ラスティエンジェル公式ブログ

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2016.11.16
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カテゴリ: LIVEレポート
いつまでも感動に浸っていたれるソウルアサイラムの来日公演。

いつも以上にライヴレポがグダグダで長くなりそう。

なんせ思い入れがハンパないからね。

言い訳もそこそこにライヴレポ始めてみよう。

会場の名古屋クラブクアトロは非常に寂しい客入り。

全部で100人ぐらいだったかも。

フロアにはテーブルがいくつも出てた。

このバンドを観ないなんてもったいないことですよ。

なんでもっとお客さんが入らないのか不思議でならない。



触れ合わない感じの距離感。

しかしここに集まったのは筋金入りのソウルアサイラムファンたち。

みんな21年間待ちわびてたんだからね。

ガラガラでもみんなの思い入れの熱気で会場はとても熱かった。

開演時間よりちょっと遅れてメンバー登場。

デイヴ・パーナーは黒のよれよれTシャツに年季の入ったブラックジーンズ。

そしてよれよれのワークシャツを羽織っての登場。

スニーカーはテープでぐるぐる巻きにして補修されている。

こんな恰好なのにロックスターのオーラが凄いのなんの。

ブロンドのサラサラヘアー、ちょっとふっくらしたお顔だけど往年の美男子の面影は

じゅうぶんに残ってる。



他のバンドメンバーはみんなサポートメンバー。

ドラマーのマイケル・ブランドは大きすぎて飛行機に乗れなかったんじゃないかな。

デイヴさえいれば全然OK!

デイヴ=ソウルアサイラムなんだからね。



オープニングは「Candy From A Stranger」から"I Will Still Be Laughing"



特にデイヴの弾くギターがかなり強烈。

ディストーションがかなり効いてる上に爆音なのだ。

トレードマークのフェンダーテレキャスターカスタムは塗装が剥げていい感じ。

歌声はハスキーで力強い。

歳取っても歌声は全然衰えてないように感じる。

そしてものすごく動き回る。

ステージアクションも若々しいね。

とにかくカッコイイ!

目がハートマークになってしまった。

サビはもちろん大合唱。

会場のみんなが待ちわびてたライヴだからね。

ちなみに足元にはこの曲の歌詞が貼られてた。

ライヴであまりやらない曲だから覚えてなかったのかな。

2曲目は力強いロックソングの"Shut Down"

ギターがとにかくパワフルで骨太アメリカンロック炸裂。

そしてみんな大好き"Just Like Anyone"

この名曲が生で聴けるなんて感動もの。

そして早くも哀愁をおびたキラーチューンの"Misery"ですよ。

「They say misery~」の歌い出しで涙出そうになった。

そしてサビ前の「Frustrated Incorporated♪」は大合唱。

この一体感は素晴らしい!

新譜から私の大好きな"When I See You"、そしてリズムがおもしろい"Cool"

ここでギターをアコギに持ち替えてパワーバラードの"Black Gold"

これがアルバムで聴くより数倍パワフル。

ギブソンのアコギの音もクリアーで凄くいい音してた。

あまり喋らないデイヴがMCで、癌で亡くなったベーシストのカール・ミューラーに捧げる

と言って始めたのは"Without A Trace"

この曲大好き!

リズムの緩急とメロディーのフックがたまらない。

ぴょんぴょん飛び跳ねたりじっくり聴きこんだり一緒に歌ったり。

天国のカールもきっと楽しんでくれてるに違いない。

「ヘヘヘ~イ、オオオ~♪」のコーラスが楽しい"Summer Of Drugs"、

新譜からはこれまた私の大好きな"Don't Bother Me"、そしてアルバムタイトル曲で

今のデイヴの思いをストレートに歌ったかのような"Change Of Fortune"(縁起直し)

さらにはストレートなロックソング"Supersonic"、デイヴのシャウトがカッコイイこれまた

骨太アメリカンロックな"Can't Help It"と立て続けに繰り出された。

ソウルアサイラムはバラード曲がヒットしたからメロウなメロディーのロックバンドと

思われがちだけど本当は荒っぽいロックソングが持ち味。

なんせルーツはパンクバンドだからね。

ここで再びアコギに持ち替えて一気に昔の曲"Never Really Been"

これはTWIN TONE RECORDS時代の曲。

そしてデイヴが無造作にCのコードをかき鳴らす。

もちろん誰もが知ってるあの名曲"Runaway Train"ですよ。

ついにこの曲が生で聴けるのかと鳥肌が立った。

もちろん歌詞は全部覚えてる。

サビの「Runaway train never going back♪」でうるうるきて、間奏ではついに涙腺崩壊。

この曲が大ヒットしたあの頃のこと、それからのこと、いろんなことが走馬灯のように

頭の中を駆け巡り、目の前で歌ってるデイヴに、そしてバンドメンバーに感謝の気持ち

でいっぱいになって感情が昂ぶってしまった。

みんなそんな感じだったのかな。

会場全体が不思議な雰囲気に包まれてた。

ライヴ中にこんなことになるなんて初めてのこと。

エンディングではデイヴが弦を切ってしまうほど激しくコードストロークしてくれた。

もう最高!

それ以外の言葉が見当たらない。

感動に浸ってたらここからさらに怒涛のセットが続く。

「And The Horse They Rode In On」の"Spinnin'"、「Grave Dancers Union」の

"Somebody To Shove"、「The Silver Lining」の"Stand Up And Be Strong"と

すべてアルバム冒頭の曲を3連発するという強烈なセット。

"Stand Up And Be Strong"ではギターテクの人がサポートでギターに加わって

より強力な演奏となってた。

大盛り上がりのうちに本編終了。

ソウルアサイラムは決して懐メロバンドなんかじゃない。

現役のロックンローラーってところを力強く見せつけてくれた。

鳴り止まない拍手に促されてメンバー全員汗だくのままステージに戻ってきて

ここからアンコールがスタート。

ここでデイヴに「風林火山」と書いた扇子を渡すことが出来ました。

その扇子でメンバーを煽ったりしてくれた。

喜んでくれたようでなによりです。

「疾走するリズム 風のごとく、哀愁をおびたメロディー 林のごとく、

激しくロックすること 火のごとく、ヘヴィーなること山のごとし」



そして明るく楽しく"Lately"でアンコールがスタート。

陽気なアメリカンロックなノリがとても楽しい。

新譜からどこかAerosmithの曲を思わせるメロディーの"Doomsday"

この曲も大好き!

そして最後は一番力強いロックナンバーの"April Fool"をより一層激しくやってくれた。

ワイルドなギターをより一層ワイルドに。

フィードバックしたギターサウンドが鼓膜を破りそうだった。

これが最高に気持ちいい!

ギターをステージに置いておどけたポーズで去っていくデイヴ。

新旧織り交ぜた最高のセットリスト、90分ほどのステージがあっという間に感じた。

最高のロックンロール!

感動と感謝で心が満たされた最高のライヴでした。

ありがとうデイヴ、ありがとうソウルアサイラム!

終演後出待ちしてたらデイヴがひょっこり顔出してくれて残ったファン全員にサインと

写真撮影にも応じてくれた。

残ってたファンは10人ほどしかいなかったけどね。

ロックスターなのに気さくにファンサービスしてくれるところがまた嬉しい。

ますますデイヴのこと、ソウルアサイラムのことが大好きになりました。

SETLIST
01. I Will Still Be Laughing
02. Shut Down
03. Just Like Anyone
04. Misery
05. When I See You
06. Cool
07. Black Gold
08. Without A Trace
09. Summer Of Drugs
10. Don't Bother Me
11. Change Of Fortune
12. Supersonic
13. Can't Help It
14. Never Really Been
15. Runaway Train
16. Spinnin'
17. Somebody To Shove
18. Stand Up And Be Strong
~Encore~
19. Lately
20. Doomsday
21. April Fool








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最終更新日  2016.11.16 21:50:16
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