶器やヨガウェアに 「かわいい~!」 と声がかかるのを、とっても嬉しく聞いていました。 でもとにかく女二人での搬入や用意や、子連れで国境を越えて云々かんぬんで、色々不備もあったと思います。(もっと石の説明書とか置けばよかった・・・)今回は私たちも勉強です。 スタート時間の最初に来てくれた受講生Kさんを脅してすかして手伝わせ、その直後に現れた受講生Sさんとそのお友達まで拉致して手伝わせ、気が付けばINORIは受講生さんだらけでした・・・(笑)。 ああ~~本当~にすみません!Kさん!Sさん!と、そのご友人!!Sさんのご友人なんか、私たちと初対面なのにムリヤリ手伝わされちゃって、何てかわいそうなんだ・・・! オーラフォト希望者があまりの多さだったため、Sさんが 「先生!整理券配りましょう!!」 と、さっさか名刺の裏に整理番号を書いて配ってくださったりして、もう頭が下がります。 この辺、私本当にのんびりしてて、 「オーラ?うーん、撮る人いるかなぁ~。」 なんて構えてたので、Sさんとご友人の機転に助けられました。感謝感謝です! そして以前から 「手伝いますよぉ」 とうっかり私たちに口走ってしまったKさんは、そのセリフの通り、めっちゃ手伝わされてました。 ある意味INORIは元々販売には慣れてないので、Kさんの店子さんぶりにはびっくり・・・!ん?Kさんって確か看護師さんだったよね・・・!?(笑) 次の日にはお友達も連れてきてくれて、何と片づけまで手伝ってくれました!夜勤明けなのにすみません! Kさんにしても、Sさんにしても、私にとって本当に大切な受講生さんです。 オーラを撮ってカウンセリングをしながら 目の端に映る彼女たちがせっせと手伝ってくれる様は、息をつく暇もなかった私にとって癒しの存在でした。 友人Yも大変そうでしたが、食虫花に捕まったかのごとく引っ張り込まれ、手伝わされた受講生さんたちとお友達!!本当にありがとう!心から感謝しています!ではまた。
2007.07.12
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20代にしておじいちゃんのような彼の落ち着き、その謎が解けた時の話を昨日は書かせていただきました。 エカさん今日も真面目に働いています。 「八兵衛」 の時に少し書きましたが、バリ島ではお手伝いさんにしても、運転手さんにしても 真面目に働くかどうかより、もっと大切な事が 「外に秘密を漏らさない」 だそうです。 ところが実際運転手さんというのは、用事やお使いで外に出る仕事だし、ボスたちが食事をしている時は駐車場にあっちこっちの運転手が集まって情報交換するんですね。だからバリ島のあらゆる情報は運転手に聞け!っていうくらい、彼らの情報網はすごい。 でもその中に 「ボスの家の事情」 「ボスの仕事の儲かり具合」 みたいなことを喋るのは御法度なんですって。ところがやっぱり八兵衛みたいな人も多いらしくて、 「うちのボスは奥さんが母国に帰ってる間にスタッフのお姉ちゃんを家に引っ張りこんで・・・。」 なんていうブラックヘビーなトップシークレットをぶちまける人も・・・!(笑) 運転手としてのというより、人間としての品格が問われる駐車場での時間。エカさんも もちろん彼らとよく話しています。何を話してるんだろーなー。エカさんのことだし、うちの秘密(←ない)は漏らさないだろう・・・。 でもいつもレストランから私たちが出てきた瞬間、よく他の運転手さんたちが意味ありげに微笑んでいるんですよ。 ん?何だろう・・・友人Yのメガネギラリ・・・。 「エカさん、あんた何かバラしたんじゃないだろおね?」 「いえ、何も・・・。」 ほんとーかなぁ~。気になったある日、抜き打ちで駐車場にいた数人の運転手にちょっと聞いてみたんです。そしたら 「あなた方の運転手は、自分のボスは世界一だ、何があっても守り抜くつもりだ、って自慢するんですよ。」 ですって。 エカさん・・・嬉しいじゃ・・・いや、恥ずかしいじゃないですかぁー♪(疑ってごみんねっ♪) そんな自慢を書きまくってる私もおかしいのですが(笑)。 ところがね、そんなエカさん、つい1週間ほど前 うちの主人にしこたま怒られる事をやらかしたんですよ♪ ズバリ!エカちゃんの過ち(笑)。 エカさんはこの前書いたように、恋人スリちゃんとトゥバンのコス(アパート)に住んでます。ところがこの前私に、 「実は友人に頼まれて、夜留守番の仕事をしてるんです。」 って言うんですよ。 「は?どういうこと?」 聞いてみると、シンガポールから帰ってきてスパを開いた友人が、そのスパのセキュリティー ほっとくと仕事サボるから夜スパに寝泊りして見張っててくれないかって言うんですって。 セキュリティーのセキュリティー?(笑)。さすがバリ・・・無駄な事してるね・・・。 で、エカちゃんは何と2ヶ月もそのスパで寝泊りしていたそう。 「もちろんそこでちゃんと休んでますから、こちらの仕事には影響ありません。」 ・・・・って言うけど、エカさんサイボーグじゃないんだし・・・。確かに2ヶ月全く私たちも気がつかなかったくらいですから、全く仕事には支障はなかったみたいですが、一応これはうちの主人に通しとこう、と思ったんですよね。 私たちはてっきり主人が 「あ、そう。まぁ疲れないんならいいよ。全くプライベートな時間に何をしてても、どこにいても、それはエカさんの自由だから。」 てなことを言うと思ってたのに、実際は違いました。 下を向いて静かに聞いていた主人。 「ちょっとエカさん呼んできて。」 うっ・・・ヤバイ雰囲気。恐る恐るやって来たエカさんに、主人は 「エカさん、ボクは君を信用しているんだよ。人間として、そして男として。ボクは一人の男として、運転手である君を尊敬する部分がある。それはね、君が恋人をとっても大切にしている事なんだ。 ボクの勝手な観念だけど、男っていうのは女の子を守ってこそ男なんだよ。一人の女性を愛して、守っていく事がどんなに大切な事か分かるだろう。 頭のいい男というのは、他の女の子とちゃらちゃら遊んだり、浮気したりしないもの。君は頭がいいからそういうことをしないのは知っている。ボクはそういう男を男と認めないからね。 でもね、愛する恋人を一人トゥバンのコスに残して、他のところで寝泊りしてたなんて、一体どういうことなんだ。女の子が一人ぽっちでいることが心配じゃないのか? 一緒に住んでいるという事は、その子のご両親もエカさんを信用してるってことだろう?君のいない時に何かあったら何て言って謝るんだ。 プライベートなことに口を出すようだけど、ボクは男として人間として好きな運転手に運転してもらいたいんだよ。清く、正しくあれ、なんて言わない。でも男として好きな人を守れないようなら、そういう目でこれから君を見るよ?」 私のヘボヘボインドネシア語で通訳して どこまでエカさんに通じたか解りませんが、さっき主人が言った通り、彼は頭のいい男です。深く何回も頷きながら 「すみません・・・スリの 『いいよ』 の言葉に甘えて、友人の頼みを毅然と断る事が出来ませんでした・・・。」 彼の目には涙がにじんでいました。 仕事の事で怒られることはほとんどないスーパードライバー。 しかしどんなにミスが少なくても、信頼して命を預けるには、それなりに理解できる人物でないとイヤだ、と主人は言います。主人はこの若い青年を信頼したいんです。だから怒ったんですね。 「君の友人関係の何かで、最終的に彼女を寂しがらせている。寂しくないよって言っても、それは君のために言ってくれてるんだよ。帰って聞いてごらん。本当は寂しかったって言うと思うよ。」 怒られ、諭されて、泣き崩れそうなエカさん。 ボスに高額な値段をふっかける店のバリ人に・・・ボスの車に当たってくるバイクに、すごい剣幕で怒りまくるヒーローも、この時ばかりはとてもとても小さく見えました(笑)。 夜、スリちゃんから私に電話がありました。 「イブ、ありがとうございます。エカもとても反省して、誤ってくれました。ボスたちのおかげです。」 「いえいえ、私たちこそごめんね。あなたたちのプライバシーに首を突っ込んで。でもうちの主人、どうでもいい人がパートナーを泣かせていたって怒らないと思うよ。エカさんだから怒ったんだと思う。他の人なら ただ軽蔑するだけで何も言わない、ドライで冷たい人よ。あなたの恋人はうちの主人にとても大切にされている、ということだと思うよ。ビッグボスじゃないのに、世界一のボスだって言ってくれてありがとう、って伝えてね。」 寂しいのに、我慢してたスリちゃん。良かったね。 今回の事で、エカさん 長く一緒にいるからって女の子の優しさに甘えちゃいけないんだ、と目からうろこが50枚ほど取れたらしく、より男らしくなった気がしますね(笑)。 それにしても、うちの主人・・・。あの人もしかしたらイギリス人・・・?(笑) 確かに私を泣かした事はない。自分の運命に私を巻き込もうとしない。どちらかというと、私がいつも主人を巻き込んでいる・・・(笑)。 出かける時は必ず私と一緒。男同士で飲みに行ってくる、とかそういうのしない人で、本当に外国人みたいなのですが、いくら誘っても誰とも付き合わない主人のおかげで、周りからは私が 「恐妻」 だと思われている・・・(泣)。い・・・いいのか悪いのか・・・。 そんな主人が初めてエカさんにあんなに怒ったのを見て、妙に私が嬉しくなってしまいました。主人の、私への愛と エカさんへの愛を、両方感じる事が出来たから。 なーんて、ちょっと自慢ですね。すみません!(笑) 友人Yの 「へっ!」 っていう声が聞こえてきそうです(爆)。 さて、そんな友人Yの懇親の一撃。タイトル 「エカよ・・・永遠に」 写真集最終章。 一枚目は、友人Yにパソコンの使い方を教わる 「パソコンが使えないスーパードライバーエカ」 編。 2枚目は、INORIで税理士とミーティング中のエカちゃん。ホワイトボードの隙間から友人Yのレンズが光る。タイトル 「税理士のくせに見た目ちゃらんぽらんな男に、自分の清潔感を見せびらかす いやらしいスーパーウルトラモテモテドライバー」 。3枚目は、私たち二人でぎゃあぎゃあポーズをつけさせて、嫌がるのをムリヤリ撮った「頭脳明晰男前運転手 偉そうぢゃないか」 編。 これもポージングを無理やり注文し、はいストーップ!で撮った写真。「韓流スターのようにおば様たちを一撃で捉えるスーパーセクシーアイを持つ運転手(月給安し)」 編。(タイトルは私の魂の叫びに従ってつけまちた♪)「だからさ、こーやんのよ、こう!」 と、まずポーズを自分でとって見せる友人Y・・・君の人生はそれでいいのか・・・(涙)。 では私のきめ言葉を今日は彼に言ってもらいましょう。これはひらがなを勉強している彼が書いた文字・・・ぷぷっ!わ・・・笑っちゃいけません!いけませんってば!(爆) 訳:こんばんは。ぼくはエカです。コメントありがとうございます。がんばります。ではまたらいしゅう。お楽しみいただけましたでしょうか。それではまた来週。
2007.05.18
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大人気 エカさんシリーズ第4弾は、「エカさんの過去」 。 わぁぁ~~なんて意味深なんでしょう♪と、ワクワクしている女性陣のお顔が見えそうです(笑)。 実は今回、本人の承諾を得て書かせていただく彼の過去は、ちょっぴり悲しい物語なんです。どうか聞いてあげてください。 初めからずっと・・・今も変わらない 彼の不思議な落ち着き、誠実さ・・・。でも私もカウンセリングをしている身。出会った時から、そんな彼に ほんの少し ある種の違和感を感じていたんです。 そう。たった24歳で(当時)こんなに真面目で落ち着きがあるなんて・・・。 そんな人もまぁいるんじゃないの、なんて周りは考えてたみたいなんですが、私の中にはこの年齢でこの落ち着きはおかしい・・・彼は何かを隠してるんじゃないか、と思ったんですね。 それでなくても無口な人です。しかもいくら雇い主だからって、運転手の過去や家の事情を根掘り葉掘り聞くなんて出来ない。そんなのルール違反ですよね・・・。 だから24歳にしてこのジーサンくさい(笑)青年のこと、気にはなるけどそっとしておくことにした私たちでした。 しかしある時、お祭りでもないのに実家に一日だけ帰りたい、と言ってきた事があったんですね。一応雇う時に 「お祭り、家の人の病気、お葬式以外には休みは要りません。」 という約束をしていた彼が、理由をあまり言いたがらずに帰ろうとしたので、これはご実家のご家族に何かあったのかもと思い、私たちはとても心配しました。 しかし彼は 「いえ、大丈夫です。父が少し・・・。」 明らかにウソをついている顔です。 少し寂しかったけど、何か事情があるのだと、私たちは彼にお休みをあげました。 彼は静かに頭を下げ、遠いシガラジャの実家に帰り、1日経った次の日 また普通に仕事に復帰したのです。 その顔は全くいつものエカさんで、相変わらず静かに、そして黙々と仕事をこなしているように見えました。でもふとした瞬間、本当にふとした瞬間ですが、彼の目が遠くを見ているような気がしたのです。 そして、友人Yのメガネはまた光る・・・ギラリ(笑)。 「エカさん、アンタ何か隠してるでしょ。」 プライバシーに首を突っ込む権利はありません。ただ24時間近く一緒に仕事をすることもある大切な運転手は、ご両親からお預かりした大切な息子さんでもあるのです。様子がおかしい時は、冗談のような感じで軽く様子を伺う。これも大切なことのような気がしました。 エカさんは少し悲しそうに笑いながら、話し始めてくれました。 その話とは、こうです。 まだエカさんが16歳の時。お祭りで知り合った美しい少女に、彼は恋をしました。その少女もエカさんを好きになり、バリのある小さな村で一つのかわいらしい初恋が生まれたんです。 カップルといってもまだ子供。学校の宿題をお互いの家で教えっこしたり、本の貸し借りをしたり・・・。少年と少女のほほえましい恋は、周りの人たちからも見守られ、いつの日か二人が大人になった時 きっと結ばれるのだ、と誰もが思っていたことでしょう。 しかし しばらく経ったある日、彼女は倒れて病院に運ばれてしまったんです。 検査結果は・・・ガンでした。 入院して日ごと痩せていく少女。 エカさんは毎日病室に通いました。彼女を元気づけるために。 毎日お寺にも通いました。彼女の命を救ってくれるよう、神様に祈るために・・・。 しかし彼女の容態は悪くなるばかり。当時のインドネシアには、まだまだガンという病気に太刀打ちできるほど高いレベルの医療設備も技術もありません。 エカさんは早朝一番に病院に行き、帰ってきて水を浴びてから学校に。そして学校が終わってからまた病院に行く、という毎日を繰り返していたのです。 が、ある日、その病室で 彼女はエカさんの顔を真っ直ぐ見てこう言いました。 「エカ、私はあなたをとても愛している。でもごめんね。私はあなたに一生付いていてあげることは出来ない・・・。」 「何言ってるんだ。」 と泣くのを我慢して病室を出、家に帰ったエカさん。 そして学校に行くために水を浴びたその時、家の電話が鳴り、彼女が亡くなった事を告げられたのです。 たった18歳。 たった18歳の若い命の終わりでした。これから咲くはずだった少女の華やかな人生は、このバリ島の小さな病院で散ってしまったのです。 エカさんの悲しみは深く、両方の家族が心配するほど彼は毎日泣き暮らしました。 愛する人を亡くすという悲しみを味わった彼も、その時まだ同じ18歳。たった18歳です。 少年と少女を襲った悲劇は、少しずつ周りの人の記憶からも消え、エカさんだけが辛い思い出から抜け出せずに3年も立ち直れなかったと言います。 自暴自棄になり、反抗し、荒れ放題の3年間。 涙を拭いて、 「これじゃいけない」 と立ち上がった時、彼は少年から大人になったのでしょう。 その後、彼は新しい恋をし、今スリちゃんとトゥバンで仲良く暮らしています。 「・・・・・昨日が、その彼女の命日だったんです。」 私は涙が止まりませんでした。 『私よりもずっと若いこの青年の不思議な落ち着き、ある種悟ったような静けさをたたえる眼差しは、こんな出来事を乗り越えたからなのね・・・。』 私の口からなぜか 「ごめんなさい。」 という言葉が出てきました。 その少女が亡くなった時、まだ私は日本にいて、エカさんとも出会っていなくて、仕事をして、幸せで、きっとその日も笑っていた・・・。遠い日本で。何も・・・何も知らなくて。 助けてあげることも、慰めてあげることも、一緒に泣いてあげることすらできなかった・・・。 当たり前のことかもしれませんが、それでも私は、私の知らない時、知らない所で、まだ若かったこの青年がこんなに深い胸の痛みを味わっていたなんて・・・。そう思うと、泣けて泣けて どうしても 「ごめんね。」 という言葉が出てきてしまったのです。 「今、スリを心から愛しています。でもたった18歳で亡くなったあの子の魂が安らかであるよう、命日にはお墓に花を届けに行くんです。」 その命日のお墓参りには、スリちゃんも一緒に行くそう。 毎年彼女のお墓の前でエカさんはどうしても泣いてしまう。でもその時スリちゃんも一緒に泣いてくれるんですって。 自分がこれから死ぬというのに、残される少年のことを心配し、 「ごめんね。」 と言った18歳の少女。 愛する人の過去を全て受け入れて、共に泣いてくれるスリ。 亡くなった少女の命日に、9年間も花を届ける青年。 そしてこの青年は、今年も、来年も、ずっとずっと少女の命日には花を届けるのでしょう。 先日エカさんに 「エカさん、死んだ人ってお墓にいると思う?」 と聞いてみました。 「・・・・・分かりません。でもお墓がなかったら、どこに花を供えていいか分からないので。人は死ぬとどうなるのでしょう、ボス。」 「分からないけど、私は大好きな歌がある。その歌は、キミの愛した人が今、風になって、光になって、キミに降り注いでいるって歌ってるよ。」 「・・・・・はい。分かります。」 少し目を閉じて、頷いたエカさん。 過去の癒しだ何だと言って、彼が少年時代 自分で乗り越えた傷を、今更 私が癒してあげよう、なんて思いません。 だから想うだけにします。 名も知らぬ清らかな少女。 願わくば、 どうか千の風になって 千の風になって バリ島の青い空を吹き渡り、 この青年を見守ってあげていてください。 千の風になって・・・。ボスたちの食事の間 レストランの庭を眺めているエカちゃんを、友人Yが隠し撮り(笑)。「エカちゃん、あんた色々あったんだね。偉いよ、あんた・・・。」友人Yのメガネの奥が涙でキラリ・・・。泣きながらシャッターを押す友人Y・・・あんたはエライ・・・!ではまた明日。
2007.05.17
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ウチの運転手エカさん。初めて家に来た時、玄関先に入ってくるエカさんを2Fの窓から見たお手伝いノーラさんが開口一番 「ボ!!チャカップ!(かっこいい!)でも・・・ノーラはもう年だから・・・。」 と恥ずかしそうに言ったので、私と友人が(注:ノーラさんは40歳) 「ちょ、ちょっとノーラさん!あんたダンナもいて、子供もいて、何言ってんの!?」 って大笑い。もう年だからって、何だったんでしょう・・・(汗)。 しかし、ラブラブダーリンと住み込みで働いているノーラさん40歳の頬を赤くさせるエカさんもすごい!(笑) そう、彼はとてもモテるのです。働き始めてすぐ、当時働いていたノーラさんの娘ヘニーちゃんが一目惚れ・・・。 このノーラさんの娘さん、豊満というか何というか・・・すっごくごついんですね。大柄で。で、ちょっと面白い子で、しぐさが小さな子供みたい。ノーラさんに怒られたらギャアギャア赤ちゃんのように泣くし、歩き方もすごく変わっていて、彼女が歩くと 「地震か!?」 とびっくりするほどの振動が・・・(笑)。 大きな5歳児に見えるのですが、やっぱり20歳の女の子。 真面目でかっこいい運転手を見て、恋に落ちても不思議はありません。 ヘニーちゃんのアタックは、それは凄まじいものがありました(笑)。 仕事終わりでアパートに帰ろうとするエカちゃんに、お茶やお菓子の大サービス。もうファーストクラス並みの扱いを受けるエカちゃんは ほとほと困って、ヘニーからの攻撃から逃げるように 仕事が終わったら秒速で帰るようになっちゃいました(笑)。 で、ある時ヘニーちゃんがバスタオル一枚巻いただけの姿でエカさんの周りをウロウロしたという事件が発覚し、ヘニーちゃん 両親に死ぬほど怒られ、私たちとしてもヘニー&エカの攻防を面白がって見てる場合でもなくなったため、悪いけどヘニーちゃんにジャワに帰ってもらうこととなったんです。 ヘニーちゃんにはかわいそうだったけど、どう頑張ったってエカさんにはちゃんと恋人がいるのです。面接の時の私の推測通り、とってもいい子が。 で、一安心のエカさん、これでややこしい毎日とはおさらば♪ へニーちゃんのアタックから逃れられ、また仕事に集中できると思っていたのもつかの間、ちょっと恐ろしい事件に巻き込まれたのです。 いえ、正確にはエカさんがではなく、エカさんの恋人スリちゃんが、です。 ヘニーちゃんがジャワに帰ったその直後、なんとスリちゃんの右足のヒザの辺りがいきなりパンパンに腫れはじめ、その部分の色はどす黒く変色・・・! その黒さがね、普通の 「焼けた」 とか、そういう黒じゃなくて、本当に鉄のような黒なんです。 ここはバリ・・・。こういう場合、病院に行ってお医者さんに何と言われるか分かります? 「ああ、これはブラックマジックですね。」 そう、バリ島では未だにブラックマジックが一つの文化といっていいほど根付いています。 これに関して最初私は自然療法士として、またエネルギーワーカーとして、理屈で捉えようと必死でしたし、解明していけばいくつかの例が 「人間の体も心もエネルギーでできている」 と理論づけるなら不思議でも何でもなく、当たり前に起こる出来事なのです。 が!! 私はいつも受講生さんに 「エネルギーワークを勉強する上で、人の思念や意志が距離や時間を越えて他人の体に影響を与えることがあるのは理解して欲しい。でもね、だからといって もしあなたの体が急におかしくなったとしても、これはきっと誰かのせいだ、私に向けられるあの人の思念なんだわ、なんて思っちゃいけませんよ。」 と、口うるさく言っています。それだけは口うるさく。 精神世界が流行り始めた日本では、結構 疲れや不幸を誰かのせいにすることを肯定する兆しもあります。そして医学も教育も発展するのが遅かったバリでも、病気や事故をすべて悪霊や妬みのせい、つまりブラックマジックだとして、治癒や問題解決にホワイトマジックで対抗するという文化があるんです。 彼らは知らないかもしれないけど、突き詰めて解明すれば理にかなっていることもある。たださっきも書いたように、簡単に誰かのせいにしてしまうのは間違っているように思うんですね。 この一件もそうでした。バリに住んでいていくつかのこういうケースと遭遇しましたが、スリちゃんの足はまさに 「そういうケース」 でした。 ところがエカさんは、彼女がそうなっていたのを私たちに黙ってたんです。 バリで働くスタッフって、すぐ自分の家族の病気を伝えるのですが、エカさん ボスたちの仕事の障りにならないよう、隠してたんですね。なんと2週間も。 ところがそんなの隠しきれるわけはない。スタッフの顔色の変化に気がつかない私たちではないんです。甘いね、エカさん(笑)。 「あんた、何か隠してるでしょ?」 友人Yのメガネきらり・・・。 追い詰められたエカさんは、一部始終を話してくれました。どう考えても、ヘニーを辞めさせたその次の日から・・・そしてヘニーの出身地マドゥーラはブラックマジックのメッカ。 普通のほとんどのバリ人なら、はっきりとヘニーが関わっていると口にするのをためらいません。でも彼は違いました。 「医者やバリアンは、はっきり女性からの妬みだと言いました。でも自分は解りません。断定なんか出来ないと思います。」 こういう青年を雇ってよかったなぁ、と思いました。 「でもねエカさん、何で言わなかったの?キミ、私の仕事知ってるよね。」 「はい・・・・・。よろしくお願いします。」 バリアンのホワイトマジックでもなかなか治らなかった彼女の足。 果たしてバリ文化の一つであるこの出来事に、レイキが作用してくれるかどうかは分かりませんでしたし、それまでムリにレイキを当てて彼らの領域に土足で踏み込むことなんてしませんでしたから、これは初めての試みでした。 とにかくエカさんは彼女の写真を持ってきてくれました。そこに写っていたのは、ちっちゃくてコロコロとぽっちゃりした優しそうな女の子。 レイキ第4シンボルを当ててみたら、凄まじいエネルギーが飛び出てきました。 次の日、彼女の足はウソのように元通りになり、その翌日にはウェイトレスの仕事にも復帰したそうです。 ブラックマジックにレイキが勝った、なんて言いません。 誰が彼女にマジックをかけたか・・・なんて誰も考えなかったその流れが、レイキを活かしてくれただけの様な気がします。 ともあれこれは一件落着しましたが、私が感心したのは、後日その彼女本人から私にお礼の電話がかかってきたことです。 恥ずかしそうに、でもはっきりと 「本当にありがとうございます。これからもよろしくお願いします。」 ほらね、私の勘は正しかった(笑)。 バリの文化と日本の文化は違う。どっちがいいというわけではないけど、今のバリの若い子の中には 礼儀として改めてお礼を言ってくる子なんて珍しいんです。(はいどうぞ、ありがとうみたいな感じではなく、ちゃんと礼儀を通す という子が) 見返りを期待して何かをしてあげるわけではないけど、感謝のハートが見えるというのは嬉しいものです。 ちゃんとお礼を言ってきたスリちゃん。 面接の時に、エカさんが着ていたブルーのシャツに、ピシッとアイロンかけたのはこの子なのね・・・なんて、母親のような目でこの若いかわいらしいカップルを見守っている私たちです。お待たせ♪エカさん写真初登場!男前・・・と言っても今風じゃないですねぇ。硬派空手部部長、という感じです。ではまた明日。
2007.05.15
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そもそも出会いは 「面接」 でした。 親切な某ホテルのオーナーさんがオフィスを貸してくださったので、そこで新聞広告を見て来た数十人の運転手候補を朝から一人ずつ面接・・・。 ああ~結構大変だなぁ~と思いながら一人一人をよく見てみると・・・。 ヨレヨレのシャツに散髪してない髪の毛、面接官の前で貧乏ゆすりする人、ビーチサンダルで来る人、半パンで来る人・・・etc。 もう部屋入った時点で、あぁまたか、ダメだわ・・・と首をがくりと落とすこと数回。 よく 「外見で人を判断しちゃダメ」 と言いますよね。 そりゃそうです。中身をちゃんと見なきゃ、中身を・・・。 でもね、バリに来て色々なことがあり、少し分かったことがあるんです。 『中身は外見にはみ出してる』 (笑) 別に 身なりのいいかっこいい男=優秀 というわけではありません。でも仕事の面接なんです。面接。本当~にお仕事が欲しいなら、それなりの格好で来るのが当たり前でしょ? それがバリだと許されるなんて言ってるから、バリ島の人は不真面目だって言われちゃうの。 「なんとなーく行ってみるか。で、受かったら儲けもの。」 って思ってる人を本当に雇ってしまったら、ヨレヨレTシャツ・サンダル・髪ボサボサでも受かったよ、ってことになっちゃって、仕事そのものを甘く見るんですね。つまり遅刻しても、ちょっとおつりごまかしても、さぼっててもOKなんだって思わせてしまうことになる。 本当にちゃんと仕事をしたいと思ってる人がきっとちゃんとした格好で受けに来てくれる・・・そう信じて待つこと数時間。 「次の人」 の声にカチャリと静かにドアを開け、姿勢正しく、でも大仰でなく、サラリと歩いてきた一人の男の子。 面接官に軽く一礼してイスに座り、とても落ち着いて受け答えし、ブルーのシャツと黒いスラックスというバリ人らしからぬ格好をした、まさにその人がエカさんでした。 本当に 本当に、それまでの数十人とは180度違う・・・!! 横からまじまじと見ていて、私は彼の淡いブルーのシャツにアイロンがピシっとかかっているのを見逃しませんでした。 シャツにアイロンがかかっている・・・ということは、彼自身が几帳面であるか、もしくは彼には気の利く彼女がいるということ。シガラジャから出てきているという事は、お母さんがかけたんじゃないということですから、どちらかということです。 これはいい・・・! 彼がかけたなら、それはそれでこの面接に重きを置いて来てくれた、ということ。 彼女がかけたなら、彼の健康管理やサポートをしてくれるいい子かもしれない。 首の襟元を見ると、まさに今朝散髪して来ました、という感じでサッパリしているし、ビーチサンダルではなく、ちゃんと黒い磨いた革靴を履いている。 貧乏ゆすりをしていない。 目をキョロキョロさせない。 ヘラヘラ笑わない。 聞かれた事以上に多くしゃべらない。 こんなの日本なら当たり前じゃない、と思うでしょう。 でもこのバリ島でこういう人を探すのはちょっと難しいんです。 そして何より彼には 「落ち着き」 がありました。 人の目をしっかり見て、静かに頷く。それは 「穏やか」 とは少し違う。 意志の強そうな目力と、人を信用させる静寂な空気を持った青年。 頭の良さは色んなところに滲み出ていて、もう疑う余地もありませんでした。 こんな子がどうして職なしだったのかしらと思い聞いてみると、前働いていた会社が倒産したとのこと。なるほどね。 とにかく全員一致で彼を雇うことに。 その日から2年と半年。 最初に見せた真摯な態度は今も変わらず、無口で真面目な運転手として伝説を築いております。 しかーし!! そんな彼にも使えるエピソードが隠れていたことを、私たちはきっちりゲット! 来週からは 「知られざるエカさん」 がスタート! 乞うご期待! (ヒーリングの話は一体どこへ!?)ではまた来週。
2007.05.11
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いつもよく登場する自慢の運転手(男前)は今日もよく働いてくれてます。 その働きぶりや真面目さは、私の知人たちもチェックしてるらしく、よく 「Kさん、もし日本に帰るとか、シンガポール辺りに移住するとかの時は、絶対お宅の運転手さん置いていってね!お願い!いくらでも出す!!」 みたいなこと言われるんですよ(笑)。 そんなアンタ、人買いみたいなこと言わないでよ~~って、私も笑いながらソフトに断りますが、 『いくら積まれても渡すもんか!』 なんてやっぱり人買いみたいなセリフを心の中で言ってたりして、もうすでにちょっとした人身売買の会話です(笑)。 「一体どうやってあの子見つけたの?」 これもよく聞かれます。確かにこれは難しい・・・。バリ島で揉め事No,3に入るかもしれない運転手さんとの相性マルとバツ。 私たちだってさいしょっから出会いに恵まれてたわけではありません。 トホホな昔話をいたしましょう。 この運転手エカさんが来る前、実は違う運転手さんを雇っていたこともあるんです。まぁ毒がないタイプだったし、普通に働いてくれていて、道を間違うくらいなら怒るほどの事でもないし、ごく普通にその運転手さんと仕事をしてたんですね。でもちょっとうっかりし過ぎというか、ヘコヘコしてる割には気が利かなかったりして、 「うーん、誰かに似ている・・・いるよね、こういうキャラ・・・。」 と考えて、思いついたあだ名が 「八兵衛」 (笑)。 そう、あの水戸黄門の 「うっかり八兵衛」 。つまりあーゆう感じの運転手さんだったわけです。ちょっと丸くて、外見もあんな感じ。でもまぁ悪い人じゃないし、いいよねってしばらく雇っていたら、やっぱり問題発覚!! 私と仲が良かった在住の日本人女性がある日、 「ちょっとKさん!大変!あなたのとこの運転手、あなたの家の中のことぜーんぶ外でしゃべってるわよ!」 それを聞いて、ぶったおれそうになった私。 「ええーーー??!!!」 すぐ問いただしてみたら本人も認めたので、申し訳ないけど解雇ということに・・・。 親切な知人の耳にたまたま入ったから教えてもらえてよかったものの、このまま知らなくて放っておいてたら、うちの家の中の事情がぜぇ~~んぶバリ島中に垂れ流し♪ってことになってたはずです。自分たちだけそれを知らなくて、外で会う人たちはみんな知ってて黙ってるor笑ってる、なんてことになったら大変!! といっても幸か不幸か、うちの家にはそんな魅力的なゴシップはないので、漏れてた情報なんて 「子供たちの日本語が遅い」 とか、 「ボスは何時に起きる」 とかそんなことでしたが、それでもねぇ・・・。 どうりで色んな人から 「お子さん ちゃんと日本語しゃべれます?」 とか、「何時頃起きられるの?」 とか意味ありげに聞かれるわけだわ・・・。 それにしても、人の家の情報をペラペラしゃべる運転手のことを教えてくれずに情報だけ聞いて黙ってた人がそんなにたくさんいるんだと思うと、人間ってなぁ~~と切なくなりますが、もちろんペラペラしゃべる運転手が悪いわけで、もう私たちの自己責任なんですよね。 こっちに長く住んでる人から、 「運転手さんは運転の上手い下手より、とにかく寡黙で、家の事情は一切話さない、そういう人を探した方がいいよ。」 と言われたこともあって、八兵衛には出て行ってもらいました。 そしてその後出会ったのが今のエカさん(男前)なんです。 最近人気のエカさん。わざわざ写真まで撮る受講生さんもいるくらいですが、スタッフ紹介最後を飾るエカさんのお話は、とっても長いので明日から・・・(笑)。ではまた明日。
2007.05.10
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皆様、お久しぶりです。 ゴールデンウィークはどう過ごされましたか? バリ島にはゴールデンウィークはないのですが、便乗して私もブログ休んじゃいました(笑)。 バリに連休がなくても、日本のこの連休中、仲良しのご一家が来られたり、長いお休みじゃないと仕事を休めない方々がたくさん会いに来てくださるので、私にとっても嬉しい数日間です。 昨日は大好きな女性と長い間流れる雲を見ていました。 バリの夕焼けは、瞬きをするたびに表情を変える。 それを誰かと見ていられる嬉しさ。 昨日の空にしか見られない雲の形、色、吹き抜ける乾季の風・・・。 大切な誰かと時間を共有する時、バリの自然に包まれて、その人と今この時に存在できるなんて・・・。 この地球のこの時間、この人たちとここにいられるなんて、ゴールデンウィークがなかったら出来なかったことかもしれないなぁ、なんて考えていました。 キラキラに光るお休み。 キラキラに光る空を見せてくれてありがとう。ではまた明日。
2007.05.08
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さて今日は、ブラン・バトゥ(うちの家ともいう)のお手伝いさんの一人、アニちゃんの御紹介。 といっても、どう書いたらいいか分かりません・・・。 なぜならば、彼女はサイボーグだからなのです(笑)。 前書いたノーラさんはあまりにも人間臭く、分かりやすく、書くこともいっぱいあるんですが、このアニちゃん 何を考えてるのか、どういう女の子なのか、まったく掴めないんですよ(笑)。 そもそもノーラさん以外のお手伝いさんは今までコロコロ変わっていて(これはバリの常識だそう)、アニちゃんの前に雇ってたリンダさんという女性は通いだったんだけど、結構よく働いてくれてたんですよね。ところが・・・。 家の中の 「液体」 が減っていく・・・?というミステリーが発生し・・・えっ?液体って何って?そりゃもう液体って言ったら全部ですよ。料理用油、お酢、ミネラルウォーター、ジュース、ハンドソープ、ボディソープ、床拭き洗剤、柔軟剤、牛乳・・・つまり全部です。 最初気がつかなかった私たちですが、運転手(男前)が言いにくそうに 「あの~~家中の液体が減っているのを御存知でしょうか・・・。」 と言ったのをきっかけに大騒ぎに! そう。リンダさんは毎日家から空のペットボトルを持ってきて、帰りには 「液体いろいろ♪」 を詰めて帰ってたんですね(笑)。セコイ犯罪No、1にあがりそうな彼女のこの行為、もちろん見逃すわけにはいきません。辞めてもらって、そののち家に来たのがアニちゃんなのです。 実家が遠いので、ノーラさん同様住み込みのお手伝いさんとなったのですが、何が良かったって、とにかく若い!若いと体力がある!特に私たちの子供と遊ぶ時ものすごいパワーで遊んでくれるんですね。 これはいい・・・すごくいい・・・♪ よく働くし、まじめだし、礼儀正しいし・・・。あのおもしろ系ノーラさんとも全く摩擦が起きない。ああ~~うちはなんて恵まれてるんだ~~!と思っていましたが、ある日私は妙なことに気がつきました。 彼女から足音がしないんです・・・! 「はっ!」 と気がつけばすぐ横にいたりして どびっくりする事もしばしば。 そして私はさらにある重大なことに気がついてしまいました。 『アニちゃんは疲れない・・・!』 そうなんです。アニちゃんは全く疲れない。疲れたところを見たことがない・・・! 最初、若いって凄いなぁーなんて悠長なことを言ってたんですが、そんなもんじゃなく、本当~~~に疲れを見せないんです。 そしていつも姿勢良くすぅーーっと歩いていて、ボタンを押したら出てくるような挨拶、インプットされたような言葉遣いは、さらに私の中の猜疑心を呼び起こします(笑)。 も・・・もしかして・・・。彼女は人間ではないのでわ・・・? なーんて考えると、もうアニちゃんがサイボーグに見えて仕方ありません(爆)。 お茶を入れるサイボーグ。 洗濯物を干すサイボーグ。 子供と遊ぶサイボーグ。 ノーラさんは仕事仲間がサイボーグだと気づいてないんだろうか・・・とか面白いことをどんどん考えちゃって、ムダに時間を費やす私です(笑)。 でも本当は疲れてると思うので、時々ちゃんとサボってね♪ 照れるサイボーグ。ではまた明日。
2007.04.26
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皆さん、またまた私はこの異次元な島で アンビリーバボーなものを見つけてしまいました!(笑) まずはこちらの写真をご覧あれ。 これはですね。ペピートという結構きれいなスーパーのベーカリーコーナーに置いてある6個入りマフィンなのですが、味はまぁマフィンというよりちょっと懐かしいカップケーキです。 で、問題はですね。普通何種類かのマフィンが入ってたら、それぞれ味が違ったりするわけですが、よーく見てください。 右上からプレーン味。確かにプレーンな味がしました。下にいってパンダン味。パンダンとは月桃の葉のことで よくお菓子に使われます。それもまあその通りの味がします。 で、オレンジ味。上にいってアーモンド味が2個続いて、この最後の左下のストロベリージャムが付いたマフィン。これがアンビリーバボーな物体だったんです。 あのね、普通ね、マフィンの6個セットで色んな味があったら、この最後のピンク色のはストロベリーorチェリーだと思うじゃないですか。色的に。しかも隣にオレンジ味があるんですよ。 私も当然これはストロベリーかと思い大口を開けて 「あーん。ぱくり!!」 もぐもぐ・・・もぐっ!? あのね、人間ってあり得ないと思っていたことに遭遇すると、一瞬 脳機能停止(?)しません?(笑) 「うっぎゃあ~~~!!なんじゃこりゃあ~~~!!」 そう。それはラブリーなストロベリー味ではなく、信じられないほどの激辛サンバル味だったのです!! あんまぁ~い日本のお菓子よりずっとずっとあんまぁ~いマフィンに、かっらぁ~いサンバルをファンシーにぶっかけて平気で他の普通の味のとセットにして売るバリ! うーん、がっで~~む♪ 「あまからい」 とかそういう次元じゃありません。そりゃもう甘いスポンジと辛いサンバルが温かくお口の中に染みとおった時は、モスクワの味ではなく、スイーツに対して完全に勘違いしたアジアの味でありました(爆)。 皆さん・・・想像できますか?ケーキにサンバルをかけて食べた時の味を・・・! そして完全に油断した時に襲ってくる この島の非常識な風味を・・・!! 「プレーン♪ アーモンド♪ パンダン♪ もいっかいアーモンド♪ オレンジ♪ サンバル♪・・・って、何考えとんのじゃあ~~!!」 ・・・・・。 いつも受講生さんに、 「言葉はきれいに使いませうねっ♪」 「は~~い♪」 てな講義をしている私ですが、サンバルに負けないくらいピリ辛な毒を吐きましたね、この日は(笑)。 サンバル・・・激辛好きのバリ好きさんには結構ファンが多い真っ赤な調味料・・・。勇気があれば、一度オシャレなシフォンケーキなどにたっぷりかけて召し上がれ♪ アンビリーバボーバリ、な味がするはずです。ではまた明日。P.S.今日お祭りがあったからなのか分かりませんが、今の時点ですでにネットの調子がギリギリなので、明日ブログダメかもです・・・(泣)。
2007.04.18
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ご存知 バリ島には在住の日本人の方がたくさんいらっしゃるんですが、そのご家庭のほとんどがお手伝いさんを雇ってるんですね。 主婦は大助かり→家事ストレス溜まらない→ダンナと喧嘩にならない→子供にあたらない、と家庭円満の秘訣は お手伝いがいるいないと関係してるんじゃないかと時々錯覚するほど、お手伝いさんの存在は大きいんです。 なので私の一家も、友人の一家も、ほんとーに家の中の空気が穏やか。 だって主婦が疲れてくると、お皿一枚洗う洗わないで大喧嘩に発展したりするっていうじゃないですか(笑)。それならその大変な主婦業のある部分を仕事としてサポートしてくれる存在があってもいいわけで・・・。 で、うちのお手伝いさん。 女性二人、そのうちの一人は既に3年半も働いてくれてて、とってもまじめで、とっても面白い人なんです。 お年は40、お名前は 「ノーラ」 さん。 「とにかく働くのが好き」 という、インドネシアでは考えられない人物で、ジャワの田舎出身なので 「薬局」 と 「病院」 の区別がついてなかったり、昔かなり苦労したためか とっても老けて見えたり、死ぬほど臭いイカの何とか料理をへーきで食べて、私たちを驚かせたりするおちゃめさん。 この前なんか、初めて電子レンジを見たのですが、そりゃもう凄まじい驚きぶりで、 「ボ!!」「ボ!!」 って叫んで騒ぐんです。 ちなみにこの人は驚いた時に 「ボ!!」 と言うんですよ(笑)。アメリカなんかでの 「おーまいがっ!」 みたいな使い方のようですが、 「ボ!!」 と急に言われると、こっちがびっくりするんですよね(笑)。 とにかく、たった1分でご飯がポカポカになる電子レンジも何とか使いこなせるようになったノーラさん。 もとが真面目なので、最近忙しくて疲れている私を見て、更に何かお手伝いしなきゃ!!と思ったらしく、 「ボス!日本の料理を教えてください!私が作りますから!」 って言うんです。 確かに在住日本人のお家のお手伝いさんは、元々最初のほうで日本食を教えられていて、普通に和定食っぽいものを作ったりする人もいるんですよ。 でも私が元々料理好きで、お手伝いさんには絶対作らせなかったので、食事に関しては私のサンクチュアリだったんですよね。 でも・・・そうよね、少し日本食覚えてもらうといいかも・・・と思い、レッツトライ! ところが、ダシをとるとか、そういうことからってちょっと大変な気がして・・・(彼女たちにはダシというものが分からないの)まず簡単そーなオムライスに挑戦!ってこれ、日本食なんですかね・・・?(笑) で、たまねぎや具を炒めてご飯も入れて・・・ってとこまでよかったんです。ところが卵半焼けの上に、中のライスを入れてフライパンの中で包んで形を整える・・・これが強敵だったらしく、私が1個目完璧にやって見せたのを 「ボッ!!」 って言いながら驚いたその後、かなり・・・かなり彼女なりに頑張ったようですが、こういう状態に・・・!(笑) 中のライスに卵をかぶせてひっくり返す・・・というのが、どーしても難しいんでしょうね!(笑)苦労のあとがかなりうかがえます。でもこのオムライス、にっこり笑っているようで、私は 「OK!」 って言っちゃいましたね(笑)。 卵なんかいつかひっくり返せるようになります。 でも 「何か私に出来る事はないかしら!」 と考えてくれる優しさは、きれいな形の卵よりずっとずっと大切。 そういうお手伝いさんと暮らせてる事、本当に嬉しい。 「これからもどんどん教えてください。」 そういう彼女は、最近お味噌汁がとっても上手になりました。 「美味しいよ!」 と褒めると、 「ボ!!アリガトゴゼマスゥ~~!」 と言って、照れながら笑ってました(笑)。おちゃめなノーラさん。カメラ目線は苦手です。未だに電化製品を使うの苦手な様子(笑)。この台所はお手伝いさん専用台所。狭いのに頑張って使ってくれてます。ではまた来週。
2007.04.13
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ニュピというのはこの前書いたとおり、神聖な祭日なのですが、やはりその当日はバリ島全体でお仕事禁止ですし、その前日の午後からもう通行止めになる道も出てきちゃうくらい(オゴオゴというねぶたの小さいバージョンが通る用意)、島全体の空気が変わるんです。 もちろん私もニュピ当日はセミナーお休み。っていっても、車も外に出ちゃいけないんじゃ お休みにするしかないですしね。 で、静かになっていくその前日も一応お休みにするんです。タクシーもつかまらなくなるから、アチューンメントが長引いて受講生さんが帰れなくなったら大変なので。 でもその日、つまりニュピ前日。日程の関係でどうしてもこの日じゃないと無理、と言う方がいらしたんですね。 実はその方、日本で既にレイキサードまで取っていたのですが、もう一度私のセミナーで勉強し直してくださっている方で、そのためにわざわざ日本から通ってくださっていたんです。 とっても勉強熱心な方で、色んな教え方が存在するたくさんのレイキの中で、私の話に共感してくださった大切な出会い。 私もどうしてもアチューンメントをしてさしあげたかった。それじゃあ早めに来ていただいて、道が封鎖されない時間までに何とか終わるように頑張りましょう、ということで来て頂くことになりました。 ニュピ当日ではなくても、やはり神聖なる日の前日・・・。 その日はヒンズーでない私でもはっきり感じるほど、不思議な空気が流れていました。 当日じゃないのにもうこんなに・・・?一体何がどうなって神の日への時間が過ぎていくのだろう。 そんな事を思いながらセミナールームを浄化していると、その受講生さんがいらっしゃいました。 そして・・・講義が終わってアチューンメントに入った瞬間、明らかに部屋の空気が変わったのです。 ・・・・・!? 息を呑むほどの静寂の中に、明らかに誰がいる・・・。 こういう事はよくあるのですが、もっとこう・・・何て書いたらいいのか、つまりヒトではない何か・・・かといって怖いとか悪いという感じではなく、それはざぁーっと私の周りに、私の前から現れては通り過ぎる・・・。 目を閉じて感じてみる。 『あのドアからだ・・・。』 私のアチューンメントルームは、気の通り道を考えた構造になっていて、澱んだ気が溜まらない様にある方向のドアを開け、外のエネルギーを入れ、そしてそれがうまく抜けるようになっているんです。 そのドアからの光。いつもと全く違う光を放っている・・・。 いつも目を閉じると見える丹光は、その日は激しく動き、凄まじい速さで回転する。 ドアから入ってくる 「何か」 は、私と受講生さんの周りを通り過ぎたり回ったりして、次々とどこかへ消えていく・・・。 不思議。でも怖くない。 何だかおかしくなってきて、自然に顔が緩んでしまう。びっくりしたけど、穏やかにその不思議を受け止める余裕が出てきました。 そしてアチューンメント。1回目が終わり、受講生さんは目を開けました。 私は元々アチューンメントで何か不思議なものを感じたり、見たりしても、その受講生さんにわざわざ全部言ったりしないんですね。なのでその時もその不思議を黙っていたら、何とその受講生さんが 「あ、あの~・・・アチューンメント中、誰か他の人入ってきたりしました?」 って聞くんです・・・! こういう風に受講生さんとマスターがシンクロするというか、同じものを見たり感じたりする事はよくあるんですが、今回の場合はあまりにも激しかったのでちょっとびっくりしてしまいました。 受講生さん曰く、「前の方から誰かが・・・複数の人が近づいては通り過ぎていくんです。その中には 『あ、すいません。』 っていう感じの言葉をはっきり出す人もいて・・・。」 私はその声は聞こえませんでしたが、確かにそんな感じだったんです。二人でそれが何なのかを考えてもきっと答えは出ないと思い、不思議がりながらもアチューンメントを続けました。 アチューンメントのたびにそれは繰り返され、中にはその受講生さんの膝をポンと叩いて通り過ぎる人(?)も・・・(笑)。 さすがに最後には慣れてしまった二人。何でしょうね、と笑いながらアチューンメントは終了。 でもその後、私は思い出したんです。知り合いのバリアンのうちの一人が言っていた事を。 「ニュピは、その前日の午後から精霊たちがあちこちの通り道を通り始める。その道は人間には見えない。精霊たちのみが知る通り道なのだ。」 と。 その時は、ふーん なんて気楽に聞いていたけど、もしかして・・・いえ、きっと・・・。 きっと私のアチューンメントルームの部屋に対角線を引いた場所。 そこは精霊の通り道だったのかもしれないのです。 忙しそうに通り過ぎる精霊たち。 私たちは二人でその道のど真ん中でアチューンメントをしていた。 受講生さん曰く、 「『あ、こんなとこでアチューンメントしてたの?あらあら、ごめんねー。』 という感じの通り過ぎ方で、笑いそうになっちゃいました。」 とのこと。 「そっちの世界」 って日本語も英語も、何語も何でも、その人の解る言葉で話してくれる、って誰かが言ってたっけ・・・。 本当に本当に印象深いアチューンメントだったと言って、その方は無事帰られました。本物の道が封鎖される前にね(笑)。 それにしても・・・。 そうか・・・そうだったのか・・・。 アチューンメントルームの外に面した 一枚の開け放されたドア。そこからたくさんの精霊たちが入ってきて、私たちとぶつかり、通り過ぎ、後ろへ抜けて行ったのかと思うと、本当におかしくて今でも笑ってしまいます。 神聖なバリの祭日ニュピ の前日には、人間の目に見えぬものたちが忙しそうにどこかへ向かって歩いていく。 今年もきっとたくさんの道が開かれ、そしてそのうちの一つが私のアチューンメントルームだったということなのでしょうか。 「気の流れ」 を意識した構造だったからそうなったのか、それともたまたまなのか・・・。 今でも私たちの体にふわっと当たってしみ込むように同化し、そして通り過ぎていく 「ステキな光」 たちの感触、忘れる事が出来ません。 神々の島 バリ。 その神聖な祭日ニュピの前日に起こった出来事でした。ではまた明日。
2007.04.11
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さて。バナナの話はバリらしい結末で終わりましたが、ちょっと最近またバリらしい・・・不思議な出来事があったので、それも。 ご存知、私はレイキティーチャーです。受講生さんにレイキのエネルギーを繋げる行為、つまりアチューンメントを既に数千回ほどした経験を持っています。 知ってる方も多いと思いますが、アチューンメントの最中 不思議なものを見たり、不思議な音を聞いたり、体が勝手に動いたり・・・と色んな不思議な現象が起こることが多いんですよね。 もちろんそういう不思議があってもなくても、感じても感じなくても、レイキはちゃんと繋がります。 が、レイキの世界ではどうしてもアチューンメント中何かが見えたり、感じたりした事のみがクローズアップされてしまい、今となっては不思議体験を味わいたいがためにアチューンメントを・・・つまり面白いものを求めてレイキのセミナーに足を運ぶ人もいるわけです。 レイキというものがどういう広がり方をしても 私はいいと思っているのですが、この現象は正直少し残念ではあります。 レイキヒーリングを習うというのは、あくまでヒーリングを勉強しヒーラーになる、という前提のもとで行われるわけですから。 なので私はなるべく 「あーんなものや、こーんなものが見えますよ!ご期待ください!」 という発言はしないようにしているし、私のセミナーを修了してヒーラーになってくれる人たちが、なるべく不思議なものに狂喜乱舞するヒーラーではなく、不思議な事も当たり前と捉えて落ち着いて人のことを・・・一番大切なクライアントさんのことを考えられるヒーラーになって欲しいと思い、摩訶不思議な体験のみにスポットを当てないようにね、と言ってきました。 しかし、もちろんレイキのアチューンメント・・・宇宙そのものと繋がる莫大なエネルギーラインを体に通す時、普通では考えられない不思議な事が起こります。 それはあまりにも頻繁に私の目の前で起こるので、既に私は不思議とも何とも思わなくなってしまいましたし、一つ一つここでその体験をお話しするつもりもないのですが、この前さすがに 「面白い」 ・・・というか、これまたバリらしい、バリの 「この日」 だったからきっと起こった出来事なんだ、ということがあったので、それについて書いちゃおうかと思います。 それはバリの特別な日、ニュピ。 そのニュピの前日行ったアチューンメント中での出来事です。 続く(←期待させすぎ)(笑)ではまた明日。
2007.04.10
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さてさて、メルタ君が引っこ抜いた不思議なバナナの続きです。 土から直接生えて、この妖しいバナナの味に取り付かれたメルタ君。房ごと引っこ抜いたバナナを後で少しずつ食べようと、当時空き店舗になっててスタッフの休憩所だったINORIの隣に置いておき、後で食べようと思ってたところへ運転手登場。 「さ~て。神ちゃまのバナナちゃんは花咲いたかな~♪」 と、隣の土地を覗いてみたら・・・! 「ぎいや~~~!バナナがっ! バナナがなくなってるぅ~~!!」 運転手の慌てように驚いたセキュリティー。 「あ、あ、あのーそれボクちんが・・・。」 「てぇめぇぇ~~~!なんちゅうことお~~~!!」 と大騒ぎ(笑)。 「おいちかったので、後でコーヒーと共に楽しもうと思ってしまいました・・・。」 と、これは運転手から激しい事情聴取にあった時のメルタ君の供述。 「じゃ・・・じゃあ返すよ。でもさ、神様からのバナナなんかじゃないと思うよ。ブツブツ・・・。」 と、そう言いながら保管しておいた隣の部屋に入ったら・・・! なんと、びーーっくりするような腐臭が!! バリってなぜかびっくりするようなくちゃい所があるのですが、それに慣れてるはずのバリ人でも耐えられないニオイがその部屋、いえ、INORIの方まで流れてるんです!! 一体・・・これは・・・? そう。そのニオイの正体はバナナでした。さっきもいだばっかりの。 青々としていたバナナは、ほんの数時間で液状化し、真っ黒に溶け、もんのすごい異臭を放って腐ってしまった・・・。 こんなこと、有り得ないですよね・・・! だってバナナって、房の状態で切られてから日本なんかのとおーい所に出荷され、スーパーに並び、それを買ってお家に置いといても まぁ長持ちするもので、溶けるほどのものではないはず・・・。 それが・・・それがほんの数時間でゲル状になるなんて、そんなことが・・・!? これを見たセキュリティー、さすがに顔面蒼白になり、 「やっぱり神様のバナナっていうのは本当だったんだ!あああ~~どうしよう~~。」 (←この辺バリ人の反応って感じしますね。) と恐れおののき、怒りまくる運転手に、 「お願いです!もー1回このことをシンガラジャのバリアンに聞いてきてください!ボクちんバチあたるかも!!」 そんなこんなで、また運転手はその事を伝えるために何時間もかけてシンガラジャに。 そしてそのバリアンが言った事は以下の通り。 「はうっ!なぜっ!なぜ引っこ抜いてしまったのぢゃ!あの後花が咲くはずで、その花にメッセージがあったはずなのに!そしてそれは神様からINORIへのプレゼントで、これからの邪気払い&商売繁盛の象徴であったはずなのにぃ~~!引っこ抜いたセキュリティーに神様が怒ってるから、彼が 溶けたバナナをちゃんと家に持って帰り、マンクー(お寺のお坊さん)にちゃんとお祈りしてもらってから燃やし、その灰を海に流しなさい。そうすればバチはあたらない。あーあ、私も楽しみにしてたのに。あーー残念。」 だそう。 がっくり肩を落として帰ってきた運転手からそれを聞いて、全員がセキュリティーに向かって 「どあほ~~う!!」 と叫んだのは言うまでもありません。(笑) 気の毒にセキュリティー、そのくっちゃいバナナをビニールに詰め、みんなになじられながらバイクで去っていく その後姿の哀れだったことったら・・・(笑)。 持って帰ったら帰ったで、 「おんどりゃ、なんつーもん持って帰ってきてんねん!あほかぁ~~。」 とお父さんに怒られ、さらにそのくっちゃいバナナの残骸に、おそらく鼻をつまみながらお坊さんがお払いをしてくれ、そのお払いの間中 彼の家の外まで異臭を放ったため近所から大ヒンシュクまで買って、そして灰になったバナナをひとりぽっちで海に流しにいくはめに・・・。 もう十分 バチ、あたってると思うんですけど・・・(笑)。 とにかくこれで一件落着。 でも諦めきれないのは運転手。INORIの将来を明るくするはずだった大切な神様からの贈り物を台無しにしてしまった事が、彼を数日間苦しませたようです。(彼は私たち以上にINORIを愛しているんですねぇ) バリアン曰く、 「こういうメッセージはそんなにいつもあるわけではない。」 とのこと。 しかし、バリ島って不思議な島です。 バナナがあーゆう状態で生えることも然り、数時間で溶けてしまった事もそしてそれが神からのメッセージを含んでいる、という。当たり前のように。 本気で後悔する運転手を見て、 「まあ、本当なんだろうなぁ。」 と、妙に納得してしまう。 彼は今でも隣の畑を見て、新しいバナナを探している(ように見える)(笑)。 日本昔話や何かにもよく出てきますよね。神の木を切ったらバチが・・・とか、そういうの。でもそれが 「バナナ」 というアイテムだった事があまりにも南国っぽすぎて、妙に私の笑いのツボをくすぐるのです。何かかわいいでしょ? バナナが土から生えたのも、数時間で真っ黒に溶けたのも、全部ホント。 でも最近、こういう不思議に慣れてきちゃいました。 ああ、私もバリの住人なんだなぁ、なんてしみじみ思う今日この頃です。 P.S.全員が忘れていますが、バナナが生えたのは隣の土地です(笑)。INORIの土地ではありません。これって、不法侵入なのでは・・・!?下は、バナナもぎっちゃった犯のメルタ君「エヘ♪おいちかったよーん。」ではまた明日。
2007.04.09
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さてさて、バナナの話です(笑)。 このへんちくりんな、光合成が何とかの 植物の理を全く無視したバナナがですね、やっぱりバリらしい意味を持ってたんです。 どういうことかというと・・・。 この大騒ぎして撮ったバナナの写真を、運転手がわざわざシンガラジャの実家(注:めっちゃ遠い)に持ってゆき、彼のお父さんがお世話になっているバリアンに見せたんです。 前書いたように、バリアンも様々。いい人もいれば、そうでない人もいるらしく、本当にパワーを持っている人もいれば、そうじゃない人もいる。 でもとにかく地元の人が何かあった時に頼るバリアンということは、つまり本物なんでしょうね。 しかも、わざわざ2,3時間かかるところまで行って相談するわけですから、恐らくすごい人なんでしょう。 で、そのシンガラジャのバリアン。写真を見て 「こっ、こりはっ!こりは大変ぢゃっ!こりは神様がくれたメッセージである!普通は花がなってから実がなるものが、いきなり実がなるというのは明らかに何かを語っている証拠!この後逆に花が咲くはずぢゃ。その花の色によって何かが解るはずだから、けしてけして今このバナナをもいだりしちゃいかん!食べちゃいかん!このまま大切に見守って、花が咲くのを待ちなしゃい。」 と言ったそう。 それを聞いた運転手、慌てて帰ってきてこの話をINORIのスタッフと その時にいたセキュリティーにきつく言い聞かせ、けしてけしてバナナをもいだりしないように念を押したんです。 と・こ・ろ・が ♪ いつもは賢い運転手。この時ばかりは落ち着きのないキャラになっていたもので、うっかり 「夜の部」 のセキュリティーにその話をするのを忘れてたんです・・・! そして夜中。 夜中~朝担当のセキュリティー メルタ君到着。 朝方になって 「ああ~お腹すいちゃった。そうだ!あのバナナそろそろ熟れてるから食べちゃってもいいよね。1本だけもぎっちゃお♪」 そして彼は神様のバナナを1本もぎっ!! 皮をむいて食べてみると、 「うーん。お・い・し・い!」 それは普段食べているバナナより格段に美味でござったという・・・。 「ちっちゃいのをわざわざ1本ずつ食べるのめんどくさいし、このまま全部土から抜いちゃえ!」 と、あろうことか、彼は神様のバナナを引っこ抜いてしまったんです! じゃじゃじゃじゃ~~~ん!!(←by ベートーベン) この 彼のちょっぴりずるくてかわいらしい行動が、のちにINORIの運命を左右する大きな出来事に発展してしまう事になるとは、この時誰が想像しただろうか 。 ああ、バナナの運命やいかに・・・・・!? つづく(←韓国ドラマ風)ではまた来週。
2007.04.06
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バリネタ続きですが、今日ちょっと面白い事を思い出したのでので・・・(笑)。 年末にあった出来事なのですが。 いつもはポーカーフェイスで冷静沈着、あまりはしゃいだところを見たことがないうちの運転手(男前)が、ある日おもむろに 「ボース!!カメラ!カメラ貸してくださいっ!」 と言うんです。 いつもと全然違う慌てぶりにびっくりして、 「な、なに?なに撮るの?」 と聞くと、 「バナナです!!」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・? 「あ、あのぉ~~・・・何の話?」 聞いてみると、INORIのすぐ隣の畑にバナナが生えた、と。 「・・・?バナナが生えて何が珍しいの?」 と聞くと、 「違うんです ボス!バナナが!バナナが直接土から生えてるんです!」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・? もう訳がわかりません。いつも的を得て話をする運転手(男前)が、こんなに的を得ていない話し方をする、そのうかれぽんちぶりに、話だけでは理解不可能な事を察し 直接見に行く事に。 隣の畑をのぞいた私たち。 「わぁ!何だこりゃ!!」 確かに、確かにバナナは直接土から生えていました。話を聞いてる段階では、想像力貧困な私の頭の中で、一本の黄色いバナナが土にグサっと半分くらい刺さってるところを想像していたのですが、そうではなく ちゃんと土から太い茎が伸びていて、その先にバナナが上に向かって房になっている・・・!! 皆さんもご存知の通り、バナナというのはバナナの木が高く伸び、葉が茂り、花を咲かせたその後に実がなるんですね。よくマンガで見るあれです。おさるさんがよじ登ってバナナ取りにいくあれ。なので土からまずバナナの部分が生える、なんてあり得ないんです。 なので私たちは 「これはおかしいよ。誰かがいたずらして、バナナの房を逆さに土に刺したんだよ。」 と言うと、セキュリティーやスタッフがわざわざ調べに畑に下りたんです。 でも、やっはりちゃんと生えてる。 う~~ん!?こんなもの、見たことあります? バリにはモンキーバナナみたいなちっちゃいバナナがあるんですが、その類ですね。実はみっちり付いていて、本当にバナナでした。 一心不乱にカメラのシャッターを押す運転手。まだ半信半疑の私たち。 ただちょっと不思議な出来事だねって笑って済ますにしては、あの運転手の この騒ぎようが妙に気がかり。 いつも、運転手が危ないと言う事は必ず危なくて、大丈夫ですと言う時は本当に大丈夫なんです。 そんな運転手が、ボスのカメラまで借りて一心不乱に激写し続けるバナナ・・・。(←ちょっとおかしい。ぷっ) 「じゃあ、何か意味があるのかね、このバナナ。」 なんて笑ってたら、 何と!意味があったんです。 いかにも というか、このバリでしか成り立たなさそうな不思議な、そしてあんまり命に関わらなさそうなソフトな感じの怪しい出来事が!!(笑) この時の私たちには、まだそれが何なのか・・・知る由もなかったのであった(昼ドラ風)。ではまた明日。
2007.04.05
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バリには植木屋さんがいっぱい。さすが南国、色とりどりの花やツヤのある深い緑色の葉。色んな植物を並べて売る植木屋さんは、ちょっとした植物園のよう。 以前はお店まで行って買ってたのですが、さっきINORIでぼけら~~と外を見ていたら、植木屋さんの行商発見! リヤカーに背の高い観葉植物や蘭をわんさと積んで、えっちらおっちら炎天下を歩いていくのを見て、思わず 「プレイバーック!!」 結局、私の 「プレイバック」 は百恵さんほど上手くなかったらしく、セキュリティーが走って止めにいってくれました(笑)。 植木屋さん、セキュリティーに手伝ってもらってINORIに上陸。 この日よけの帽子がバリって感じでしょ? おじさんの名はカストさん。毎日植木を売って歩いてるんですって。 ちょうどINORIに植物が欲しかったらしく、スタッフがあれこれ選んで値切ってます。 とっても大きなパームが1000円ほど。他にかわいいのがあって 「これちょうだい。」 って言ったら、 「これは室内では育たないからやめといたほうがいいよ。」 だって。良心的ですねぇ。 オーラカウンセリングのコーナーに置いたらこんな感じになりました。急にお部屋のエネルギーが変わる・・・。植物ってすごいね。 お金も儲かったし、軽くなったし、嬉しそうなカストさん。良かったね。 じゃあまたね~。 カストさん、明日からINORIの前を行ったり来たりする事間違いなし(笑)。ではまた明日。
2007.04.04
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昨日は、バリ島の最大の聖なる祭日 ニュピでした。 ご存知の方もいらっしゃると思いますが、バリ島のお正月にもあたる このニュピという日、全く電気や火を使っちゃいけないんですね。 今は、外に明かりが漏れなければOKということになったらしく、家の中ではライトをつけて、窓には全部木の板を貼り付ける、というスタイルをとる家が殆どです。 外出も禁止、タクシーもバイクも、何も通っていません。 そんなニュピの夜・・・想像つきますか? 島中が真っ暗になる様。 真っ暗なバリ島のあちこちに神様や精霊が通る道があり、 「何か」 が確かに存在する、そういう島なんだなぁ、と実感してしまう日でもあります。 夜 バルコニーに出てみると、光っているのは満天の星。 人工のライトはどこにも見当たらず、丘の上にある私の家から見るバリ島は、人間がまだ生まれていない、神から・・・天からのみ与えられる光と闇で構成されていた時代の地球そのもののよう。 私たちが、私たちの手によって、普段かき消してしまっているたくさんの星の光。 その優しい光が降り注ぐ島。 本当の光に気づくための闇・・・。 ニュピはバリヒンズーの宗教行事ではあるけれど、私たち外国人にも 大切なものを教えるための一日のような気がしています。ではまた明日。
2007.03.20
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昔から 「1年に1度だけ海が割れる場所」 とか、 「水のないところに急に現れる湖」 とか、世界中に不思議な現象とかありますよね。 ステキな民話や言い伝えとともに、人々を驚かす 突如現れる水の現象・・・。 そして私は見つけてしまいました・・・。 私がプロデュースさせていただいたINORIで、その日もお客さんのオーラカウンセリングをしていたのですが、窓のほうを向いたお客さんの顔色がおかしい・・・。 ん・・・?何だろう・・・と思って振り向くと、何とINORIの前の道がこーんなことに!! 川です川!!!いきなり・・・というか、雨は降ってたからバリの舗装の悪い道路に水が溜まるのは分かりますが、雨が止んで何時間も経っているのに なぜか川!!! その川は見る間に水かさを増していき、ご覧の通り。 聞けばデンパサールのほうから雨水がINORIの店の前に集まってきているそうで、左右よく見ると普通の道なのに、INORIの前 約50mほどだけが川と化したようです・・・。 これが大雨でバリ島大災害なら笑ってられませんが、うちの前だけ大災害というのがツボに入り、ゲラゲラ笑ってしまいました。 更にここを通過するバリ人たちがとっても上手に工夫して通っていくんですよ(笑)。みんな笑いながら。 この辺、私がバリを好きな理由の一つですねぇ。 全く知らない人同士が 「あはは~何だこりゃあ~。」 とか言い合いながら、お互いに笑いながら、車やバイクのスピードを落として渡って(?)いきます。 エンストした車も何台かいて、みんな出てきて裸足で車を押したり、その慣れてるような感じが南国のスコールの後にときどき起こる現象なんだろうな~と、たくましさについ笑ってしまう。 よーく見ていただければお分かりだと思うのですが、バイクの人たち、とーっても上手に両足を上に上げてるんですね。これが妙にかわいくて、何枚も写真を撮ってしまいました(笑)。 いまさら足を上げても仕方がないんじゃないの?とツッコミたくなりますが、まぁそれは気分気分(笑)。 一生懸命写真を撮る私を見て、ピースしたり、手を振ったりする彼らは妙に誇らしげで、ただの道が突如川になってしまうのを まるで手柄のように楽しんでるようです(笑)。普段の道です。道とは思えません。水陸両用?おおっと!!前のめりです!大丈夫かぁ~?後方の人の足の曲げ方もいいですが、前方の二人乗りの人の笑顔もポイント高し。いいですねー後ろの人!上手いです!きれいに揃ってます。足上げててもはや関係ないのでは・・・?立ち往生です。見事クリアー!で、いい表情です!ではまた明日。
2007.03.16
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今日のブログ・・・皆さん、心してご覧ください。ぎゃあ~~!!(←効果音) インドネシア・・・それは熱帯。 いくらバリ島がリゾートアイランドを気取っても、やっぱり熱帯。 そう、日本では考えられないジメジメの生活の中、昨日恐ろしいものを発見いたしました。 雨上がりの朝、友人Y側のキッチンからなにやら叫び声が・・・! なんだなんだと行ってみると、メイドや友人の視線は天井に向いており、そこにあったものは・・・! ななななんと!! キノコですキノコ!! 天井からキノコ!! 雨季の終わり → 死ぬほど降る雨 → 湿気バンバン → いっちょ菌でも生やしたろか →キノコ。 しかし!!しかしなぜ天井に・・・!? この天井のうらっかわを想像してみてください・・・。 もしかしたらびっしりとコレが・・・!? ほぉ~ら、もうあなたはキノコが食べられないはず! いえ、もしかしたらバリ人なら普通に食べるかも!! 「ラッキー♪」 とか言って今夜のおかずに!! バリ島ワルンでのお食事には御注意を! よーく見たら天井から生えたかもしれないキノコが紛れ込んでるかもしれません・・・。ひぃ~~!ではまた明日。
2007.03.15
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ススのほっかむりで、この事件も幕を降ろしたものの(降ろしてません全然)、残る謎はウンタリ君のことですね。皆さんの興味は、うちのダンナのヘアサロン 「Salju」 のスタッフ オカマのウンタリ君に向いてるのではないかと勝手に決めて、今日はウンタリ君のことをちょっと。 私は昔からオカマちゃんのお友達が多いんですよね。レポーターというのは芸能界と多少かぶった世界に足を踏み入れてる職業なので、TV局やその他で色々な人に会えるわけ。 あと年配の芸人さんなんかに、あーんなお店やこーんなお店に連れて行ってもらっちゃうから、そりゃもう不思議ワールドが間近で見られたりするわけですよ。 そういうところに、必ずといっていいほど生息しているオカマちゃん。レポーターの私が舌を巻くほどの面白いトークで人を笑わせてくれるし、それが仕事であってもなくても、彼らは 「かわいい女の子」 でした。 よく気がつくし、毒舌なんだけどなんか許せちゃう空気を持ってるし、面倒見はいいし・・・。一緒に遊ぶととってもキレイにマニキュア塗ってくれたりね(笑)。 オカマちゃんっていう響きってどうかと思うんだけど、彼らがそれをとても楽しんでいるように見えるんですよ。ニューハーフでもなく、ゲイでもなく、本当に不思議な存在。 こういう友人がたくさんいたおかげで、私は若い時から そういう性別や立場をどこの区切りに入れたらいいか迷っちゃう人たちのことを、全く偏見なく見ることができるんですよね。だからオカマちゃんが面白いんじゃなく、あくまで面白いオカマちゃんだね!みたいな・・・(笑)。 そんなわけで、面白いオカマちゃんSaljuのウンタリ君。 初めて会ったときに 「んん!?」 と誰もが判るオカマちゃん仕草満載だった彼は、ちょっと深海魚に似てますが、ハートはとってもせんしてぃぶ。 泥棒の容疑を一瞬でもかけられた時は泣いちゃうんじゃないかと心配しましたが、晴れて容疑が晴れた時は、くねくねと体を動かして喜んだので、 「良かったね。あんたラッキーボーイだね!ん?年取ってるからラッキーガイか・・・?ん?あ!ガールか!?」 みたいな感じで、 「ラッキーガ・・・ガ・・・が~?」 って呼ぶ方も困っちゃいます(笑)。本人も笑ってましたが・・・。 Saljuの面接の時に歳をサバよんでみたり、チョコレートケーキが大好きだったりするお茶目さんは、もしかしたらオカマちゃんではなく、ただ単にゲイなのかもしれないのだけど、その大きな顔とか肌の質感が 「おすぎとピーコ」 を彷彿とさせる部分があるので、私の中ではあえてオカマちゃんと決めさせていただいている次第です。カメラを向けると、ちょっと気取ったポーズを瞬時につけるお茶目さん。脇、締まってます(笑)。頼んだわけでもないのに なぜかこういうポーズを勝手にしたんで、何の表現だか もはや分かりません。人生を謳歌してる感が伝わってきます。 このウンタリ君、心は乙女でも、腕力は男! 今や彼のクリームバスは有名になりつつあるほどウマイです♪ではまた来週。
2007.01.19
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大好きなバリで迎える誕生日も、もう5回目。 私とバリの5年。 色々なことがありました。 バリに対して思うことは色々あるのに、 「バリに来て間もないくせに」 という言葉や空気に阻まれて、押し殺す感情。 でも良い所も悪いところも見ていこうと決めてから、雲の中を飛び出した鳥のように、この島全体が見渡せはじめたかもしれない。 私のちっぽけな5年の経験が、誰かの役に、ほんの少しでも役に立ってくれたら。 私のこれからに、ほんの少しでも役に立ってくれたら。 もしそうであったらとっても嬉しい、南の島の誕生日です。ではまた明日。
2007.01.18
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とうとう裏のジャワ人が帰ってきました!長くバリに帰ってこなかったのは、結婚式(本人の)があったから、だそう。証拠に、ちゃんとかわいいお嫁ちゃまを連れて帰ってきました。 で、泥棒騒ぎを聞いた彼、自分にも容疑がかかっていると知り、 「いつでも警察に行くよ。」 と平気そう。むむ~!? やはりバリアンの言う通り、元セキュリティーのアリットが犯人なのか!? 近日のうちにこの二人は警察にしょっ引かれ、指紋を取られる事になりました。ああ、ドキドキ・・・! それにしてもこのネタ、長すぎて非常にご迷惑をかけていますので、お詫びにこちらの 「もしもススが犯人だったら」 をご覧になり、どうぞ癒されてくださいまし。 「もしもススが犯人だったら」動機「そろそろボクちんも自立せなあかん・・・。ここの家から金目の物でも盗んで売り飛ばしたろか。ハゲにされた恨みもあるし・・・。」妄想「ふふふ・・・ステレオ売ったら200万ルピーくらいにはなるでぇ!よっしゃ 「キャバレーワンワン」(←どこ?)で豪遊や!」発覚「はうっ!!捕まった!!しもたぁ~!この派手なほっかむりがあかんかったんか!?恨むでぇ~ワシの中のおしゃれゴコロ!!」「えへっ もうしませーん!」ではまた明日。
2007.01.16
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とんでもなく長く引っ張るのには、訳があります。 実はまだ犯人が捕まってないんですよ。このシリーズを書き出した頃は、もうすぐにでも捕まりそうだったので、それに合わせて書き始めたのに何てことでしょう(涙)。 うーん、やっぱりバリですなぁ。なんて、結局バリのせいにする私(笑)。 大変申し訳ありませんが、もう少しお待ちくださいませ。 さて。日本や他の国とバリがまったく違うシステムで成り立っているということは、もう皆さんご存知の通り。例えば今回のように、家に泥棒が入った なんて場合、日本なら勿論警察が来て捜査して・・・でしょ?バリはそれだけではありません。 この前書いたように、警察に払うお金がない人たちなんかは、誰が盗ったのかが全く分からないままだし、勿論盗まれた物も返ってこないわけです。 そうなると、頼るのはやっぱりバリアン。 バリアンというのは聖者の様な人たちですから、本当に困ってる人たちからお金は取らないんですって。ほんの気持ち、つまり寸志だけで、悩みや透視、失くし物のありかなどを教えてくれたりする、村の人たちの大切な存在。 何かあった時はそのバリアンにですね、聞くんです。病気のことや失くし物のこと、そして何か被害に遭った時。 「誰が犯人なんでしょうか。盗られたものは出てくるのでしょうか。」 そう聞くと、バリアンは解る範囲で答えてくれるそう。ただ、見てもないのに 「犯人はどこの村の○○という若者で・・・。」 みたいな事は言わないんですって。 いくら透視が出来たとしても当たってない事もあるわけだし、鵜呑みにしたら、もしかしたら無実の人を村八分にしてしまう可能性も出てきちゃう。 この辺はやっぱり聖者の品格というか、経験が問われるところで、結果的に争いが起きないよう、被害者の気が収まるように、言葉を選ぶ。 例えば 「その犯人はジャワの人間で、この村の者ではない。だけど、今とっても彼は盗んだ事を後悔しているよ。盗まれた物も、あげたんだと思って諦めなさい。あなたには人を許す力がある、と神様も言ってるよ。」 という感じになるそう。 勿論泥棒なんて許せるわけがないし、犯罪は犯罪。でもね、お金やなんかの問題で、その白黒をはっきり付けることの出来ない人たちは、世の中にはいっぱいいる。その人たちの怒りとか悲しみを穏やかにしてあげるために、バリには聖者がいる。 聖者の口から 「許してあげよう」 と言われたら、きっとここの島の人たちは、自分の中の怒りを少し抑えることが出来てしまうんでしょうね。 こういう方法を今に残す事で、法の裁きだけではない何かが憎しみ合いを避けているのかもしれない。本当に不思議な島だなぁ、と思う。 何かが視えたり、占いが当たるから尊敬されているのではなく、そうした悩みや怒りを和らげてくれるから、彼らは聖なる人なんだと思うんです。 ずっと前書いたように、偽者バリアンも後を絶たず、相変わらず被害に遭った受講生さんも多いし、お金につられて街中に引っ張り出されるバリアンや、外国人ビジネスに担ぎ出されるバリアンも多くいることも事実です。 占いや透視能力についての事は私にも分からないけど、元々 島の人の尊敬する聖者だった彼らはこれからどうなってしまうのだろうと考えると、少し心が痛むような気もする・・・。 半年ほど前、とある会社の人から 「日本ではヒーリングとかが大ブームなんですよ!観光客を狙った 癒しっぽい企画を一緒にやりませんか?」 と強くお誘いがあったのですが、私は一応ヒーリングが流行るずっと前からこの世界にいた人間ですし、なんとなくその人の言い方が気になったため、お断りしたんです。 そしたらその人がぽつりと言った言葉がこれ。「うーん、仕方ないか・・・。じゃあバリアンでも雇って、インチキ占いでもするかぁ・・・。」 心の中に暗ーいカーテンがかかるように辛くなりました。私にも、ヒーリングの仕事に携わる人たちにも、観光に来られる方にも、そしてバリアンにも、とても失礼な言葉でした。 バリアンブーム。私も何人かのバリアンと仲良しだけど、彼らがいつまでもいつまでも村の人たちから愛される存在でありますように、と願ってやみません。 さて、ステレオを盗まれたダンナのサロンのスタッフ マデちゃんが、私たちの知らない間にバリアンに聞きに行ったそうです。犯人の事。 バリアンが言うには、 「犯人は背の高い男。そして二人組みで入ってきた。一度この会社で働いたことのある人物。この人の場合はちゃんと警察に捕まえてもらわないと、3ヵ月後にまた盗みに入るぞよ。」 ですって。 背の高い・・・のは、元セキュリティーの方。当たってれば早く捕まえないと、また泥棒に入る事に・・・! ああ~!バリ警察さん!本当頼むよ~(涙)! てなわけで、バリアンの占いの結果と犯人逮捕レポートは、分かり次第すぐお伝えします! 現場からお伝えしました!(笑)ではまた明日。
2007.01.15
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しつこく3回目のINORI泥棒事件(笑)。ひっぱるなぁ。 皆さんの名探偵のような推理通り、やはり警察も4番 うちが雇っていたセキュリティー アリットと、6番 裏に住んでいるジャワ人を容疑者と推定したらしく、あとの人たちは容疑を逃れられました。皆さんきっちりススとウンタリ君に惑わされていましたね。ふふふ。 さてここでバリ島の警察についてちょこっとお話をしましょう。 さすが南国・・・というか バリだけあって、バリ島の警察はかなりのんびりしてます。強いて言えばペンギン村のパトロールくらいの のんびり感です(笑)。 加えて、外国人のやってるお店なんかにはいちゃもんをつけに来て、お小遣いをせびろうとしたりするお茶目な面もあり、正義と悪の中間あたりをウロウロしてる感がなかなか面白いですね。 その警察に通報したら、意外や意外。すばやくやって来て てきぱきと現場検証するではないですか。これはちょっとびっくりしました。運転手も加わって、元旦のINORIは大騒ぎ。 絶対頼りにならないと思ってた警察の皆さん、ありがとう!よく頑張ってくれました!って言うのはまだちょっと早い。ここはインドネシアです。何するにもお金お金お金――!! そう。泥棒が入った時なんかも、警察に調書とってもらうのにまず50万ルピア。その後もどこまで追いかけてくれるかとかで お金が加算されていくシステムなんです。 だからですね。バリ島でコソドロ、たとえば150万ルピア(2万円くらい)の携帯電話が盗まれたとしますね。警察呼んでってなると、その盗まれた携帯電話よりも高いお金を払わなきゃいけなくなる、ということなんです。 そこでみんな考えちゃう。 「うーん。まぁいいか・・・。」 ってね。世界一あきらめの早い民族バリ人(?)ならではの泣き寝入りワールドが展開されるわけですね。そんな理由も手伝って、バリ島にはコソドロが多いんです。 つまりコソドロさんは知っている。その家の人が警察に申し出ないということを・・・。盗みをはたらいても捕まらないという事を・・・(笑)。 まぁ反対に、極悪非道な強盗殺人などの犯罪はとっても少ないのが救いでもありますよね。INORIにしたってステレオしか盗られてませんから。でもドッコイ!INORIチームが泥棒さんを許すはずはありません。こんなの許してたら、バリ島はどんどん治安が悪くなっちゃいますからね。ちゃんと警察にお金を払って調書を依頼しました。 で、その警察曰く、 「おそらく犯人は・・・この二人のうちのどちらかでしょう。」 そう、もうお分かりでしょう。とっても怪しい4番と6番。この二人共に、素人の推測を超えた警察の調査の中でもきっちり怪しい要素があるんです。そして今現在、警察はアリットの周りを調査中。ジャワ人が帰ってくるのを待っているという状態です。 うーん。なかなかの年明けサスペンスではありますまいか。 さて皆さん、この二人のうち どっちが犯人だと思います?(笑)。当たった方には・・・ススのほっかむり写真をプレゼント! え?いらない・・・?では、しつこく 続く♪ではまた来週。
2007.01.12
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クリスマスも終わり、あとは新しい年を迎える準備で 日本は大忙しでしょう。 バリ?バリはですね、いつもと変わらずのんびりしております。クリスマスも、多分お正月も。 でも5年前に比べると、あちこちでクリスマスツリーを飾ってたり、似合わないサンタの格好をしたバリ人を店内で見かけたりするようになりましたね。以前はクリスマスやなんかの異教徒のお祭りは全く我関せずだったのに・・・。 日本だって、別に多くがキリスト教徒というわけではないですが、だんだんそういう異国の文化って広まってきて、今ではクリスマスって普通に大きな行事になってますよね。 そこにキリストを敬う気持ちがあるかないかは別としても、めでたい日なんだ、ステキな夜なんだ、楽しい日なんだ!という認識が生まれていて、365日のカレンダーの中で楽しい日が増えているっていうのは、とっても幸せなこと。 日本人の、この 他の文化を上手に取り入れて楽しむっていう精神は、幸せ作りに一役買っているように思います。 そこにマスコミや流通業界の陰謀が隠れてたとしても、プレゼントを貰う日なんて、雪も寒さもキラキラな思い出に変えてしまうほどの暖かさがある。 おめでたい日は誰かにプレゼントをしたくなる。誰かに貰ったプレゼントのリボンをほどく嬉しさを、世界中の子供たちや恋人たちが楽しんでいる。 宗教の壁を越えて、こんなステキな一日をカレンダーに書き込んだ日本は、堅物民族なんかじゃなく、やわらか民族に見えてきちゃいます。 最近のバリ島も、ヒンズー教徒やイスラム教徒のスタッフ達が、サンタの帽子をかぶってクリスマスツリーを飾る光景が年々増えてきているみたいで、白い雪や肌を刺す冷たい空気がなくても、これはこれでいいクリスマスだなぁ、なんて 南国の聖夜を満喫した私です。ではまた明日。
2006.12.26
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今日INORIのサロンで、写真に撮ってみました。 彩雲と同じく、目で見るほど鮮やかには分かりませんが。 数珠玉を水に入れると、まずブルーになって、その後ペールグリーンになります。 水が多いとイエローに近いですね。 レインボームーンストーンに似た感じの薄い白濁があり、光が当たっているところはブルーに見えるんです。 生でお見せできなくて残念!↑ これが入れる前の水。↑ 数珠玉を上から入れた状態(少し色が出始めています)。↑ 1分後に数珠玉を取り出した状態。ではまた明日。
2006.12.21
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色つながりですが、色を見てるだけで幸せ~って時ありますよね。 オーラカウンセリングは色とも深く関係したヒーリングですから、色が幸せを運んでくるその原理も私の頭にはとりあえず入っています。 ところがこの前、あまりにも不思議で、あまりにも美しい色を見ました。 まさに 「彩雲」 を見たその日、これもまた不思議な縁で あるものが手に入りました。 カユ クリシュナという、木でできた数珠です。 前からウワサには聞いたことあったんですよ。水に浸けるとたちまちその水が薄いエメラルドグリーンに染まる不思議な木があるというのは。 これはその木を数珠に紡いだもので、バリではお坊さんやバリアンなどがこれを水に浸けて、その水を病気の人に飲ませたりするものなのだそう。 かなり貴重なもので、なかなか手に入らないらしく、ニセモノも多く出回っているらしいんですね。 そのカユ クリシュナ。 クリシュナ神の名のついたその木は私たちの見ている前で、コップに入った水をみるみるうちにブルーに・・・。そして、しばらくするとイエローが混ざって何ともいえない色に変わってゆきました。 幸せ色。そんなふんわりした優しい色です。不思議なことに光に当たるとブルーに、当たってないところはイエローグリーンに見えます。 普通、ケミカルの染料ではこういうことは出来ません。自然の持つ何かの力がそこに働いて、私たちを魅了しました。 その木からは半永久的に色が出るそう。 確かに何回やってもはじめはブルー、そしてイエローに変わってくるのです。 すごいものを手に入れてしまった・・・! オーラのカウンセリングの中で、大切に使わせていただきます。 クリシュナに感謝。(写真は明日アップしますね。)ではまた明日。
2006.12.20
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ブルガリホテルのカフェで見た彩雲・・・。 これ以上ないというシチュエーションで見た、これ以上ないほどの美しい雲。 「これで人生もらったも同じじゃあ~!!」 と思うのはオーバーかもしれませんが、オーバーでも何でも 「そう思う」 というのが大切。 そもそもなぜ私のような者が、かの超高級話題沸騰スーパースペシャルウルトラセレブなブルガリホテルに行ったかというとですね、実はあるものを見に行くためだったんです。 そのあるものとは・・・ 何と、ブルガリがバリ島オリジナルウォッチを販売しているという情報をゲットしたんです。 ブルガリの時計・・・!しかもバリ島限定・・・! ブルガリファンの人なら生唾を飲むほど魅力的なお話ですよね。さらにバリ好きだったりなんかしたら、そりゃもう一粒で二度美味しいアーモンドグ○コのような素晴らしさではありますまいか。 しかも聞くところによると、その時計 なんと1000個限定品・・・! おう!のーう!早く行かねば売切れてしまう!もしかしたら見ることも叶わないかも知れなひ! その情報を耳にした日は そりゃもうブルガリのことしか考えられず、INORIの陶器のデザインにうっかり 「BVLGARI」 と書いてしまうんじゃないかと思うほどのハイテンションで、気もそぞろ(笑)。 こりゃ仕事にならねい、というわけで、さっそく次の日見に行くことになったんですね。 うかれぽんちになっている私たちは、高級ブティックがAM11:00からだということも忘れて、かなり早めにホテルに着いてしまい、 「あ、あの~、ショップ開店まであと1時間以上ありますが・・・。」 とスタッフに呆れ顔をされるほどマイルドに恥をかきましたが、せっかくなので 「この高級ホテルでお茶でもしばいてハクつけよう!」 などと訳の分からない事を叫びながらカフェに。 そして見たんです。あの彩雲を。 なので時計の情報が無かったら・・・ショップが開いていたら、見られなかったはずの物なんです。 ああ、なんて素晴らしい偶然の重なり合い。 彩雲を見た後の私たち、なにせ 「人生勝ったも同然!」 なんてセリフを口にするくらい調子に乗ってますから、その後ショップに行った時の様子は・・・もうお解かりのはず(笑)。 買ってしまいました・・・ブルガリウォッチ バリ島期間限定バージョン! 人間ノッてる時とは恐ろしいものです。勢いでブルガリの時計を買ってしまうなんて・・・! ベルトはブラックのスキン。フェイスも黒。でもカジュアルだし、偉そぶってないし、そして何よりフェイスの中に 「BALI」 って書いてある!! ああ・・・!愛するバリとブルガリのコラボレーション! しかも!しかもですよ。1000個限定なので、横に番号が書いてあるんですよ!つまり1000分の何、という数字が! 私の番号は 「97」 。主人と出会ったのが 「1997年」 だったので何とも嬉しくなってしまい、 「ブルガリ」 「バリ」 「97」 で、しかも何と何とお値段はたったの1200ドル!ブルガリウォッチで1200ドルは有り得ないではないですか!!もう買うっきゃないっ!と、友人も私も手に入れてしまいました。 ユニセックスでちょっとがっちりめですが、女性の細い腕にすると逆に色っぽいですね。 ギラギラ成金ぽくなくて好きです。 見れば見るほど気に入ってしまって、夜 中華を食べたあと車に乗った時、 「ブルガリちゃん、中華美味しかったよ。」 などとおバカな会話を繰り広げているのを主人に見られ、呆れられてしまいましたが(笑)。 とにかく、彩雲とブルガリウォッチを手に入れた 最高の日でした。 スピリチュアルと俗っぽいものが一緒くたで、私的にはいい気分です(笑)。 まだ在庫あるようですよ。ブルガリとバリを両方愛してる人はぜひバリ ブルガリホテルのショップへGO! 言い忘れてましたが、高級ブランドの時計って 運上がるんですよ。うふふ。 *私はブルガリの回し者ではありません(笑)。ではまた明日。
2006.12.19
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この前からちょびちょびと運気UPのお話を書いてましたが、そんな中 びっくりするものを見てしまいました。 昨日INORIのオーナーさんと、バリ島で話題沸騰中のブルガリホテルでお茶を飲んでたんですよね。 さっすが1泊1200ドルもする超高級ホテル。極楽のような美しい庭園と素晴らしい海の青さを眺めながら、私と主人、友人、そしてオーナーさんが 「ここでお茶飲んでるだけで運気上がってるような気がする。」 などと言って笑ってた時、最初に気づいたのは私でした。 真っ青な海と、真っ青な空、そして真っ白な雲・・・。 ん!?真っ白な雲!!? それは真っ白ではありませんでした。 まさに 「五色にたなびく雲」 。 ピンク、青、黄色、グリーン、オレンジ、ターコイズブルー・・・。五色どころじゃありません。 その一かけの雲だけが他の雲とはまったく違って、数色の色に染まっているのです。 見ているうちに更にその色は濃くなってゆき、その形は長く波打つように変化し始め、まるで虹色の龍のよう。 科学的に言えば、気温と水蒸気とプリズムが・・・なんてどうでもいい。 沢山の偶然が今すべて重なって、目の前で起こる事を奇跡と呼ばずして何と呼ぶのでしょう。 神々しい空からのプレゼントに息を呑む4人。 この雲、名前を 「彩雲」 といい、仏教などの中では非常に縁起がいいと言われており、仏や観音が この 「五色の雲に乗りて 降り奉るなり」 と言われる、本当に特別なもの。一生に一度見られるかどうかという貴重なものだそう。 昔、あの山川夫妻のセミナーに行った時、セミナールームの窓から見た雲がやはり色が変わっていった、という経験があるのですが、そのときは3色でした。 夕方の時間に2、3色の雲が現れる事は稀にあるらしいのですが、残念ながらそれは 「彩雲」 とは言わないんですって。 太陽が空を染める夕焼けの時間以外、真昼間なのに雲が5色に染まってたなびくもの、これが極上の運気を運んでくる 「彩雲」 なんです。 その時4人は、自分の人生において様々な決断や目標を胸に秘めていました。 それは一人一人別々のものもあれば、4人とも関わっているものもあり、そんな4人が見上げたあの彩雲は 「すべて大丈夫!OKだよ!」 と言ってくれているかのように思えました。 生まれて初めて見た彩雲。 最後は薄紫に光ながら、私たちにバイバイを言って消えていきました。 いつものバリのまぶしい空に戻ると、 「さあ!頑張らなきゃ!」 という気持ちを胸に、色とりどりのため息を吐きながら カフェを後にしました。 この縁起のいい雲、写真にとって見たのですが、目で見たほど色が上手く出ていません。が、この運気、皆さんにお分けします これの、もーっと色が濃かったと思ってくださいね。ではまた明日。
2006.12.18
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ラマダン(断食月)が終わり、レバランが明けました。 ジャワ島に帰郷していたメイドさんが二人 無事戻ってきて、やれやれ です。 実家の両親や親戚とご馳走を食べたり、久しぶりのおしゃべり。さぞかし楽しかったでしょうね。 日本で言うと、お盆とかお正月とか、あと使用人が故郷へ帰るというと 「薮入り」 みたいな感じかな?(知ってます?) 普段メイドさんたちと話をすることはほとんどないんだけど、それでも見ていたら分かる、帰郷できる日が近づいてくる嬉しさやそわそわ感。 宗教の行事でありながら、それ以上に親や子供に会えるという嬉しさの方がメインのような気がします。 彼らはこの 年に一度のイスラムの祭典を それはもう心待ちにしていて、宗教が生活にあまり影響しない私たち日本人には味わうことの出来ない幸せの形なんですね。 宗教国家インドネシアで、私たち外国人が感じる 少しだけ近寄りがたい空気。 神様に祈ることと、家族に会うこと。 この二つを重なり合わせて 幸せを味わっている彼らを見ていると、何だかほっとさせられる1ヶ月でした。ではまた明日。
2006.11.01
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私は車にヨワイ・・・。 小さい頃から 「ドライブ」 という単語を聞いただけで オエッてなるくらいヨワイ・・・。 スシ詰め状態のワゴンで取材に行かなきゃならなかったレポーター時代は、そりゃもぉ大変でしたよ。 観光旅行でも、もちろんドキドキ。 せっかく楽しもうと思ってるのに、 「どんな運転なんだろう。」 「何時間かかるんだろう。」 「山道はあるのかな。」 なんて考えながらの旅行なので、楽しいんだか楽しくないんだか・・・(笑)。 酔い止めのお薬にレイキをかけて飲むのもいいのですが、酔い止めがうっかり間に合わなかった場合、バッグの中にミント味のキャンディーがあるととっても助かります。しかも強烈さわやかミント味ね。 この甘くないはっきりミント味のキャンディーが、バリ島ってなかなかないんですよ~。ミントって書いてあっても、すーっごく甘い。逆に気持ち悪いくらい・・・(涙)。 なので、これは日本から持ってきたほうがいいです。フリスクみたいなのとかね。 旅行は好きだけど、乗り物に弱くて 今ひとつ旅をエンジョイできない人って多いと思うんです。 ガイドさんは前座席から振り向きっぱなしでしゃべってくるし、日本人って気を遣い人種だから、つっまらないギャグにも 「うんうん、アハハ・・・。」 とか頷いたり笑ったりして、もっとストレス。 心の中では 「なーにが 『バリ ハ アツイ。デモ ワタシ ココロサムイ。』 だよ!ああ~気持ち悪い~。ほっといて~。」 って思ってる人いるでしょ? あれ?私だけ!? とっ・・・とにかく、インドネシア料理で にんにく・油 たっぷり摂りすぎた後に胃を整える効果もあるし、口の中に入れておくだけで口内殺菌効果で感染症が予防も出来るし、日本のミントキャンディーは何かと便利です。ではまた来週。
2006.09.29
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旅行前に、日本で100円ショップに行って買うべきもの・・・それは、スリッパ!そう、あのペラペラのタオル生地の100円スリッパです。 高級ホテルには置いてありますけど、中級以下にはないところが多いんですよ、ルームシューズ。 これがあるのとないのでは大違い。観光から疲れて帰ってきた時、「あ~!!疲れたぁ~!!」 で、まず靴を脱ぎたい日本人。かといって、裸足でベタベタ歩くのも何となーくねぇ。 だって、ほんとなら靴のまま歩くとこですもんね、ホテルの床。だからって、靴履いたままじゃあぜーんぜんリラックスできないし、シャワー浴びた後すぐ靴やサンダルっていうのも・・・。 なので、とにかく新しい使い捨てスリッパを持っていくと、本当に楽。リラックス度が違います。 足の疲れ、体の澱みは足の裏から出てますから、靴をずっと履いたままって あんまり良くないんですよ。部屋の中はスリッパで歩くようにすると、結構すがすがしいし、清潔。 3日、4日使い切ったら、ゴミ箱に捨てずに、そのまま揃えてお部屋の中に置いて帰りましょう。 え?なんでって? それはね、ホテルの掃除係さんが喜んで持って帰るから(笑)。 たった100円ですが、海外でなかなか使える代物です。ではまた明日。
2006.09.28
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バリ島など、日本と全然環境の違うところへの旅行は、何回も書いてるように体力勝負になります。 疲れすぎないこと、疲れをためないこと。そのために、ビタミン類は常に体に入れといたほうがいいですよ。 なので、日本から数種類のサプリメントなんかを持ってきてもいいですね。 ナチュラル志向さんなんかから言わすと、ビタミンなどの栄養は、自然の野菜などから摂るのが一番!なのでしょうが、旅先で食事の中からバランスのよい栄養をしっかり摂るっていうのも難しいし、スーパーの果物をホテルでむいて・・・っていう手もあるけど、実際 くたくたに疲れてて 果物をむく労力、あります? お腹こわさないように、包丁もミネラルウォーターで洗って・・・っていうの、考えただけで 「もういいや。」 になる時あるでしょ? そういう時は、お口にポン!とサプリメントが便利。 最近は、日本で 完全に天然から出来てるものもあるし、コンビニなんかで売ってるからぜひ持ってきてください。 とりあえず暑いので、体力を消耗するから 「ビタミンC」 「ビタミンB群」 。 女性は貧血なんかでくらっときたら、「鉄分」 を多めに飲むと、あっという間に楽になります。 抵抗力をつけるため、 「プロポリス」 や、ハーブの 「エキナセア」 もおススメ。 ちょっとした感染症にかかりにくくなりますよ。 こういう感じで体力をガードした上で、南国ならではのフルーツや食事を楽しんでくださいね。ではまた明日。
2006.09.27
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バリ島に虫除けは必須アイテム。 特に今 蚊の多い季節みたいで、よく飛んでます。刺す蚊と、刺さない蚊がいるんですけど(オス・メスの違いかな?)、危ないタイプの蚊もいるんでご注意を。 といっても、よく皆さん誤解されるんですけど、デング熱の蚊に刺されると大変だ!!とか言われてますが、仮に刺されたとしても発病するかしないかは、その人の体力の有無、つまり免疫力とかが関係するので、どっぷり疲れて体力も気力も落ちてる時に刺されると、発病する可能性も高まるわけですよ。刺されたら誰でも発病、というわけではないんです。 ね。だから先週から、体に無理なスケジュールで動き回っちゃダメって書いてるでしょ?特に 「海で泳ぐ」 「日焼けし過ぎ」 、この2つが疲れ+体の酸化に大敵なので、こういう状態のとき刺されると、ちょい心配。 でもバリで 「泳ぐな」 「焼けるな」 なんて、残酷な注文ですよね。なので疲れすぎないように気を付けることと同時に、虫に刺されないようにする事が大切です。 日本から虫除けスプレーを持ってくるのをおススメします。最近、トランクの中にガス缶が入ってると空港で没収されることもあるようなので、缶じゃないものの方がいいですね。忘れたらバリのスーパーでも売ってますが、とにかく匂いが強烈(笑)。 ご自分で作るという手もありますね。 30mlくらいの空のスプレー容器に、ラベンダー、ティートゥリー、ユーカリ、レモングラスを各1滴ずつ入れて、スプーン大さじ2くらいのアルコールで希釈します。そこにミネラルウォーターを注いで出来上がり。 いい匂いだし、殺菌効果もあるから何かと使えます。お子さんにも安心だしね。 元気いっぱいの状態だと 発病する可能性が低くなる感染症は意外に多く、蚊が運んでくるデング熱やマラリアもそう。 バリには元気で来てください。ではまた明日。
2006.09.26
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長いですけど、もうちっとお付き合いください。今週は 「バリ島旅行 これを持っていくと便利」 編。 バリに移住するまで、日本とバリを27回行ったり来たりを繰り返した私。 旅にいるもの・いらないものが、だんだん分かってくるんですよね。 そんな経験が、これからバリ旅行計画を立てようと思ってる方には、何かの役に立つかもしれないので、参考に読んでみて下さい。 よく旅行に来て、旅行用に買った色んな物、結局使わずに持って帰ったこと、あるでしょ?もしくは 「ああ~!!アレ持ってくるんだった~!!」 とかね。 そういうのの繰り返しで、来るたびにトランクの中身が違ってくる。 そんな 「あれば便利な物」 と「ないほうがよかった物」 、私流 です。ではまた明日。
2006.09.25
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最終日のクリームバスが終わったら、スッキリしたところで免税店へ。 ええ!?免税店!?と思われるかも知れませんが、意外に この免税店はブランド物とローカル物産品が混ざり合って、いい味出してるスペース。 バリ島リピーターさんや旅慣れてる人からは、 「今さら」 とか、 「もう免税店に行くほど素人じゃないわよ。」 という声が聞こえてきそうですが、 「神々の島」 だからって、何もブランド品や化粧品を買う事が俗っぽいというわけではありません。 スピリチュアル系セミナーや瞑想旅行のチームに入ってバリに来た女の子が、 「せっかくバリに瞑想しに来たのに、免税店に行くの?ブランドバッグが欲しいなんて、まだまだねぇ。」 とマスターに言われ、友人の化粧品を買うのに罪悪感が伴った、という話を聞いたことがあります。 「質のいい物を買おう」 「日本より安い!やったぁ!」 「お母さんに口紅をお土産に」これらの気持ちがスピリチュアルとかけ離れてる、とは別に思えませんねぇ。 とにかく、バリ島旅行を神聖なものとして捉えすぎる人は、高級なものを買ったり見たりすることを安易に 「俗」 だと考えがちの人も多いのですが、自分で、自分のお金で、自分の意思で来た島で、どう過ごそうが勝手。 なのであえて私は、今皆さんがお持ちの免税店のイメージを覆しちゃおうかと(笑)。 その国にはその国の、いろんなものが集まるところ。 リピーターで通ってた時から、私は最終日必ず免税店で色々買ってたし、疲れたら一休みできる大好きな場所でした。 特にプラザバリは中庭が気持ちよくて、座ってお茶を飲んでても 誰もしつこく勧誘してこないし、母のバッグを買ったり、2Fの民芸品を買ったりして楽しんでましたよ。ボラないしね(笑)。 欲しかった海外限定品やその土地のお土産物が一度に並べてあって、短かったバリ島旅行の最後には、意外にピタッとはまってくれる場所。 バリ島の免税店は、やっぱりバリらしくのんびりした感じが漂っていて、他の国の免税店にない良さがあります。 そこで3日間のこと思い出したりしながら、帰りの用意をしにホテルへぶらりと戻る。 あわあわして出国するより、いい時間の流れの中で バリ島とゆっくりさよならする。 最高の締めくくりです。ではまた来週。
2006.09.22
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さてさて、もし3泊5日の旅であるなら、これが最終日になりますね。 最後の日もやっぱりムリせず、買い忘れた物なんかをぶらぶら探しに行くのがいいですよ。 海や日光で髪が痛んだ人は、 「クリームバス」 がおススメ。 昔 モデルやってた友人が、このクリームバスをするためだけにバリに来ていた、という事実があるほど気持ち良く、日本でたまに見かけるけどかなり高額なため、せっかくバリに来たなら 旅の疲れを取るためと、痛んだ髪を修正するのに、コレはもうぜひ。 髪にアボガトなんかのクリームを付けて、頭皮をマッサージしてくれるんですけど、それによって頭皮はスッキリ、髪はサラサラ。 お店によってやり方も、使うクリームも違ったりなんかして面白いんですよ。頭皮だけじゃなくて、ショルダーから指先までマッサージしてくれて,、お姫様気分。 バリにいてマッサージを受ける時、 「あ、異様にリラックスするのはこれが原因か!?」 と気が付いた事が一つ。 それはね、バリでマッサージなり、クリームバスなりする時は、やっぱりバリ人がやってくれるということ。簡単に言うと、 「外国人」 なんですよね。 普通に、誰かに かしずかれるように大切にされると、気を遣うじゃないですか。 例えばお店の人が同じ日本人だったら、 「あ、今 私 足めっちゃ広げて座ってたわ!」 とか、 「あ~気持ちいいけど、何かしゃべらなきゃ。」 とか、 「しまった!うっかり 足も、って頼んじゃったけど、くちゃいかもしれない!」 とか考えるでしょ?日本人って(笑)。気を遣う民族ですもん。 ところがこの気を遣う民族も、言葉の通じない相手に何かしてもらうと、なぜだかいきなりリラックスする。しかも旅先で入ったお店のスタッフに、またどこかで会うなんてことそうそうありませんから、 「ちょっと太ってた」 とか 「変な下着つけてた」 とか、そういうのも気にしなくていいわけですよ。 そういう意味で、 「外国に来たら外国の人にマッサージしてもらう」 という良さを味わって帰るのもいいかもね。 台湾に行った時も、トルコに行った時も、アジア・その他を問わず、あちこち行った記憶を呼び戻し、今考えてみると 「外国人に体を触ってもらうのは、外国でしか味わえない醍醐味だ!」 と思いつきました。 ご近所さんに肩揉んでもらうのと、遠くへ行ってお金払って知らない人に揉んでもらうのと、どっちがリラックスする と聞かれると、意外に後者に手を挙げる人が多いのではないか、とにらんでいます。 日本人は本当に気を遣う民族。 だからこそ、旅好きなのかもしれませんね。ではまた明日。
2006.09.21
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さて、次の日こそは、遠出をしてしまいましょうか。 クタにホテルをとった人は、ウブドに日帰りで。 ウブドにホテルをとった人は、クタやレギャンの海を見に。 観光に申し込んでもいいですね。 車に乗ってどんどん行くと、同じバリなのに通り過ぎる村々は、全然違う表情を見せてくれます。 広いライステラスが見えたと思ったら いきなり小さな路地に入って、川ではなく家の前の溝で水浴びてるおばあちゃんがいたりしてね(笑)。 木彫りの村、石細工の村を通り過ぎ、今朝までとは違うバリ島に到着。 山の空気を吸っていた人は、目に海の青さを。 海と街中の喧騒を味わってた人は、静けき山の濃い緑を。 目や耳や鼻から、その土地の出すエネルギーを取り入れて楽しむ。 「神々の島」 というだけあって、確かにバリ島はエネルギースポットでもあります。 でもエネルギースポットだから行くとか、バリのどこへ行ったら悟るから行くとかじゃなく、ただ美しくて行く、でいいと思うんです。 海も山も夕日も、人間に 「悟れ!悟れ!」 なんて言ってない。ただ静かにそこにあるだけ。 そういうものとタイムリーに向き合う時間を持てたことを、バリ島の神々に感謝しながら、旅の終わりを少しずつ感じる。ではまた明日。
2006.09.20
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バリ島の夜、というと ダンス鑑賞。 ダンスといえば、やっぱりケチャックがおススメかな。住んでるくせに、何回見てもすごいなー!と思わされるあの音、声。 初めて見る人は、始まった瞬間から あの迫力ある不思議な世界に引きずられてしまいます。何十人もの男性が円陣を組み、揺れながら 「ケチャ!ケチャ!」 と、声の波動をまとめていく。 聖なる火の前で繰り広げられる 神話ラーマヤーナのストーリーは、魔術のように美しい。踊り子の舞に魅せられるのもよし。目を閉じて、体の奥に届く音霊を感じてもよし。 どういう受け取り方でも自由。感性を研ぎ澄まし、バリ島が生み出した素晴らしい芸術を体感しながら、心に 体に、何が目覚めていくかを静かに聞いてみる。 10年以上昔、バトゥブランという村のケチャックダンスを見たのですが、あの時の素晴らしさ、今も心に残っています。 夕暮れ、静かな村に到着し、一番星が見える頃 席に座ると、それはいきなり始まり、唱えられるマントラ、舞の一つ一つの動きに、私はあっという間につかまってしまいました。 終わった後のため息は、人種を問わずあちこちから漏れ、会場の外には満月が。 その帰り道に聞こえた小さな虫の声すら、 「ああ、これもバリの一部なんだなぁ。」 なんて、感動させられます。 まるで全く違った 「目」 が開いたように。 バリ島観光の中によく入っている ケチャックダンス。 色々な場所、色々なチームが、その伝統を受け継いでいます。 何となく連れてこられた、という見方ではなく、 「今 自分はこの島で、この時間、バリの波動と一体になるのだ。」 という気持ちで見てみてください。 必ず受け取るものがあると思いますよ。ではまた明日。
2006.09.19
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スーパーでめぼしいものをそこそこゲットしたら、ここで一旦ホテルに帰ってしまうのがおススメ。 荷物を置いて、シャワーを浴びます。 というのはですね、クタ・レギャンを歩くと、車の排気ガスとかいろいろ体に付いていて、これが長時間放っておくとあまりよろしくない。 ホテルの部屋で、シャワーを浴びてほっとする。これぞホテルの癒し力。 髪も体もさっぱり洗って、新しい服に着替えた方が、ディナーは楽しみやすいですよ。これ本当。 それに、疲れたオーラ、喧騒の中をくぐってきたオーラをスッキリ洗い流すことによって、後日に疲れをためなくてすむ、というのもあります。 騙されたと思って、一度やってみてください。短い日程だからと、ホテルの外 出っぱなしで、重い荷物を持った状態で次々スケジュールをこなしていくと、やり遂げ感と幸せ感が反比例していくのに気が付くはず。 ホテルで一度シャワーを浴びると、体も心もリセットされて、 「あれ?何かまだまだイケル感じ!」 で、夜のバリに繰り出せる(?)わけです。 パートナーがシャワーを浴びてる間だけ、順番に一度ベッドにごろり。体を横にすることで、下半身に溜まった血液を元に戻して、さあ また外へ。 夕日が見れそうなところへ行ってみても、夕日が終わっていたらケチャックダンスディナーに行ってみてもいいですね。 この夕日を見るにしても、神聖な音と踊りを楽しむにしても、新しい体、新しいオーラで見ると全然違う。 バリが訴えかける美しさや凄まじさが、ぐっと感じやすくなりますよ。 疲れたらシャワーを。 私がバリに行ったり来たりしていた頃、これは必ず実行してたことですね。すがすがしい体と心で、バリ島の全てを感じられるように。ではまた来週。
2006.09.14
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さてさて、ホテルを出たら 昨日の夜とは違うリアルなバリが見えます。 つまり夜の闇に隠れていたバリの姿。小道のニワトリや商店のちっちゃい売り物。夜、車の中から見たショップのかわいい服を昼間の光で見てみると、 「ん!?」 と思うことも(笑)。 よーく色んなものを観察してみてください。そのまま観光に行ってもいいですが、暑いなーと思うならムリせず、まず一番陽が射す日中は どこかスパやマッサージに行って、日本でのストレスを癒します。 「ほわ~!最高~!」なんて言いながら バリの風の匂いを嗅いでると、陽が少し柔らかくなる頃に終了。 スッキリしたら、お土産物屋さんやブティックが立ち並ぶ繁華街へ。 声をかけてくるバリ人をにこやかにかわして、めぼしいものを見つけながら歩きます。ふんふん なるほど、これがこの値段かー、などと物色した後は、お茶を飲んだりおやつを食べたり。でもまだあんまり買わないほうがいいんですよ。 この日大事なのは、一度はスーパーに入ってみること です。 この島のだいたいの物価、食べ物や飲み物がどの位なのかとかが分かりますし、ホテルに持ち帰るお菓子やジュースもここで買っときます。 会社やなんかのお土産をまとめ買いしとくのもいいですね。スーパーはボリませんから(笑)。慌てて街中で買っちゃって、後でしまった!てこともあるしね。 で、スーパーで安心価格で初めに買っておけば、あとの日程がスムーズ。だって、最終日に同僚さんたちのお土産に振り回されるのもったいないでしょ? スーパーに行って何個か買ってみて、ホテルで味見。 「うん、これイケル!」 ってなものを次の日まとめ買いしてもいいし、 「味?部長や課長が食べるんだから、何でもいいわよ。」 というドライさんは、もう見た目バリっぽいお菓子やコーヒーでいいですかね(笑)。 ただし会社で渡す時、 「も~なにせバリなんで、美味しいかどうか~。」 とかわいく笑いながら渡す練習をしておいたほうがGOOD。 この 「なにせバリなんで」 で言い訳になるところが、助かってるのか、悲しいのか、もはや分かりません。 でも 「なにせパリなんで」 って言っても許されないのに、 「パ」 と 「バ」 の違いだけで大目に見てもらえる三枚目なこの島は、ホントいい味出してるなぁ、と思います(笑)。ではまた明日。
2006.09.14
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何日間の旅行なのかで過ごし方って全然変わってきますし、パックツアーなんかで予定がぜーんぶ組まれてたら、もうそのままでいいかもしれませんが、もし自由時間がある旅行なら・・・っていう設定で書いてみますね。 まず、ホテルで目が覚めました。観光に申し込んだりしてない場合、ゆーっくり朝寝坊してみてください。もったいないような気がしますが、バリ島の朝寝坊ほど贅沢なものはありません。 ホテルの窓から差し込む光をぼんやり見ながら、鳥たちの声を聞く。さぁーて、今日は何をしようかなぁ~と思いながらシャワーを浴び、ホテルの庭を歩いてブランチをとりにいく。 日本人って 「あ、朝食付き!朝7:00~10:30までだって!急がなきゃ!」 ってなるでしょ?バリのホテルのルームサービスなんてすっごく安かったりするから、もう 「アメリカンブレックファスト持ってきてー。」 って、TELするのもいいですよ。 部屋のバルコニーに出して食べてたら、鳥とかリスとか寄ってくることもあって、おお まさにリゾートの朝。 木や花の鮮やかな色は、体のチャクラを活性化・・・つまり 「バリの朝の色」 を取り込むことによって元気が出ます。 チャクラを活性化 → オーラを強化することで、体はパワーUPしますから、今日から始まるバリ島の色々の中で、疲れやウィルスに負けない力作りに一役買ってくれそう。 視覚、感覚でバリと仲良くなったら、はい 出かけましょう!ではまた明日。
2006.09.13
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大体の便が夕方、もしくは夜到着ですよね。何だかんだと空港で時間を取られたら、ホテルに着くのは結構遅い。 そういう時は、もうあまり外に繰り出さず、ホテルの中や近くのレストランでお食事したら、ホテルの庭でぼんやりしてみてください。 プールサイドのデッキチェアで、夜空を見上げてみる。 日本の月とバリの月。 何となく違うような気がしてきますよ。 日本の名月もいいけど、神々の島に降り注ぐ月の光が 「いらっしゃい。ようこそバリへ。」 って言ってます。 深呼吸するたびに、月や星が体の中に入ってきているイメージを作ったら、 いつの間にか 体が、心が、バリに溶けていって、明日からの元気がもらえます。 スケジュールのことはちょっと忘れて、自分とバリが混ざり合う時間を楽しんでみてください。 とりあえず1日目の夜は、海の音と月と星で、日本の疲れをリセット。 足の先、手の指先までバリ色に染まったら、もうあなたもバリ島の一部。 そんな嬉しさ、旅をしなければ味わえない。コレが本当の旅の醍醐味。ではまた明日。
2006.09.12
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バリ島の過ごし方・・・。しかも、3泊5日とかの観光で。 もう住んでしまってる私達とは違って、皆さん短い時間にありったけのバリを満喫しようと必死なわけですが、 「何をするのをおススメですか?」 と聞かれても、バリ島で毎日を過ごす私には、実際下手なアドバイスしか出来ないんですよね。 だって皆さん 「バリらしいバリ」 をお望みでしょ? ほんの短いバケーション in バリ。 秒刻みで帰国が迫る中、何と何をチョイスすればいいのか 頭のイタイことですが、もしバリらしい・らしくないを取り混ぜてOKならば、私の気に入ってるバリ、参考にしてみてください。 そんなわけで、今週は 「バリ島おススメ過ごし方~~私流」 。ではまた明日。
2006.09.11
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私は健康マニアなので、どーしてもこういうものが多くなってしまって申し訳ないのですが、今日のおススメはこちら。 ノニエキス入りのお茶 「パチェティー」 。 ノニって、高血圧や動脈硬化、免疫力UPにすさまじい効果があるんですよね。でもご存知の通り、ノニジュースとかノニエキスとかって、びっくりまずいんですよね(笑)。 私も一度断念したんですが、このパチェティーのことをフリーペーパーで知って、さっそく飲んでみたら、 「おお!美味しい!飲めるぞ!」 と感動しました。 あのノニの独特のまずさは全くありませんね。普通に美味しいです。 粉末を溶かして飲むタイプで、レモン味とグリーンティ味がありますが、甘味の少ないグリーンティ味のほうが私は好きかなぁ。冷やしても美味しいですよ! 5個入りで、Rp4,900(約62円)くらい。軽くて、体にいいので、これまたお土産にGOO。たーくさん入った袋入りもあります。ではまた来週。
2006.09.08
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長いですねぇー、このシリーズ。だっていっぱいあるんですもん、おススメ。 さて、今日のおススメは、体中がツルツルになる ジャムー入りスクラブクリーム。 お土産にいっぱい買うのはちょっと重いかな?でもコレ、女性にはほんとおススメなので、1個買ってホテルの部屋で試してみてください。 インドネシアには 「Bengkoang」 という植物があり、根菜なのですが、皮をむくと真っ白のお芋みたいなのが出てくる。 きっと皆さん見たことない植物だと思うんですけど、これがどうやらホワイトニングに効果抜群らしく、このバンクゥアン入りの化粧品がバリには溢れているわけです。 こんないいモノ、日本の企業が見落とすはずはない!と思っていたら、某会社が美容液にして発売してました。あの美○憲一さんも使っているという 30mlくらいしか入ってないのに、1万3千円くらいの美容液!! つまりその高級美容液に入っているホワイトニング成分保有植物 「バンクゥアン」 は、インドネシアのスーパーでごろごろ売られてるわけですから、化粧品だって現地ならとってもお安く作れるわけです。 そのうちの一つ 「Sumber Ayu LULUR MANDI」 は、バンクゥアン入りのボディ用スクラブクリームで、全身これでマッサージすると、あらら お肌があっという間にツルツル。 ちょっとばかし日焼けしちゃった後も、リセットできちゃっていいですよ。もちろん海でたっぷり焼けた人は、ヒリヒリの状態でスクラブはやめといてくださいね! でもコレ、日本に帰った時に母に勧めたら、体中がツルツルになった!と大喜びしてたんで、腕力ある人はトランクに詰めて帰ってください(笑)。 250g入りで、なんとRp8,900(114円)くらいです。 これだけ入って、これだけの効果で、100円ちょっとですよ!びっくりでしょ!? 水がついてても洗えます。マッサージのあとは、洗い流してくださいね。ではまた明日。
2006.09.07
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