樹

椎名林檎 (シーナサン)


初めて椎名林檎を見たのは、確か…「ここでキスして。」の頃かなぁ。
あの頃ははっきり言って好きじゃなかった。
頭に小さなティアラ乗せてギターを弾きながら歌う彼女を見て(『聞いて』ではない)
「千秋のコピー?」
なんて思っていた。

名前とかも全然覚えていなくって、すぐに忘れてしまった存在。

その後もちょいちょい椎名林檎の名前はTVで耳にした。
でも元々音楽番組などはそれほど見ないので、フーンって程度で聞き流していた。

ある時、偶然目にしたモノマネ王座なんたらという番組に、椎名林檎のモノマネをしている人がいたのを見た。

頭はボサボサ。
目の周りは真っ黒。
巻き舌で歌う。
「罪と罰」
ステージに出てくるなり、「鬼婆」だとか「山姥」を想像させる動きをするそのタレントさんをみて…

「椎名林檎って、『不思議ちゃん』から鬼婆になったのか…。怖いー!」
と思ったのを覚えている。

そういえば、いつだったか歌舞伎町の女王をラジオで聞いた事があった。
あの時は誰が歌っているという紹介を聞きそびれたのだけど、
歌詞の内容に驚いて、歌の上手さに感心した。
まさかその人が、「不思議ちゃん」だと思って居た人と思わずにいた。

それから月日は流れ…………。

椎名林檎の活動が休止された。

まだファンじゃなかった私は、フーンという感じで……。

で、また月日が流れた…………。

ある日、仕事から帰って来た彼。
帰り道の中古CD屋でシングルが全部100円だったので買ってきたと、
数枚のシングルを渡された。

その中に一枚入っていたのが、椎名林檎の「本能」だった。

フーン、ま、カラオケで歌えるかもなぁ~と聞いてみると…。

カップリングの「輪廻ハイライト」を聞いてビックリした。

なんだ!なんだ!この人は!!
その前に入っていた「あおぞら」とは全く違う!
声も歌い方も、もう1人の別の歌手が憑依してんのか!?
という衝撃だった。

その瞬間、私の中の椎名林檎のイメージがガラガラと崩れ、
「この人はどの時代に生まれていても歌手になっていた人だなぁ。」
という感想が残った。

それから性的ヒーリングの其の壱、其の弐を買い、PVを見る。

罪と罰(目の周り真っ黒、頭ボサボサ、ベンツを日本刀で真っ二つ)
アイデンティティ(にこにこしながら白目をむいてノリノリ、腕を縛られ馬で引き摺られる)
と見てきて…

こんな事出来る人は、多分この人しかいない!
これをさらっとやってのけるカッコよさが見えたというかなんというか…。
とにかく「面白い映像」に「カッコいい歌」が合わさって、
こんなにすごい人は居ない!と思った。

その後も過去のシングル、アルバムを買い揃え、下克上エクスタシーのDVDを購入。

衝撃!
ライブ…行きたい…。
生で聞いてみたい…。

とFCを検索する…も…その時には既に無くなっていた…。

それから発育ステータスを買い、ZCSを買い…。

なんてしてるところに『真夜中は純潔』の発売を公式HPで知る。
もちろんの事購入。
しかしFCは無い…。

それからまた月日は流れ…。

今度は「唄ひ手冥利~其ノ壱~」が発売!
もちろんもちろん購入!

その後「茎(STEM)」「百色眼鏡」と続々出てくる。
もちろん全て発売日前日に購入!
んでもって百色眼鏡に入っていた中継ライブ『賣笑エクスタシー』
応募券を使って応募して、当選!!!

しかーし、彼がタイミング悪く発熱…。
行けず…。

落ち込んでいたものの、黒猫堂(椎名林檎の事務所?)からFC設立のお知らせハガキが届く。

そして入会!

私、今まで色んな歌手を好きになってきたけど、
写真集は買っても(買うな?)FCなんて入る気にもなれなかったのですよ。
ライブやコンサートなんて行こうとも考えなかったし…。
そんな私が速攻で決めましたよ。入会!

で、朝からパソコンに貼り付いて入会!

…とまぁそんな感じなのです。

私をここまで熱中させる椎名林檎め!ニクイゼ!
これからも一生ついて行きます…(*´▽`*)アハ-w


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