わ行の宝石 0
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sogdianiteソグディアナイト和名:ソグド石硬度:6.0~7.0分類:ケイ酸塩鉱物(サイクロ珪酸塩鉱物?)/複雑な組成の珪酸塩鉱物晶系:六法晶系(潜晶質)/塊状(繊維状構造)、板状化学組成:(K,Na)2Li2(Li,Fe,Al)2ZrSi12O30劈開:不明比重:2.765屈折率:1.606~1.608副屈折率:なし分散度:不明蛍光:あり(長波で微・暗赤色、短波で微紫色)条痕:白?主な色:濃鮮紫色、濃紫色、淡ピンク色など多色性:なしおもな産地:タジキスタン、南アフリカ1968年にタジキスタンのアルダン山脈で発見された比較的新しい稀産宝石発見地が古代のソグディア王国があった場所だったためソグディアナイトと命名された現在日本ではほとんど流通がなくかなり入手困難ではあるが、極少数ながら一応まだある模様なぜ流通が少ないか ですがおそらく近縁で流通も安定し比較的多量に採れる「スギライト」があるからでしょうソグディの項目ですがこのスギライトの説明も少し・・・1944年に発見されていたが新鉱物と認められたのが1976年のことそして1978年に南アでとれていた鮮紫色不透明石についてドイツで、これはソグディアナイトと同種であると発表されたしかし1980年にアメリカでこの石は日本原産のスギライトであると発表このような経緯もあり混同も多く、色相が同様なこともあり今も間違えているものも多いかもしれませんね余談ですがスギライトは世界的には「スジライト」と呼ばれることが多いです英名のsugiliteのgiの発音が英語ではギではなくジなためです最後に肝心のソグディアナイトの写真ですタジキスタン、Dara-i-Pioz産14.00ct(母岩含む)薄くピンクな部分がソグディアナイト透明な結晶はたぶん水晶です
2010.01.18
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Johachidoliteジョーハチドーライトジョウハチドウライトジョウハチドーライトなど「ウ」が「ー」になったりしますね和名:上八洞石硬度:7.5分類:硼酸塩鉱物/カルシウムとアルミニウムの硼酸塩鉱物晶系:斜方晶系/?状(不明)化学組成:CaAlB3O7劈開:なし比重:3.33~3.45屈折率:1.712~1.726副屈折率:0.014分散度:不明蛍光:無色透明石はあり。長波・青白色、短波・紫条痕:白主な色:無色、黄色など多色性:なし存在そのものは前からささやかれていたもののルースになるような綺麗な結晶がでておらず原石・鉱物コレクターしか見向きしなかったものの、ミャンマー・モゴックよりカットに耐える綺麗な結晶が発見されたことで一躍有名になり2008年ごろに流行したレアストーン新産地が見つかったとはいえ希産な宝石であることには変わりないので0.05ctほどのカットルースでも結構な値段になってしまっているまたこのジョーハチの面白いところはその蛍光ジョウハチ=蛍光あり ではあるのだが黄色系のジョウハチは蛍光を示さないようだ蛍光するものはどうやら無色透明石だけみたいです名の由来は北朝鮮の上八洞に産することから名付けられました。1942年に日本人によって初めて記載され、その後1977年に国際鉱物学連合(IMA)により新鉱物と認められまだ歴史が浅いですただしこの新鉱物認定時は鉱物であって宝石としてではありません。まだこの当時はきれいな結晶がでなかったようです主な産地は名の由来でもある北朝鮮とミャンマーのみジョウハチドーライト0.04ctミャンマー・モゴック産上に書いたように黄色系は蛍光しないときいていたがこれは若干バイカラー気味でうすーい黄色の部分は見てのとおり蛍光しますこのときはやっぱり黄色系は蛍光しないなーなんていくつかあったジョウハチにUVライトをあてて探してたところ見つけたものです黄色系色ジョーハチの蛍光するようすはある意味激レアなのかもしれませんw追記:マイナー石で盛り上がろうコラボw第2弾cococchiさんが参加してくれましたー詳細はこちらタンザとツァボとウンバライト・蛍光コラボジョウハチドーライト無色ジョウハチの蛍光がみれますーさらに追記:新たに佳沙さんもコラボっていただきましたー詳細はこちらほしのかけらを集めて・ジョウハチドーライトの蛍光うちとは比べ物にならないばっちりバイカラーの美人さんの蛍光?は必見ですよー
2009.06.21
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シリマナイト・キャッツアイ2.7ct、産地不明写真では暗く見えますが実際は薄い黄色地の透明ですSILLIMANITEシリマナイト別名ファイブロライト和名:珪線石硬度:6.0~7.0分類:珪酸塩鉱物(ネソ珪酸塩)/アルミニウム珪酸塩鉱物晶系:斜方晶系/柱状化学組成:Al2SiO5劈開:完全(1方向に完全)比重:3.23~3.27屈折率:1.654~1.683副屈折率:0.020分散度:0.015蛍光:長波・短波ともに基本ない。しかしミャンマー産の青いものは長波で薄く赤蛍光条痕:白主な色:無色、帯黄色、帯褐色、帯緑色、白、灰色、青、青紫色など多色性:強3色性(黄色・青色・緑色)通常の結晶のものにはシリマナイト。そして繊維状の塊のものは別名のファイブロライトと呼ばれる。なので上のキャッツアイはファイブロライト・キャッツアイと呼ぶべきだが最近は明確に分けられておらずどちらの名も見られるようだちなみにファイブロライトの名は繊維状構造からファイバーからつけられ、シリマナイトのほうは発見者のアメリカ人ベンジャミン・シリマンの名からつけられたクイズでも説明したようにアンダルサイト、カイヤナイトとは同質異像の関係にあり、多色性を持つアルミノ珪酸塩トリオを形成してますね(同質異像とは化学組成は同じだが、姿形、結晶構造などの違う鉱物のこと。よく知るものでダイアと石墨とシュンガイトがある。ともに化学組成C)またとんでもない種類に及ぶ珪酸塩鉱物にあって唯一珪素の「珪」の字が和名に入っているものでもありますなおシリマナイトがアンダルサイトとカイヤナイトこれらとの違いは、シリマナイトは別名にもなった繊維状構造から絹糸状光沢をもつことがあること。それとカイアナイトの項でも紹介したように比重が大きく異なりアンダルサイト3.16、シリマナイト3.25、カイアナイト3.68となっていますこのシリマナイトは同質異像の他の二つと同じく多色性が強く顕著で黄色・緑色・青色と確認することができます。ただし繊維状構造のファイブロライトでは少し弱いかもしれませんシリマナイトは透明で綺麗な柱状結晶は少なく小さくそこからとれる透明なファセットカットのルースも大半は小さいものが多い主な産地はミャンマー、スリランカ、ブラジルが主だがほかにもインド、ケニア、アメリカ各州、カナダ、イギリス、フランス、ドイツ、マダガスカル、韓国など世界中で採れますでは最後に写真いまいりましょうシリマナイト・キャッツアイ(ファイブロライト・キャッツアイ)1.5ct、ミャンマー産ライム・シリマナイト2.07ct、産地不明
2009.02.24
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SPHALERITEスファレライト別名ジンク・ブレンド和名:閃亜鉛鉱硬度:3.5~4.0分類:硫化鉱物/硫化亜鉛晶系:等軸晶系/三角4面体、6面体、12面体など化学組成:(Zn,Fe)S劈開:極強(6方向に完全)比重:3.90~4.10屈折率:2.37~2.43副屈折率:なし分散度:0.156蛍光:長波・短波ともにオレンジまたは赤条痕:黄色~赤茶色主な色:無色(極稀)、黄色、オレンジ、褐色、緑、白、灰色など多色性:なしなにより言うべきはそのファイアの強さ。あのダイアモンドの約4倍にもなりブリリアントカットを施されれば最強の宝石となるでしょうしかし残念ながらこのスファレライトの硬度は約4。しかも劈開も強くカットは非常に困難ジュエリーにもおよそ耐えれるものではないのでコレクターの目を楽しませるのみのコレクターストーンでしょうね。残念ですけどまぁ何度かジュエリーになってるスファレライトも見たことはありますが恐ろしくて付けれんような・・・(お持ちの方すいません・・・)さてこのスファレライトの名の由来は鉛が硫化した鉱物「方鉛鉱(ガレナ)」とそっくりで、混同しやすいことから、予想を裏切るという意味の「SPHALEROS」というギリシャ語からつけられましたそしてこのスファレライトの別名の「ジンク・ブレンド」はジンクは言うまでもなく亜鉛の英名ですがブレンドは混ぜるという意味の英語ではありませんこのブレンド(BLENDE)はドイツ語に由来していて意味は「見えない」または「出てこない」ですなぜこのドイツ語のブレンドなのかというと昔錬金術の流行った頃、このスファレライトから鉛を抽出しようとしたがどうやっても抽出できなかったことから皮肉をこめて名付けられたそうですちなみに琥珀色のものはハニーブレンド、赤い変種はルビーブレンドなどとも呼ばれることがあるそうです。和名の閃亜鉛鉱も名は体を表すとよくいったもので、「閃光ほとばしる亜鉛の鉱物」といったところでしょうか?(私の想像ですw)では最後に写真のほうを1.26ct、スペイン産写真ではわからないように撮りましたがど真ん中にはっきりとしたヒビインクがあり残念・・・しかしさすがの輝きです色からするとハニーブレンドと呼んでもいいのかも?
2009.02.23
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シュンガイト(シュンギット・エリット)1.84ct、ロシア・カレリア産SHUNGITEシュンガイト別名:シュンギット・エリットとも言うらしいシャンギットとも読んでいる場合もあり和名:シュンガ石硬度:3.5~4.0分類:炭素鉱物?岩石?珪酸塩鉱物?晶系:非昌質化学組成:C劈開:不明比重:1.84~1.98屈折率:不明副屈折率:不明分散度:不明蛍光:不明条痕:不明主な色:金属光沢の黒多色性:なしこれもレアストーンの一つでしょうというより「宝石」としての利用が少ないんでしょうねなにやら特殊な結晶構造をしているらしく「シュンガイト」で検索しても炭素フラーレンがどうとかC60を発見とかの工学関係の記述しかでてきませんそのため宝石としての記述がほとんどなく詳しいデータがほとんどわかりませんでしたダイヤモンドと石墨の中間鉱物にあたり耐熱性にすぐれた同質異像鉱物見た目はブラック・ダイアモンドにそっくりですね。硬度でみれば遠くおよびませんけどねwさすがに輝きは劣っていますが綺麗なものですよいろいろ調べてみたのですが、どうも細粒かつ緻密な「岩石」で、炭素含有量で5つのタイプに分けられているらしいです(type I (75 - 98 wt %C), II (35 - 75 wt %C), III (20 - 35 wt %C),IV (10 - 20 wt %C), V (10 wt %C 以下))主な産地は名の由来ともなったロシア(北西)、カレリア地方、シュンガまたZazhogino(読みがわからん・・・)でも採れるようすうーん・・・・ほかに書くことが思いつかん・・・短い文になってしまったなぁ・・・
2008.11.18
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セレンディバイト0.41ct、ミャンマー産、4.4×4.4×2.9mmSERENDIBITEセレンディバイト和名:セレンディーブ石(セイロン石?)硬度:6.5~7.0分類:珪酸塩鉱物(?)晶系:三斜晶系/?化学組成:Ca2(Mg,Al)6(Si,Al,B)6O20 こちらも見つけました (Ca,Na)2 (Mg,Fe 2+)3(Al,Fe 3+)3 [O2|(Si,Al,B)6O18] 産地での違いでしょうか?詳しすぎます・・・劈開:なし比重:不明屈折率:1.697~1.702副屈折率:0.005分散度:強?蛍光:不明条痕:白主な色:黒、濃緑色、青緑、まれに灰青色、多色性:不明レアストーンの一つでめったとお目にかかれないものであろうかなり特殊な環境下(ホウ素を含む高温水に侵された状態)でしか生成されないようで、そのことが希産にしている主な宝石質の産地はスリランカ、アメリカ(ニューヨーク州)、ミャンマー、ロシア、タンザニアくらいしかない名の由来はアラビア語でスリランカを意味する古名、「サランディーブ」からきており、なぜスリランカかというと最初に発見されたのがスリランカだからです和名は適当なものが今の所ないようですセイロン石?としたのはこのアラビア語の古名サランディーブを今風に言うと「セイロン」(セイロン・サファイアなどで聞いたことがあるかと)なので「セイロン石」としたものがあるそうですですがこの「セイロン石」だと違う石に思えてしまいそうですねwさて上を見てわかるようにほとんどわかりません(知ってるかたおられましたらコメントいただければ修正したいです)なにせ本にも載っておらず取扱いをしてる店もほんのわずか・・・レアストーンの大半がそうですけどねぇパッと見ためは真っ黒ですしかし強い光源を通すと地色が見える・・・ものもあります(とある方のブログで透過したものも見ました。きれい~)残念ながら手持ちのこのセレンディは完全不透明のようで透過しませんでしたまた、ごく希に鉄分が少なく透明感のあるサファーリンにも似た濃青色のものがあるそう。ただしスリランカ産のもののみだそうですとある方の写真でサファーリンどころじゃない透明なものを見ましたがすごくきれいでした
2008.11.17
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サファイア0.09ct、カンボジア産SAPPHIREサファイアカンボジアでは「パイリン」と呼ぶ和名:青玉硬度:9.0分類:酸化鉱物(酸化アルミニウム)晶系:六方(三方)晶系/六角両錐状、樽型状、重積状化学組成:Al2O3(+Fe+Ti)劈開:なし(ルビーと同様に面に対しての角度によってはあり)比重:4.00屈折率:1.762~1.770副屈折率:0.008蛍光:なし~あり(弱~強蛍光。青いサファイアには認められず。青以外では確認)条痕:白主な色:様々な色相の青、無色、ピンク、黄色、緑、紫、黒、変色など様々で赤以外多色性:あり(弱~強)コランダムという鉱物は赤から紫までの7色のレインボーカラーをすべて揃え、赤いものをルビー、その他の色はすべて色名を前につけて○○○サファイアと呼び、ただ単に「サファイア」とよんだ場合は普通青いものを指しますしかしこのルビーとサファイアとの間に明確な境界線があるわけではなく、至極曖昧なものであるのが現状で、ここまで赤いのにサファイアなの?とかここまでピンクなのにルビーなの?と思うこともしばしば。特にスター石のルビーではほぼピンクでもルビーになっていますねまたピンク・サファイアのピンク色はルビーと同じくクロムによる発色で、クロムで赤くなるコランダムがルビーならば、同じクロムでの赤色が薄められて淡くなったピンクコランダムも「ルビー」であると言えるのですが・・・。昔の宝石商が宝石の女王「ルビー」の地位を保つためにピンクサファイアとしてルビーの外側においたのです。ネーミングの魔術というかしたたかな商人魂というか・・・このサファイアの・・・というかコランダムの変種のうち、ルビー以外にも独立した名前が付けられたものがある。それがパパラッチャ(パパラチヤ、パパラチャ)(PADPARADSCHA)だ残念ながらモノをもってないので写真で紹介できませんが、コランダム全体で非常に稀にしか採れず、今現在市場に出回っているものの大半はなんらかの人的処理が施されているものであるにも関わらず絶対量が少なく希少で、このパパラをキング・オブ・サファイアとすることもあるほど。その色はピンクがかったオレンジで独特の色調をしていて非常に美しいものです最近はこの「パパラッチャ・カラー」の既定範囲が「ピンキッシュ・オレンジ」と「オレンジッシュピンク」の間で揺れています。また人的処理石のパパラカラーサファイアでもピンク/オレンジであればパパラッチャを名乗れるのですが(拡散加熱処理石除く)、加熱処理で得られる色は極端にいえばピンクとオレンジの二色が混在しているに過ぎず、天然無垢のパパラの最初から「パパラチャ・カラー」という一色で誕生しているものには及ばないと私は思ってますまぁ処理石でもパパラであるか否かは個人の判断に任せますが書き留めておきたかったことなので書かせていただきましたさて話を戻してこのサファイアもルビーと同様アステリズム(スター効果)を持つものもありますが、スタールビーよりもスターの出方は顕著で楽しめますスターの出方がルビーよりもサファイアの方が顕著なのにスタールビーの方が値段が高いのはその希少性でしょうねではあまり長くなってもしんどいのでそろそろ写真のほうへカラーチェンジ・サファイア0.840ct、タンザニア産、サイズ5.5×5mmバイオレット・スター・サファイア1.8ct、産地不明若干アステリズムは弱め・・・ここまでの色でもルビーじゃないのねの典型ですねサファイア1.11CT、産地不明くすんだような色合いもまた可愛いものですピンク・サファイア0.84CT、産地不明ブラック・サファイア0.92CT、産地不明非常に濃い青のために黒く見えるサファイア。この一つのほかオーバルカットのブラックをあと二つもってますwブラック・スター・サファイア4.40CT、産地不明ブルー・サファイア・キャッツアイ2.62ct、ミャンマー産、11.4×5.5×4.2mmここまで見事な青でキャッツアイ・・・お気に入りです最後にバイカラー・サファイア0.80ct、スリランカ産、6.0×4.45×3.2mm両端が青く真ん中が黄色いバイカラーのサファイアですなかなかうまく撮れずに苦労しました・・・
2008.09.02
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ジルコン0.52CT,ミャンマー産ZIRCONジルコン和名:風信子石(ふうしんし石)硬度:6.0~7.5分類:ケイ酸塩鉱物(ジルコニウムのケイ酸塩化合物)晶系:正方晶系/短四角柱両錐状化学組成:Zr(SiO4)劈開:不明瞭比重:3.90~4.73屈折率:1.780~1.984副屈折率:0~0.059蛍光:あり(なしのものから強のものまでさまざま。蛍光の色は主に黄色)条痕:白主な色:無色、褐色、黄色、青、赤、緑、金など様々多色性:あり(弱~強)高い屈折率と分散度を持ち、無色のものはダイヤモンドのイミテーションとしても利用されるほど綺麗ではあるが、打撃・圧迫に弱く脆い一面もありファセット・エッジの磨滅や欠けを生じやすくジュエリーにする際は注意が必要このジルコン、成分に微量の放射性元素(トリウム、ウラン)を持ち、弱い放射能を持っているものがある(人体に影響なし)そしてこの自身の持つ放射性元素により放射性崩壊を起こし、結晶構造が壊れた状態を「メタミクト」と呼び、このメタミクトが進んだ状態のジルコンを「ロータイプ」、一方のメタミクト化していないものを「ハイタイプ」と呼ぶそしてこのメタミ具合で物理的特性が変動し、比重の違いや色の変化を引き起こしもする例を述べるとハイタイプは光沢がつよく、ロータイプには輝きがない。ハイタイプのジルコンの比重は4.7で、ロータイプの比重は4.0とハイタイプよりロータイプの方が比重が小さいレッド・ジルコン2.04ct、スリランカ・エンビリピティヤ産ブラウン・ジルコン2.35ct、産地不明、7.6×7.8×4.8mmジルコン・キャッツアイ0.98ct、スリランカ・ラトナプラ産
2008.08.03
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サファーリン0.13ct、スリランカ産SAPPHIRINEサファーリンまたはサファリン「サフィリン」と読むのは誤りだそうだ和名:なし硬度:7.0~7.5分類:ケイ酸塩鉱物(マクネシウム・アルミニウムのケイ酸塩化合物)分類:単斜晶系化学組成:Mg7Al8Si3O40屈折率:1.701-1.709比重:3.45~3.49蛍光:なし主な色:濃青色産地:スリランカが唯一その他不明!謎の多い宝石ですほとんどの宝石図鑑にのっておらず、詳しく検査されたこともないのかネットで検索しても詳細はわからない、正に謎の青い石大抵は小粒な結晶で1ct未満、色がサファイアに似てるからと名前をつけられたものの実際の色目はスチールブルーで濃青色と言った感じ色目もサファイアとは違いますが、実は科学組成もサファイアとは程遠いですなんとパイロープ・ガーネットに近いです(パイロープはMg3Al2(Sio4)3)大きな結晶も採れず小さな結晶も大量に採れません認知度も低くコレクターしか見向きもしないためか、普段目にすることはないレアストーンにあげていいでしょうコレクターストーンとしてしか用途がないのが現状で、そのためかレアストーンの割に以外と安くてお買い得ではありますが、なんせ物がないので見つけたら買っておくべきかもしれません硬度は7.5あるそうなんでジュエリーには一応耐えれるんだけどねぇ小さいし主役にしようと思うとピアスくらいにしかならんかとある本によるとこの「サファーリン」という名をカルセドニーやスピネルなどの青い色を持つ宝石の総称といて用いることもあるそうですサファーリン0.40ct、スリランカ産
2008.08.01
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スピネル・エンジェルカット(天然原石・未カット物)0.43ct、ミャンマー産SPINELスピネル和名:尖晶石硬度:7.5~8.0分類:酸化鉱物(マグネシウム、アルミニウムの酸化物)晶系:等軸晶系/八面体化学組成:MgAl2O4劈開:なし比重:3.59~4.12屈折率:1.71~1.73蛍光:強蛍光のものもあり(主に赤系の石)条痕:白主な色:赤、青、紫、ピンク、オレンジ、緑、黒など多彩非常に色のバリエーションが豊富スピネルだけを集めるコレクターもいるほどで、同じような色であってもそれぞれ微妙に色合いが違い面白い石ただし黄色のスピネルのみ、あるかないかわからない「幻の石」となっています昔からあるとは言われているものの鑑別書付きでのイエロー・スピネルは誰も見たことがなく、今現在はないと言わざるを得ないかもしれませんこの二つの石も「イエロー・スピネル」として売られていたものでしたが、鑑別に出してみると左がジルコン、右がガーネットの項目で紹介してるようにトパゾライトでしたこのほかクリソベリル、トルマリン、ヘッソナイト・ガーネットだったという方もいましたので、イエロー・スピネルを購入する際は覚悟してから購入してくださいwスピネルは鉄、クロム、亜鉛、マンガンなどの不純物の影響で赤、緑、黒など多彩な色になる。その中でも色が濃く、美しい赤いものは「ルビー・スピネル」と呼ばれ古くから価値のある宝石とされてきました。かつて赤いスピネルはバラス・ルビーと呼ばれ、ルビーの一種とされてもいました。マルコ・ポーロの「東方見聞録」にはスピネルがバラス・ルビーの名で登場しています。このほか有名なところでは「黒太子のルビー」がありますイギリスのエドワード皇太子(あだ名がブラック・プリンス)が170ctの赤い石をカスティリヤ(現スペイン)から贈られたのですが(1367年)、当時これはルビーと信じられていましたしかしそれから4世紀のちに石の素性が明かされルビーではないことがわかり、それからさらに3世紀のちに「国宝」として王冠に留められ、今も崇められています。これはひとえにその類い稀な美しさと素晴らしさのためでしょうまた同じくイギリスの王室に伝わる「ティムール・ルビー」もスピネルですさてではそのカラーバリエーションが豊富で美しさも十分であるにもかかわらず、美しいレッド以外はいまだ人気薄なwスピネルをご堪能ください13石合計4.78ctタンザニア産以下はこの中の一部を個別に撮影したものこちらはラウンドのスピ各色それぞれレッド・0.13ct、パープル・0.12ct、ブラウン・0.12ct、ピンク・0.11ct中国・雲南省・金平地方産カラーチェンジ・スピネル0.65ct、スリランカ産(分光検査によりコバルトスピネルではないと思われる)カラーチェンジするスピネルの大半はコバルトスピネルで普通のスピネルのものは珍しい何色といっていいのかわからないスピネルw0.65ct、ミャンマー産、4.4×4.9×3.1mmガーノ・スピネル0.61ct、スリランカ・ラトナプラ産非常に濃い青色で光を通さない状態だと真っ黒wスター・スピネル0.78ct、スリランカ産、サイズ5.8×4.5×3.0mmブラック・スピネル0.970ct、ミャンマー・モゴック産ブラックとはなってますが若干紫っぽいですスピネル・キャッツアイ1.95ct、スリランカ産、10.1×7.1×2.9mm地色が半透明の紫に割とシャープなシャトヤンシーがでますスピネル各色(低品質)カットが雑だったりインクルばりばりだったりとかなり低品質
2008.07.30
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ナチュラル・シトリンマダガスカル・イテレモ産、6.57ct、10.9×13.5×8.4mmCITRINEシトリン和名:黄水晶硬度:7.0分類:酸化鉱物(二酸化ケイ素)晶系:六方(三方)晶系/両錐六角柱状化学組成:SiO2劈開:なし比重:2.26屈折率:1.544~1.553副屈折率:0.009蛍光:なし条痕:白主な色:黄色、茶色誕生日石:2月27日・アメシスト&シトリン(アメトリンのことでいいのだろうか?) 8月1日 ・シトリン不純物として鉄を含んで黄色くなった石英実は天然で綺麗な黄色のシトリンというのは極めて希産で、今現在流通しているシトリンのほぼすべてが大量に採れるアメジストを加熱処理で黄色くして「シトリン」として売られてます。無色クォーツからも作られているようですがこちらは加熱ではなく放射線処理。あまりにも一般的なためにあえて処理石として書かれてもいないですから誤解している人も多いですね。 たとえわずかでも上の画像のように綺麗な「天然」シトリンが存在する以上、処理石は処理石といて表記してもらいたいものです。 ちなみにアメジストとシトリンの混在したバイカラークォーツ「アメトリン」も最近では加熱処理で作れるそうです レモン・シトリン4.6ct、産地不明こちらは確認していないがおそらく処理石。処理石だとすればこれは水晶から?オレンジシトリン3.8CT、産地ブラジルこれも確認していないがおそらく処理石。アメジストからのものか?処理石の区別はオレンジがかったものはアメジストから、黄緑がかったものは無色クォーツからということだそうですが、ぱっと見てわかるものではありませんね上の二枚の画像はなんとなくそれっぽいですけどねシトリンに関してはナチュラルの表記がなければ処理石だと思ってよいでしょう
2008.07.28
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0.68ct、パキスタン・サカドゥ産、サイズ6.1×6.2×3.3mmZOISITE和名:ゆう簾石(色によって変化。例:桃簾石、緑簾石)硬度:6.5~7.0分類:ケイ酸塩鉱物晶系:斜方晶系化学組成:Ca2Al3(SiO4)3OH誕生日石:6月23日(ルビーインゾイサイト) 9月1日(タンザナイト) 「ゾイサイト」と聞いてもわからない人のほうが多いかもしれませんが、「タンザナイト」と聞けばわかるかもしれませんね実はタンザナイトという名前はゾイサイトの青紫色のものを、鉱物名にちなむ「ブルー・ゾイサイト」と呼ばずにあのティファニーが産地にちなんで「タンザナイト」とつけたものでいわば商用名ですそしてこのタンザナイトあまり知られてないようだが、今現在市場に流通している物は、ほぼ100%加熱による人的処理が施されておりますつまり「タンザナイト」にナチュラルはないといってもいいでしょうで、この画像というか私の所有するゾイサイトは加熱などのエンハンスやトリートメントの施されていない「ナチュラル」のゾイサイトで、宝石屋さん風に言うのであれば「ファンシーカラー・ナチュラル・タンザナイト」と言ったところでしょうかと言っても実はこのグリーン系のゾイサイトは加熱しても青くならないのですけどねwこちらはそのブルーゾイサイト(タンザナイト)のルースちょっと薄いですがw下の画像はブルー・ゾイサイトのリングサイズが小さくはめれませんけどねw
2008.07.27
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