死とむきあうこと。

 * 死とむきあうこと。 *







     死ぬこと、について、誰でも一度は深く考えた事があるのでは

     ないだろうか。『死』とは、ではいったいなんだろうか。





     今日では、『死』という言葉はタブーにされがちである。

     なぜなら、『死』には何か恐ろしい、得体の知れないものが

     潜んでいるからである。




     宇宙の項目でも述べたが、人間は不可解なものに

     不安や不快を覚えやすい。

     人間の持つ、理由の無い不安感や、孤独感は、

     自分が存在している事への不思議から生まれてくると言った。





     当たり前の事だが、生きているもので

     死を体験したものは居ない。つまり、『死』がなんであるか、

     いまだ誰もわからないのだ。





     人間は、『死』という得体の知れないものを、恐れ続けている。

     ただひとつ、判っている事は、

     誰にでも必ず、いつか『死』は訪れるという事だ。






     私にも、いつか訪れる。

     あなたにも、いつか訪れる。




     ならば、と私は思う。

     ならば、この『死』について、

     とことん考えていきたい。



     それが、『生』に繋がる、と思うのだ。

     それが、『生』を考える事、に繋がるのかもしれない。







© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: