特にイキナリ思い立ったニューヨークニックスのホームグランドのマジソンスクエアガーデンでのプロバスケ観戦やブロードウェイのミュージカルやらアーティストのコンサートのチケット等その他、諸々の手配は、迷わずコンシャルジェに頼もう。アメリカはニューヨークに滞在していたとき、人気爆発のミュージカル、「Beaty and the Beast(美女と野獣)」を見ようと思い立ったのはいいのですが、もう3カ月先まで満席。オレはホテルのConciergeにどうしても今晩しか時間がないことを申し出ました。すると彼は、満面の笑顔をたたえてドンと胸を叩くや否や、劇場に電話。数分の交渉の結果、得意気に言いました。「ミスター、特等席が取れましたよ」。チケット代とは別に、かなりのチップを支払う羽目になりましたが、なんと前から2列目という席で、感激に心躍ったことを覚えています。とにかく旅行者に対して、ありとあらゆるワガママを聞いてくれる。ガイドブックには載ってない、お洒落なレストラン予約とか、家族やら知人に餞別をいただいたとはいえ、買ってきてと頼まれたものを、わざわざ旅行中の貴重な時間をさいて、自分で出向くのは七面倒クサイものである。そんなときコンシェルジェにNYのアウトレットモール、ウッドベリー・コモンあたりで手配して貰うとか、ホントありとあらゆることに対応してくれるわけだ。ホントConciergeサマサマである。さすが、抜かりなく完璧にいきとどいた心憎いまでのサービス精神、日本のホテルも見習わないといけない部分は多々ある。こんな有り難いコンシャルジェを使いこなし、ひとアジ違った快適な旅行を心おきなく過ごすことにこそ、良き想い出づくりへの第一歩となりうるのである。