なにが見えてる?

2011 8月24日 クリロズ夏祭り感想



昨夜は皆様ありがとうございました。

まずるっしーのほうはわいわいみなみなさまと「おめでとう♪」「ありがとう♪」とはぐはぐを繰り返してひたすらニコニコしてました。いただいた風車を髪に刺して自分の羽をひっこめて屋台でもらった羽つけてお面をつけて、ヨーヨーはじめ、どこで手に入れたのかよくわからない上にしかないだろ?なおもちゃ持って、各ブースをまわっておりました。かきごおりは色んな種類いただいたようです。ちゅまは2回くらい会ったといってましたが、最後には「木の上でねちゃってるがー」と。気ままさはあいかわらず。どうやら特等席で花火を見ようと木のぼりして枝に座っておったのですが、オーロラの見事さにうっとりしてるうちにねむっちまったようですw ま、そのあともむっくり起き上がって、賑わいが多少ひいた会場でこんどはお友達数人と地味に線香花火をしたり長いこと余韻を楽しんでいた模様。

黒のほうは最初の10分くらいは店番自分でしてたようですが、あとは寄ってくれた人を捕まえては店番を押し付けて色んな方々と飲んでた模様でちゅまも「最初だけでぜんぜん自分でやってなかったじゃん!」と。こっちは粉モノをおつまみにたっぷり堪能してました。店番押し付けられちゃった方々すみませんです。ってこっちも野外に大勢で座り込んだまま「漁師のオヤジの飲み会」みたいでなかなかお開きになってませんでしたね 笑

ところで!だだちゃ豆けーきはたぶん黒がいただいたと思うのですが(すしも!)他のケーキ、がっつり食べた感触がなくクリームだけちょっと、という印象しかありませんw そのあたり記憶あいまいですが、つまりじゃんけんは負けたんでしょうかね・・・ひとくちくれた人ありがとう (感涙

太鼓はなんか数小節のパターンを延々と繰り返しててなるほどねでしたが。えらく巧い人が一人おってその人のおかげでなんとかなってる、という感じで。ちゅまもきづいてて「そうそう。でもなんかはじめて見た知らない人だった」と。どなたなんでしょうね?

ちゅまはしっかりケーキは食べたそうです。ゆぃくんの「外人の勘違いKIMONOのような金色の変なはっぴ姿」にウケてたり。あと面白かったのはね!たみえさんのつれてたドラえもんだよ!と。よく見るとひじがなくてひじまがらないんだよ!肩んところ付け根からしか動かないの。あれは設計ミスだよ!んで、すぐ倒れちゃうの!で、表面がホログラム模様なんだけど実体ちゃんとあって・・・って、やっぱり上でも機械職人、したでも元ロボティクス部。あさっての方向の観察のお持ち帰りのほうが濃かったようで・・・

あと、ちゅまは地元の上司の龍さんを招待してみたそうなのですが、なんとも手厳しい感想。「これは本来の意味での祭りじゃないじゃん。形だけで中身がない。」と。

以下は龍さんがじぇいど♪に、大人向けに語ったことですが。彼によると本来祭りというのは参加する人々の祈りや感謝やエネルギーを神に捧げる神事の部分が主なわけで。つまり・・・彼の言ってる捧げる相手はたとえば、自分、ですね 笑 一見、なんともオレさまな発言、ですが、でもそうなんだと思いますよ。普段ちゅまの前ではゆるい着物のおっさん、のフリ?してますがやっぱ龍神さん、ってのは日本各地をそれぞれ守ってるカミサマですからね。

そういわれてあらためて「祭り」という語を調べてみると。
http://bit.ly/qnX7LK とあります。神に捧げものをして祈ること。が第一義なんですね。

祭りにおいて、屋台だの現代の流行歌的な盆踊りだの派手な花火だのは時代に合わせて民衆が付け足していった部分であって、ほんとうは、意味がわからなかったり地味に見える、昔から行われている儀式そのもののほうが主であるはずで。音楽も踊りも元々は神に捧げられるもので神に繋がる手段であって。現代人の我々はついそのことを忘れてしまいがちですけれども、地元の色んなお祭りってのは特に、その骨格の部分の意義ってものを・・・・おおおお、これどっかで昔習ったなあ。民俗学のハレ・ケ・ケガレ、の話ですね。日常であるケを送るエネルギーが足りないのがケガレの状態。それを回復するのがハレ、それが祭り、であると。そして龍さんいわく、このサイクルは人間だけが勝手にやってるものじゃなくてカミサマたちももちろん右手と左手のように協調して行うものなんだ、と。

って話をうつらうつらしながら龍さんとしてたとたんにですね。雷がけっこう近くで鳴り始めて表が激しい雷雨になって目が覚めて、あわてて家中の窓を閉めたのですが。しばらくしてまた目がさめたらぴったり雨はやんで、窓をあけると実にすっきり清浄になった空気が流れ込んできました。ほらね、こういうこと、今はこの地域の祭りの最中で。夜のうちに大掃除だ。と。なるほど。

ここの地域はね、神社仏閣も伝統行事も多いし歴史が古い場所だからこういう「本来の意味」が祭りにまだ形として多少は残ってるし、だからこそ龍神も活発に活動している場所なんだと思います。でもやっぱりじぇいど♪の近所の人も新しい住民が多くてね、お祭りのこと聞いてみても「一部の人たちがやってるもの」って認識でいまいち関心薄いのね、って雰囲気。じぇいど♪小さいころ住んでた地域なんて新興住宅地で、夏祭りは一通りの神輿や盆踊り屋台や花火はあっても神社は近所になかったし神事なんてまるっきりなかったし。

祭りは世界中にありますが、本来その土地その土地を守ってくれている見えない存在と密接に結びついたものであるから意味があるはずで。お楽しみの部分にだけ惹かれてやたら外国の祭りを輸入するんではなく、日本人は日本の各地の祭りの本来の意味をかみ締め、自分の氏神様や地元のお祭りってもんを大事にすべき。ってしみじみ感じさせられました。

クリロズでのたわいのない遊びからなんとも真面目な話に発展してしまいましたが、さすが龍さん年の功。とても勉強になりましたし、地域の季節のさまざまなお祭りへの認識もちょっと改まりました。今回の集まりは捧げる相手こそいなかったものではありますが、ただの遊びだけでなく、参加者さんたちの内側でそれぞれの「ハレ」として働いて、明日からの「ケ」を送る活力に少しでもなればいいなあ、と思います。

ということで、みなさま、たくさんのお祝いをありがとうございました。一緒に遊んでいただいた皆様、ありがとうございました。色々食べ物、飲み物を振舞ってくださったみなさま、ごちそうさまでした。
そして盛大な集まりを企画開催してくださったKEN吉アニキ、ありがとうございました!


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