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2006/05/05
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カテゴリ: 音楽生活。













夜になって、気持ちのいい春の風が吹いていた。

窓を開けて、ベッドにひとり横になって、

久々にあの人の唄声を聴いてみた













じっくり聴く気が出たのって、

本当何ヶ月振りだろうか。

近頃、ずっと私は、あの唄声から逃げていて

大好きなのに、何故だか聴けずに居たのだった。














部屋いっぱいに、ひろがるあの人の唄声。

そのまま、声の欠片がたくさん浮遊して



私のことも、優しく包む。

唄うあの人の声を聴いていた。

私は、黙って聴いていた。

ただ。













なんで、こんな気分になったのかわからないけれど

いつの間にか、

全てを受容れる心の準備が出来たのかもしれないけれど

こんな気分は、本当にひさびさなんだ

きっと、優しい春の風が

私の部屋まで、

優しい気持ちを運んできてくれたんだ
















『虫の祭り』聴いていたら

なんだか急に、心がきゅうってしたよ

苦しくなったよ

だけど、そんな気持ちさえ

今は愛おしいとおもえるんだ



貴方に出逢えて、私はよかったよ
















 にじんで 揺れて 跳ねて 結んで 開いて

 閉じて 消えて



 「あなたはひとりで居られるから」と残されたこの部屋の

 揺れるカーテンの隙間からは入り込む虫達の声




 ( 『虫の祭り』 / フジファブリック )
















大好きなものが、たくさんあるから

私はまだ、歩いていくよ

音を、ずっと聴いていたい

あの人の唄声だって、ずっと私の中で、

響き続けるんだ。














もうすぐ夏がくるのね。














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Last updated  2006/05/06 01:29:45 AM
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