ぷ~さん(ひろぷ&ゆかpooh)の部屋

前更年期症候群


「前更年期症候群」 という言葉はあまり馴染みがないように思います。

更年期というにはほど遠い20~30代の女性におこる
更年期に現れるのと同じような症状の事を「前更年期症候群」というそうです。

その症状とは…
・子宮筋腫         ・過度、或いは少なすぎる生理の出血
・子宮内膜症        ・流産       ・気分の落ち込み
・コリコリの乳房      ・疲労感      ・もの忘れ
・PMS(生理前症候群) ・偏頭痛     ・生理不順
・無排卵の生理      ・早産       ・イライラ   
・不妊や異常出血     ・手足の冷え  ・体重の増加     等多様多種に及びます。

(PMS)
体重の増加、頭痛、背中の痛み、イライラ、怒り、ふさぎ、乳房の張りや痛み
疲れ、甘いもの(特にチョコレ~ト)への飢餓等、生理の一週間~10日前に
現れて生理後少し経つと消える症状のこと

上記の症状はホルモンのバランスを崩したために起こるとされています。
でも、安易にホルモンバランスを整えるためにホルモン剤を摂取しないほうが良いようです。
(人工ホルモンなので体に負担がかかり肝臓を傷めやすいそうです)

でも、ホルモンバランスの崩れは乳がんや骨粗鬆症、リウマチ、膠原病等の
自己免疫疾患の原因になるそうですし、
胎児や乳幼児の脳や生殖器の発育に影響を与え、成人した時に不妊になる確率も高くなるとか。

放っておけない症状ですよね。(^_^;)

まず前更年期症候群かどうかチェックリストでみてみましょう。
◇毎月生理の前に
・頭痛、肩こり、下腹部痛などがある
・乳房が張る。痛む
・体や顔がむくむ。体重が増える
・ニキビや吹き出物ができる
・イライラして情緒不安定になる
・鬱っぽくなる。無気力になる
・過食になる。チョコレ~トや甘いものが食べたくなる

◇生理中
・寝込んでしまうほど痛みがひどい
・痛くて仕事や家事ができない
・吐き気や胃の痛みがある
・腰がひきつれる様に痛い
・経血量が多い。レバ~状の固まりが出る
・だらだらと10日以上出血が続く
・経血量が極端に少ない

◇生理と生理の間
・不順
・周期が長すぎる。または短すぎる
・セックスの後 出血する
・おしっこが近い。排便時に痛む
・貧血がある。疲れやすい
・下腹部が痛い。張る。しこりがある

1~2つあてはまる場合   → 程度にもよるが細胞から元気な体を作ろう
3つあてはまる場合     → 細胞から元気になる食事でホルモンバランスを整える
4つ以上、各項目心当たり → すぐに計画を立て、記録をしながら本格的に始めよう


さて、この「ホルモンバランス」何を整えたら良いのでしょう?
それにはまず生理に関わる4つのホルモンを知らなければいけませんね。

視床下部の指令により下垂体から卵包刺激ホルモンと黄体形成ホルモンを分泌します。
この二つのホルモンの命令を受け、
主に卵巣内でエストロゲン(卵包ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)を分泌します。

これらのホルモンの原料はたんぱく質やコレステロ~ルです。
そして、たんぱく質やコレステロ~ルからホルモンを作るにはいろいろな栄養素が必要だそうです。

【ステロイド系ホルモンの作られ方】
コレステロ~ル → プロゲステロン → テストステロン → エストロゲン
            (黄体ホルモン)  (男性ホルモン)  (卵包ホルモン)
                ↓
             コルチゾル
            (副腎皮質ホルモン)


プロゲステロンは多くのホルモンの原料となっているので何らかの理由で欠乏すると
多くのトラブルの原因になるそうです。

生理に関係があるホルモンだけ見てもお互いに深い繋がりがあることが分かりますね。
エストロゲンが過剰だったり、プロゲステロンが不足したりして少しでもバランスが崩れると
体中のホルモンバランスに影響を与えてしまうようです。

○ホルモンバランスの崩れる原因
・プロゲステロンの不足
・エストロゲンの過剰
・栄養の過不足
・ストレス
・甲状腺の機能障害

等のようなことがあると視床下部から下垂体への指令が混乱し
下垂体から分泌するホルモンの指令全体が混乱してしまうそうです。

○ホルモンバランスを整える食事
◇基本的な食事 …  メインはご飯、豆、野菜とする
・ご飯は玄米、三分づき、胚芽米に麦、きび、アマランサス等の雑穀
・豆をたっぷりとる
・野菜をたっぷりとる
・魚介類はほどほどに
・納豆や漬物などの発酵食品をとる
・肉、牛乳、卵はできるだけひかえる
・精白食品をひかえる(白米、白いパン、白砂糖等)
・化学調味料を使わない
・油料理をできるだけひかえる
・ガラス製やステンレス多重構造の調理器具を使う
・できれば有機農法の野菜を使う

詳しいレシピは 「食事で治す前更年期症候群」 をお読みください。

○前更年期症候群のおこる原因
・エストロゲン優勢
*一番大きい原因は環境ホルモン(対外ホルモン)といわれています。
(殺虫剤、プラスチック製品、ダイオキシン、車の排気ガス、肉や肉製品、
カ~ペット、家具、部屋の壁、石油系の化粧品など)
・排卵のない生理(大きな原因はストレス)
・副腎の疲労(大きな原因はストレス)
・甲状腺の機能低下
・不規則な食事

◇環境ホルモンの体内への入り方
・大気から      ・農薬から
・水や土壌から   ・プラスチック製品から
・食べ物から     ・薬を通して

◇天然ホルモン(植物エストロゲン)のはたらき
・環境ホルモンの影響を小さくする

ストレス を上手に解消する

○ホルモンバランスを整える食事を摂る
・水      … トリハロメタン等をしっかり除去できる浄水器を
・炭水化物  … なるべく精製していないものを
・食物繊維  … 未精製の穀類や豆、野菜、果物、海藻をとる
・たんぱく質 … 汚染の少ない海で獲れた小魚を油を使わない料理で
           穀類や豆類と組み合わせる
・脂肪    … α-リノレン酸 クロス エゴマ油 2本 しそ油 しそ油(エゴマ油)・5本セット 純正エゴマ油(αリノレン酸60%以上含有)200ml 麻の実油(無農薬栽培麻の実使用) を使う、摂る
・新鮮な野菜や果物を摂る

一度に全てをやろうと思っても大変になり途中でやめてしまう場合がほとんどです。
できる事から始めることが大切のようです。
少しずつでもバランスを整え、体調を整えていきましょう。

参考図書 :  「食事で治す前更年期症候群」


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