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やまのみちの通った道
自転車放浪
季節は夏を向かえ、今正に盛りを迎えようとしている。
朝からセミの声がけたたましく、上を見上げれば夏空が気分を高める。
2006年 Summer
この夏には何かを期待していた。何でもいい、
とにかく学生最後の夏を完全に燃え尽きたいと思っていた。
かといって金も無い。しかし、家には居たくない。
現実逃避と言ってはなんだが、正直進路だの就職だのの
厄介事には付き合いたくなかった。
今しか出来ない事、旅に出てやる!!
車も無い。免許も無い。金も無い。なら自転車があるではないか!
エンジンは足、ガソリンも要らない、水とエサさえあればいい。
空気も汚れないし、なんてエコロジーなんだ。
気まぐれ、本当に気まぐれではあるが旅とはそんなもの。
美味いモノが食えれば良い。人とめぐり合えれば良い。
計画して3日後、必要な荷物だけを積み自宅を旅立った。
2006,8,7
早朝から夏のむし暑い風が通り過ぎる。
出発の日だ。母に見送られ自宅を後にする。
取りあえずウニが食いたいから北海道へ向かった。
馬鹿だと思うだろう?そうだ、私は馬鹿なのだ。
予めご了承頂きたい。
地元を旅人として走り抜ける。
見慣れた街も別物となるから不思議だ。
R101(国道101号線)も青森県へと差し掛かる。
さらば秋田県よ。しばしの別れ。
日本海が青々と輝いている。
真夏の青い空とグラデーションに繋がる海の青。
五能線に沿ってひたすら北へ向かう。
■青森県森田村でのスイカ、メロンの路上販売。■
冷えた1切れありますか?と聞くと冷蔵庫から出してくれた
五所川原を過ぎ、大釈迦峠を越えると101号線は終点となる。
いよいよR7へと乗り換え、青森フェリー埠頭を目指す。
間もなく眼下に青森市街と青森湾が現れた。
青森フェリー埠頭到着、乗船手続きを済ます。
今夜函館に向かう船は東日本フェリー ばにあ号
深夜1:10の出航である。
丁度この日は青森ねぶたの最終日にあたり、花火大会だった。
青森市は人だらけ!湾岸は花火観覧客でごったがえしだった。
夕食は市内のスーパーで買ったざる蕎麦。
フェリー埠頭で深夜の乗船まで時間を潰していると
同じ一人旅の同士達が集まってきた。
埼玉からなんと実用車で来た大学生の方や、青春18きっぷで来た都内の女子大生。
バイクで上越から来た方もいた。
皆北海道を目指していた。どの方も気さくで良い人ばかり。
それぞれの旅行の話や今後の予定の事で
話が盛り上がる中、私の乗船の時間が来た。
■東日本フェリーばにあの船内車庫■
大型トラックや乗用車と共に乗船し、この様に固定される。
軽く船内をぶらつき、夜も遅いので明日からの計画に備え
2等客室で雑魚寝した。
2006,8,8
明朝5:00に函館に到着。朝日が眩しい。
■朝日の函館港へ入港 フェリーの窓より■
フェリーの中ではMTBで栃木から来た新井さんという方と仲良くなり
一緒に函館の朝市を回る事になった。
■函館朝市■
■生うに一個¥300、しこたま美味くて安い!!■
■函館市電■
新井さんは地元栃木で自宅が定食屋を営んでいるそうで、
長期休暇を貰った代わりといって夕張メロンや海鮮類を
ここで大量に仕入れ、自宅に発送していた。大人買いである。
新井さんと別れ、私はR5(函館新道)を北上し
大沼公園を目指す事にした。新井さんは更に北を目指すという。
どうかお気をつけて、よい旅を!
函館から大沼まではほんの30km程度。
■大沼公園■
北海道らしい昼食 正面に見えるのが駒ケ岳剣ヶ峯
途中峠もあったが北海道は昨日の道とは全く違う。
どこかこう、大地を走っているという気分がより一層
強く感じられる道がここにはある。
函館市内への戻りは旧R5(大沼国道)を通った。
■赤レンガ倉庫群■
■五稜郭跡■
函館は夜がきれいだった。
言わずと知れた函館山からの夜景。
八幡坂、教会、赤レンガの倉庫も
昼とはまた違った姿を見せてくれた。
■函館山より、函館の夜景■
■八幡坂■
■ハリストス正教会と聖ヨハネ教会■
そんな函館を後にする。
本州へ戻る為に函館フェリー埠頭で待機していると
なにやらFD(フロントディレイラー)の調子がおかしいことに気づく。
FDのワイヤーを押さえているネジのネジ山が駄目になっていた。
急遽ネジの交換。長さが微妙に違うネジであったが
径は同じという事で問題はなかった。
今夜乗る船は大間行き東日本フェリーばあゆ号。
東日本フェリーのなかで一番小さいフェリーだ。
バイクと自転車が先に入船。自転車は自分一人であった。
23:55分、函館港を出航。
■ばあゆ船内 2等客室■
小さい船であるが新しくて綺麗な船だった。大間までの所有時間は1時間40分、
大間には真夜中の到着である。浅い眠りに付く。
目が覚めるとまもなく到着との音楽がかかっていた。短すぎる。
殆ど寝ていない為脳が重い。荷物を持ちドライバーと共に
船最下部の駐車場へ降りる。真夜中の大間港は真っ暗で誰もいない。
丑三つ時に旅館や民宿に行ってもしょうがないし営業しているはずもない。
第一金が勿体無い。船を下りてから神社か東屋で寝るつもりであった。
が、しかし大間は何もなかった。
神社はあっても祭りか何かで送り火を沢山灯していて
妙に気持ち悪かったので却下。
深夜の大間で寝床を探す事30分、結局本州最北端の地、
大間崎まで来てしまった。灯台の明かりが闇夜を回っている。
下北交通のバス停が立派なもので中に長椅子と勝手戸があった。
その日はそこに寝た。今回初の野宿、以外に快適だった。
2006,8,9
明朝、バス停向かいの土産屋から聞こえてきた軽快なラジオの音楽で目覚める。
■朝日の大間崎■
外は朝から快晴、日本海側住民には珍しい海からの日の出だ。
早朝から営業している土産屋で大間の土産を揃え、出発する。
(R279→)大間の海は日本有数のマグロ漁獲地である。
プランクトンが豊富な津軽海峡に鮪が回遊してくる。
今は夏であるが季節になるとそこは戦場と化する。
途中の峠を越え、むつ市を右手に見ながら下北半島を南下する。
(r24→)六ヶ所村を過ぎた辺りから辺りが霧に包まれ、
三沢に着いた頃にはすでに視界は数百mになった。
(R338→)八戸市に到着したのは既に暗くなってからであった。
すでに野宿を繰り返し、足よりも肩が凝って仕方がなかった。
その日は「新むつ旅館」に泊まることにした。しかし場所が分からなく、
八戸市内で迷子になってしまった。暗闇の中を今日も自転車でうろうろ…。
タクシーの運ちゃんに聞いたり近所の人に聞いたりしたが
暗くて全く分からん始末。
最終的には犬の散歩をしていた近所のおばさんに
一緒につれていってもらった。
そして探し始めてから約30分後、ようやく旅館に到着した。おばさんありがとう!
旅館は明治の佇まいが残る情緒有る旅籠。
さっきの電話先では「夕飯はもう準備できませんが・・」と言っていたけど、
到着してから学生と分かり(電話ではもっと老けた人だと思われたらしい(笑))
有り合わせで夕食を作ってくれた。有り合わせと言ってはいたが
全然立派な食事が出た。家庭的な非常に暖まる夕食であった。
■新むつ旅館■
女将さんと、ここの常連さんである山形は米沢の呉服屋の社長さんと
話をしながらの夕食。とても家庭的で和みのある一時だった。
今晩の客は私と社長さんの2人だけなのだそうだ。
風呂につかり、3日振りの布団で眠りにつく。
2006,8,10
朝、早めに出発。旅館の方々がわざわざお見送りをしてくれた。
新むつは本当に良い場所であった。求めていた場所なのかもしれない。
旅人への心遣いが持て成されているこういった日本的な旅館が
今後も残っていってくれればと心から思った。
新むつ旅館の皆さん、本当にありがとう!
■新むつ旅館正面■
凄くいい旅館でした!
さて今日は宮古まで三陸の道のりだ。
海岸線に沿ってr1、R45と進む。種差海岸は深い朝霧に包まれていた。
久慈に付く頃には丁度良く晴れてきた。久慈のファミレスで昼食。
久慈からはr268に乗り、小袖海岸、つりがね洞といった
三陸特有の奇岩が連続する道を進む。
■種差海岸■
■野田の海岸■
この頃から思った。
三陸、峠多すぎ。
峠に峠が重なっていて、R45は自転車にとってはヤブ穴だった。
肉体的にも精神的にも痛めつけられた。
宮古の手前、田老を過ぎた頃には日は既に沈んでいた。
宮古まであと13Kmとの看板を目にし、ラスト、と思ったが
道は山へ入り、またもや峠が来た・・・。
月明かりも無く辺りは真っ暗。峠の山道は街灯も無く国道なのに
時間帯の関係か車も殆ど来ない。曲がりくねった上り坂。
周りの森の中からは不気味な音が聞こえ、
まるでその闇に飲み込まれてしまうかのような気持ちになる。
前方に灯りが見えてきたと思えばトンネルの入り口。
田老から宮古まではトンネルは幾つも連続し中には曰く付きの
トンネルもあると聞いている。また田老は明治29年に起きた
三陸地震で発生した大津波で夥しい死者を出した場所でもある。
身の危険を肌で感じてきた・・・。
心の中で念仏を唱えながら、無我夢中で走る。
途中自転車のヘッドライトが急に弱くなり電池交換。
鳥肌だらけ。身の危険性を第6感で感じていた。
バス停があるが人が立っていないことを願う。
人なんかが道端に立っていたら逆に怖いのだ。
環境がやばい、状況がやばい、完全なアナザーワールド、
閉鎖空間にいる錯覚。
宮古市の灯りが見えた時は泣けた。
今日だけで10は峠を越えた気がする。
宮古駅前のタクシーの運ちゃんに適当な銭湯の場所を聞き
湯船につかる。お湯に漬かってとにかく一安心。死ぬかと思った。
お湯から出て着替えていると番頭さんが話しかけてきた。
旅の日程を話すとコーヒー牛乳をくれた。
人って本当に暖かいね・・・。さっきの出来事からして
凄く人の温かさを知りました。本当にありがとう。
銭湯を出てからは銭湯向かいにあった海鮮料理屋にて晩御飯を頂く事にした。
■ウニ・アワビ丼定食■
板前さんや女将さんはとても親切でウニ等をサービスしてくれた。
流石は無礼講って名前だけある!名前負けしてないお店であった!
無礼講のお店の人たちは帰り際、野宿するとの私に
いろいろと教えてくれた。あの公園は屋根があるだの、
灯りが有るなど、最後の最後までとても親切だった。
その日は無礼講で教えてもらったとおり、閉伊川にかかる橋の袂にある公園で野宿をした。
蚊が多くて夜中にローソンまで蚊取り線香を買い足しに行ったりもした。
2006,8,11
朝から気持ちの良い快晴、浄土ヶ浜などを見てから宮古市街へ戻る。
コンビニで朝食を済ませ、地図を広げながら今日の計画を練る。
今日は予定通り、山田線沿いにR106-340を走り、区界峠を越え、
盛岡を抜けて雫石を目指す事にした。昨日の銭湯の番頭さんが言っていた通り、
区界は宮古からは緩やかな坂が長距離に渡って続いていた。運良く追い風で順調に走る。
■山田線 区界駅■
標高も最高点に達する辺りにある道の駅で盛岡冷麺を食す。
そして盛岡まで残り20Km程から一気に下る。時速60Kmで滑降、
セミの声がドップラー効果みたいになる中、
軽快なワインディングで盛岡を目指す。
雫石には夕方6時頃に到着した。仙岩峠の麓にある今回最後の宿泊先、
道の駅雫石あねっこ
である。名古屋から来たというバイクのおじさんと一緒に
夕飯を食べ今までの旅路の話や地元の話をする。飲み物を奢ってくれたり
とっても良い人だった。タバコ吸う?いらない?真面目だねぇwwなんて言ったりした。
自転車旅行も最終夜になった。明日は仙岩峠を越え、160Km先の自宅を一気に目指す。
2006,8,12
早朝5時に起床、名古屋のおじさんが冷たいコーヒーを顔につけて起こしてくれた。
何も言わず軽く笑って手を振り、バイクを蒸かし去っていった。
私は寝ぼけ眼であった。名前も聞けなかったがカッコ良すぎる。
おじさんはこの東北ツーリングでバイクはもう止めると言っていた。
又会えるだろうか?その時はバイクに乗っていないのだろう。
名古屋の自動車工場で働いていると言っていたからこれからは若い世代のツーリンガーの為に
バイクをいじっていて欲しい。今回の旅で出会った人の中で最後が一番不思議で印象的な人だった。
早朝の山路の空気が冷たい。仙岩峠は間近だ。急坂を登っていくと間もなくその入り口が現れた。
■仙岩トンネル 岩手県側■
口に手ぬぐいのマスクをして今回最長のトンネルを抜ける。仙岩トンネルは1970年代、
山脈を貫通する巨大トンネルが続々と建設された頃の建造物だ。
その為天井がフラットの独特の構造。私の父が高校生の頃、
同じ自転車での東北一周で建設中の仙岩トンネルを特別に通してもらったと言っていた。
「俺が先頭を走ったから恐らく俺が自転車で初めて仙岩を走った者だろう」
と自慢していた。国境の長いトンネルを抜けると秋田だった。
久々の再会である。一気に下り、全県総体でお世話になった生保内を過ぎ、
R13、更に角館を通過する。
■角館■
と、ここで
なせばなるのじゃぁぁぁ!!!
の
みなと奉行氏から連絡を貰い、秋田市で再会する事となった。
湊氏の誘導で改めて秋田を走る。昼に市内のラーメン屋、三日月軒で中華そばを食す。
湊氏御贔屓のお店である。疲れた心身に染みる味だ。
(※尚、秋田仁井田の三日月軒は悲しい事に2006年秋をもって営業を中止しました。)
旧羽州街道を北上、他の街を見てからの秋田も情緒あるものだと改めて思う。
八郎潟で湊氏と別れる。わざわざママチャリに乗ってのお出迎え、
本当に在り難い事である。ありがとう湊氏!
R7で能代に着く辺りで雨が降り出す、と同時に突然キャリアーが壊れた。
ネジが吹っ飛んでいた。細引きで応急処置をする。
そして午後4時、出発地点であり、ゴールでもある自宅へと到着した。
思えば長いようで一瞬だったこの自転車放浪。ようやくそれも今日で全てが終わってしまった。
6日間も自転車漕ぐなんて馬鹿丸出しだ。総合距離950km、肩も腰も尻も足もクタクタのヨレヨレ。
久々の布団に寝る日ではあるがもうちょっと野宿も良いかな、
って思うようになってしまうのは危険な信号なのかもしれない。
岩手の土産の風鈴の音を聞きながら夢の中で旅を振り返る。旅の終わり。
明日も旅人でありますようにと、密かに願う。
※最後が日記と同じで申し訳無い。
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