心の全て

心の全て



走ってた

走るのが好きだった

風の中に包まれて、この世界を超えられるような気がした

風を感じて

風に乗ろう

そうすれば、誰よりも速くなれる気がした



立ち止まると

澄んだ青と深き緑の間に溶けてしまいそうだった

世界に飲み込まれそうな感じがしたんだ

そんなときは

風の声を聞いて

風の歌を歌おう

いつだって風は吹いてる



誰かが言ってた

風は神の息吹だって

だからいつでも自由に吹くんだって

僕はこの風が好きだ

誰にも縛られることのない自由の風が



すばらしきこの世界に

ひとつの風を

すばらしき風に

ひとつの願いを


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