DAIの宝石箱

DAIの宝石箱

PR

コメント新着

五十六@ Re:第29回石ふしぎ大発見展(大阪ショー2023)戦利品報告(05/02) お久しぶりです ドラゴンガーネット、私…
CATDAI@ Re[1]:ムーンストーン(11/07) miimyさんへ コメントありがとうございま…
miimy@ Re:ムーンストーン(11/07) 2023年4月にこちらのブログにたどり着…
CAT'sDAI @ Re:池袋ショー番外編(12/16) そもそもがカボッションに加工するのが凄…

サイド自由欄




プロフィール

CAT'sDAI

CAT'sDAI

お気に入りブログ

【海外】デアゴステ… レッサーかずさん

2024ホセ・カレーラ… 踊るひつじさん

*ルースは裸のままが… ぽてpoteさん
「楽天プラチナ会員… パワフルスーパー主婦さん
チラシの裏で悪かっ… ももっちゃんさん

キーワードサーチ

▼キーワード検索

2015.07.08
XML
カテゴリ: 宝石関連色々
ここ最近石友さんたちで流行してるガラスカットに便乗してガラス特集ー

ガラス GLASS
和名:硝子
モース硬度:5.5~6.0
晶系:非昌質
化学組成:人工ガラスの主流はソーダ石灰ガラス
劈開:なし
比重:2.35~2.62
屈折率:1.480~1.510

分散度:0.010
蛍光:なし(添加剤によりあるものもある)
条痕:ガラスによる
主な色:着色成分により各色自在
多色性:なし(トンボ玉などだとまれにあることも)


単に「ガラス」といった場合は人工合成のガラスを指し、
天然の物は天然ガラス としてある
天然ガラスの主なものはオブシディアン(黒曜石)やインパクトガラス(リビアングラスやモルダバイトなど)などであるが、岩石中にガラス質のものが含まれるものも多く存在する
ホウ酸 (B2O5) 、リン酸 (P2O5) 、ヒ素やイオウもガラス化する物質である
また琥珀もガラス化した物質と言えますね


人工ガラスの作成法としては

気相法(PVD法、CVD法)では光ファイバー用シリコンガラスを作ったり、
ゾル・ゲル法という作成法もあるそうだ

さて今回の特集では天然ガラスはさておいて、合成ガラスに焦点をあててみようと思います


なによりもまず着色成分を見て行きましょう
金(純金)(王水で溶かすそうだ) 赤色、赤紫色、青色

銅(酸化銅) 赤色、緑色、青色
鉄(塩類) 緑色、黄色
錫(酸化錫) 不透明
セレン(金属セレン) 赤色、橙色
ウラン(塩類) 黄色、黄緑色
コバルト(酸化コバルト) 青色、黒色
マンガン(二酸化マンガン) 紫色、黒色
カドミウム(硫化カドミウム)黄色
クロム(重クロム酸ソーダ)緑色
アンチモン(硫化アンチモン)黄色
チタン(酸化チタン)黄色、青色
カルシウム(弗化カルシウム)乳白色
長石、乳白色
ニッケル 青色、紫色、黒色
ディディミウム 緑色、赤色
硫黄 茶色
ネオジウム 青~紫色、赤色
エルビウム 薄いピンク色
セリウム 薄い黄色(単体では発色せずチタン併用)
プラセオジム 淡い緑色
ランタン (着色しない、光学効果発現)
バナジウム 黄色、緑色
バリウム 半透明
などなど
非常に多くの着色剤がある様子ですね
このメインの着色剤のほかに添加剤を足すことがほとんどですが
添加剤まで網羅してもガラス作るわけじゃないんで割愛しますw



さーてさーてお待ちかねの写真で特集を組んでみましょう
まずは天然ガラス
オブシディアン(黒曜石)
オブシディアン原石
重量計測不能(100ct以上)
長野県小県郡長和町和田峠産

RIMG1062.jpg
NNオブシディアン(天然黒曜石)
0.54ct
東京都・神津島・神津村産

現状これ以上のはないかも?と思わせる究極の夢の石「透明な黒い宝石」に一番近い石です

RIMG1276.jpg
神津島黒曜石猫眼石(神津島オブシディアン・キャッツアイ)
0.84ct
東京都・神津島村産
上記神津島産のキャッツアイバージョン
透明な黒さは若干落ちるものの猫眼パッチリで可愛い子

オブシディアン(アパッチ・ティアー)

オブシディアン(アパッチ・ティア)
5.00ct
アメリカ・アリゾナ産

オブシディアン
オブシディアン・キャッツアイ(シルバー・オブシディアン)
3.16ct
アメリカ産

ここからはインパクト・ガラス特集~
モルダバイトルース
モルダバイト
1.65CT
ボヘミア・チェコ・モルダウ産

モルダバイト原石
モルダバイト原石
3.07CT
ボヘミア・チェコ・モルダウ川産

リビアン・グラス
リビアン・グラス
3.83ct
エジプト・リビア砂漠産

モルダバイト2
モルダバイト
1.08ct
チェコ・モルダビ産
ちょっと薄めの変わった子

もう一個ダーウィングラスがあるのですが写真行方不明・・・・
まぁかなり小さなカケラの原石なので割愛しておきましょう

さてお次からは合成ガラスです
今回はこっちがメインでしょうかねぇ
ウラニウム・ガラス通常
ウラニウム・ガラス
8.38ct
アメリカ・アーカンソー州・オハイオ製

ウランガラス
ウランガラス(ウラニウム・グラス、ウラニウム・ガラス)
1.39ct
製造国不明
1900年頃製造のアンティークガラス
かなり変わった色のウランガラス

コバルトグラス
コバルトグラス
1.28ct
製造国不明

ザンドライト蛍光灯下
ザンドライト(蛍光灯下)
0.91ct
製造国不明
商用名がザンドライトではあるが、その正体はカラーチェンジするタイプのガラスです

ローマングラス
ローマングラス
2.46ct
アフガニスタン出土

紀元前1世紀~紀元後4世紀ごろのガラスが、地中の成分により銀化、結果見事な虹色が出てる古代ガラス
薄い薄片なのが残念だ

RIMG1181.jpg
(ネオジムガラス製)蜻蛉玉
8.96ct
製造国日本

RIMG1092.jpg
新島ガラス(抗火石(コーガイシ))
2.56ct
東京都新島村産

着色成分として抗火石をいれるとこの色になるガラス
新島特産?

RIMG1088.jpg
リパリーガラス
4.20ct
イタリア・リパリ島産

こちらも抗火石を使ったガラスですが、
リパリ島産の抗火石を使うとこの色になるんだそうだ

手持ちはこんなものかなー

たかがガラスされどガラス
割れやすい欠点はある上に割れると尖るから危ないけど
綺麗なのよねー
まぁ着色しだいで色んなのが作れる っての魅力でしょうか





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2015.07.08 19:28:46
コメントを書く
[宝石関連色々] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: