なにが見えてる?

番外編 2010年 11月29日


引越しの物捨てでちょっと面白いことがあったので、番外編をそおっとここにUPしてみる。



『20数年前のラブレター』 November 29 、2010


引越しの物捨てで興味深いものを発見してしまった。
20代前半に遠距離恋愛だった頃のおとーさんへのラブレター。

基本的には子どもらに読まれたら居た堪れない子供っぽいことしか書いてないんだけれども、
で、当時は全くノンスピな人間だったはずなのだが、あれ?と思う箇所が。

その部分の骨子を今の言葉でまとめると・・・

友人2人に別々に愚痴を聞かされた。
話を聞いて「自分は不幸だ」と思っている人はそう思うことで自分で自分を不幸にしてるのだろうと思えた。
そして話を良く聞いていくと、どちらも誰かとの「100%の信頼関係」を経験してないための不安感が根底にあって、
その不安感がすべての出来事に対する認識がネガティブな方向に向く思考の癖を作り出しているように見える。
そしてその不安から抜け出そうとして、100%分かり合える理想のパートナーだの
なんでも共有できる大親友、といったものを探し続けてるのに見つからない、
ちょっとした誰かとのやりとりに過敏に反応して自分を全否定されたように感じたり、
という苦しみの中にいるように見える。

そしてそういう話をして落ち込んでいる友人たちにまるで共感できない自分は
なんと言ってあげていいのかほんとにわからなくて困り果てた。

その2つの経験から、そうか、誰かと愛し合うと、それは男女の愛じゃなくてもいいんだけれど、
その誰かとの絶対の信頼関係というベースを持つことで不安感がなくなって
ちゃんと自分が「幸せだ」と自信を持って思うことができるようになるのだな、
そういった意味でも誰かと愛し合うという経験はとても大事なことなのかもしれないと思った・・云々、という内容で。

あとはもうだだのラブレターで、その2人の話を聞きながらなぜ自分はそういう漠然とした不安感が皆無なのかと言うと
おとーさんという「絶対」がちゃんとすでにあるからなんだな、と言うオチになっていたのだが(照)。

で、それらの話が今書いたような調子ではなくて実に子供っぽい言葉遣いで書いてあるんだがね。
それ読んで、なんだ。20数年前に、スピ本なんか読まなくても普通に友人関係から拾った情報を自分なりに解釈することで
すでにこういうことを考えてみたりしてたわけね、とちょっと面白かったのね。

当時上司とか色んな人に「お前はほんとに悩みがなさそうでいいなあ」と言われて
「うん!ないよ?」と、どうしてそんなこと言われるのだ?と思いながらも自信を持って答えていたり
UP DOWNの激しい友人にも「いつも高いところでテンションが一定してて感心する」と
当時の自分にはまるで意味のわからないことを言われたりしてたのだが。

それらの言葉はスピ知識を色々得てから思い返すと
「あの絶対の幸福感や最強モードってのはただなんにも考えてなかったアフォだったからじゃないのか?
そして悩みがなさそうでいいなあ、という上司の言葉は
ぜんぜん誉め言葉じゃあなかったのでは?」と思ってたんだが・・・

意外にあれはあれで良いモードに在ったのかもしれないなあ、と今回の手紙を読んで思い直し。
そして、そうか。あたしの絶対のベースってのは今だってミカさんでもラファさんでも誰でもなく(いや感謝してますよw?)
やっぱおとーさんだよなあ、といまさらのように再確認したのでした(笑)

そしておまけ。

おとーさんの返事もなかなか興味深かった。

たくさん友人がいるのはいいことだ。だが色々とまわりの人に影響されないように。
オレと2人で幸せになるんだ、というイメージだけを持って。
それだけでいい、みたいなことが実にシンプルに書いてあったんだが。

なーんかさあ! 
エネルギー的にとても正しい答えかたなんだよなあ?これもwww


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