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フランシス・キタジマ

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2010.05.26
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カテゴリ: カテゴリ未分類
テニスファンの私としては、日本人選手のメンタルの弱さに歯がゆい思いをしていたところでした。

しかし、伊達は強い!
第1セットは、久々の4大大会本戦の緊張からかショットも安定しなくて、サフィーナの強打に押される一方でした。

伊達のショットはほとんどフラット系なので、ストロークの精度が要求されます。
かつてのコナーズのようにネット上の数10センチでしか相手コートに入らない。
しかも前に出てライジングでテンポを早くするので、相手はとまどう、という戦法をとっています。

伊達のすごさは、試合中に自分の状態を冷静にチェックして、相手との戦い方を学習していくことです。
並の選手なら、ゲームは単調に終わってしまいますが、一流の選手は自分の力を出すために今できることは何かを考えて修正していきます。

だから一流選手のゲームはひとつの物語になりますが、並の選手では「自分の普段の力が出せずにおわってしまいました」という一幕もののドラマになってしまいます。


絶妙なドロップショットが気の短いサフィーナを動揺させ、相対的に伊達の強みを発揮しやすい状況を作ったのです。
ゲームの展開を変える決め手だったと言えますね。

伊達としては、次の試合を考えるなら身体を温存しておきたいと考えたかもしれないけれど、サフィーナ戦に勝利したとしても次の試合には身体が使い物にならないことは予想できる。

目前の試合に勝たなくては次に進めないのだから、身体はだめになっても今全力を出すべきだと迷いを断ち切ったような気がしています。

錦織以外の日本人選手にメンタルタフネスのお手本になったでしょうね。

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仏紙、クルム伊達を絶賛 全仏オープンで逆転勝ち
2010/5/26 11:00

 【パリ=共同】テニスの全仏オープン女子シングルス1回戦で最年長選手のクルム伊達公子(39)=エステティックTBC=が25日、過去2年連続準優勝で第9シードのディナラ・サフィナ(24)=ロシア=に逆転勝ちしたことについて、地元フランスのメディアは「ほぼ2倍の年齢差をひっくり返した」(スポーツ紙レキップ)とクルム伊達のプレーを絶賛した。

 同紙は、サフィナの敗因について背中の痛みや最近コーチを替えたことなどを挙げつつも「第1セットで0―5と大量リードされながらクルム伊達は、全くあきらめていなかった」と精神力の強さを称賛。「(クルム伊達は試合が進むとともに)サーブと、特にリターンが改善し、ドロップショットのさえはサフィナの動揺を誘って戦意を決定的に喪失させた」と勝因を分析した。





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Last updated  2010.05.26 11:44:37
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