今回のツアータイトルは"YELLOW & BLACK IS BACK" CELEBRATION TOUR IN JAPAN
ということで黄色と黒のしましま衣装を期待したけどこの日はメンバー全員黒を
ベースのTim Gainesは渋い木目調のフェンダーベース。
そのかわりMichael SweetとOz Foxのギターは黄色と黒のしましま。
そしてドラムのRobert Sweetは横向きのドラムセット。
これですよ、これぞストライパーのスタイル。
オープニングはヤ~ハ~ウェ~♪と賛美歌のようなアカペラで始まる"Yahweh"
オールドファンは古い曲だけを期待してると思われがちだけど実は今のストライパーの
こともみんな大好きなんだね。
Michaelの声がよく出てる。
美しいコーラスも健在!
ストライパーの魅力は美しいメロディーを美しコーラスで歌い上げるところ。
まったく衰えてないのが凄い。
2曲目もその新譜の流れで"Fallen"
このギターリフがカッコイイ!
そしてなによりギターの音がいい。
昔ながらのストライパーらしい極太ギターサウンド。
そこに乾いたRobertのドラムサウンド。
新しい曲なのに昔の面影が色濃く残るのは音作りが変わってないからだね。
そして1stアルバムからの"You Know What To Do"
懐かしい!
この曲を聴くと高校生の頃が蘇りますよ。
会場にお集まりのみなさんも同じようなことを思われたのかな。
そしてMichaelの美しいギターフレーズで始まったのはあの名曲!
"Always There For You"ですよ。
この曲が聴きたかった!
これさえ聴ければ大満足と思ってた。
なんて美しい曲なんでしょう。
それを生で聴けるなんてこんな幸せなことはない。
お客さんたちも大合唱してる。
みんなこの曲が大好きなんだね。
大好きなストライパーの大好きなこの曲をみんなで歌える!
至福の時とはこういうことを言うんだろうね。
ジーザス!ありがとう!
感動に涙腺を緩ませてたらお次はカバーアルバム「Covering」で唯一のオリジナル曲
その名も"God"を演奏してくれた。
こんなレアな曲をやってくれるなんてまさに神降臨ですよ。
そして"Revelation"と来たもんだ。
このクリスチャンな流れも最高!
聖書もばんばん投げ込んでくれてる。
(欲しかったな~。もらえたらクリスチャンに戒心したかも。)
そしてロックソングの"Rock The People"でシンガロング。
再び1stから懐かしの"Com'on Rock"
これもまた力強いロックソングでシンガロング。
ザクザクしたギターサウンドがたまらないね。
ここでカバー曲の演奏でやってくれたのはBlack Sabbathの"Heaven And Hell"
クリスチャンが最も悪魔的なバンドであるサバスの曲をやるってのがおもしろいね。
この時ばかりはメロイックサインもありかな。
Michelの歌い方がロニー・ジェームス・ディオそっくりだった。
こういう歌い方も出来るとは新たな発見。
そしてKISSの"Shout It Out Loud"
こんなパーティーロックもさりげなくやってしまうんだね。
もちろん我々のようなオールドなロックファンは大盛り上がりですよ。
次は一転してこってりしたバラードの"Lady"
こういう曲もまたストライパーの魅力ですよ。
Michaelの熱唱に聴き惚れると同時にそこに絡んでくるOzのギターソロも
これまた美しくてうっとりした気分になった。
この曲が終わったと同時にフロアから若い男女がステージに上げられて
プロポーズするというサプライズな演出があった。
ひざまずいて指輪を差し出し「結婚してください」という男の子。
それを快諾する女の子。
人がプロポーズをする瞬間なんて初めて生で観た。
おめでとう!神のご加護がありますように、末永くお幸せに!
そして次に演奏されたのは"All For One"
これは隠れた名曲ですよ。
素晴らしいメロディー!コーラスが超絶美しい!
大好きだー。
それから初期の曲"Surrender"、そして"In God We Trust"とたたみ掛けてくる。
前作からの"No More Hell To Pay"、新譜からの"King Of Kings"と新旧織り交ぜて
くるところはノスタルジーに浸るだけのオールドなロックバンドとは違うってこと
をしっかり主張してるね。
ベテランだけど現役バリバリなんですよ。
メンバーもファンもちょっとばかり歳を取ったけどね。
本編ラストは名曲"Soldiers Under Command"
バンドとファンが一体となってシンガロングする。
なんて美しい光景でしょう。
この一体感はちょっと宗教っぽいと思いましたよ。
アンコールは待ってましたのTo Hell With The Devilメドレー。
"Calling On You"はワンコーラスだけだったけど聴けて嬉しかった。
コーリン・オーン・ユー!ってところが歌いたかったけどね。
そのかわりトゥー・ヘール・ウイズ・ザ・デボー!は大声で歌えた。
いやー、最高!
そして鳴りやまぬ拍手に2度目のアンコールにも応えてくれた。
"Makes Me Wanna Sing"で最後も大盛り上がり。
最高のライヴを見せてくれたストライパー。
もう大満足ですよ。
ありがとうストライパー!
ありがとうストライパー・ストリート・チーム・ジャパン!
でも、もっともっと観たい。
聴きたい曲はまだまだある。
最後にMichaelは「また戻ってくるよ!」と言ってくれた。
次はそんなに期間を空けずに戻ってきてね。
信じるよ、神を信じるようにね。
SETLIST 01. Yahweh 02. Fallen 03. You Know What To Do 04. Always There For You 05. God 06. Revelation 07. Rock The People 08. Com'on Rock 09. Heaven And Hell (Black Sabbath Cover) 10. Shout It Out Loud (Kiss Cover) 11. Lady 12. All For One 13. Surrender 14. In God We Trust 15. No More Hell To Pay 16. King Of Kings 17. Soldiers Under Command ~Encore~ 18. Medley Calling On You, Free, To Hell With The Devil ~Second Encore~ 19. Makes Me Wanna Sing